国狭槌神は、豊受大神と同一であり、熊野信仰の本地仏では、文殊菩薩です。国狭槌神は、熊野速玉大社の神と見られています。
国狭槌神は志摩では伊雑宮の御田に関係する地域に祀られ、磯部町五知、桧山は伊雑宮の祭事を行う六郷のうちの二つが磯部神社に合祀されています。
五知の名前はこの神様に由来していると見られ、五知は文殊菩薩の剣も表すらしいです。(右手に持っている智恵を象徴する五智の剣にちなんでいると思われます)
文殊菩薩の、智慧の高さをあらわす言葉に「三人寄れば文殊の智恵」という言葉があるように、日本には三大文殊(安倍文殊・切戸文殊・亀岡文殊)があります。
安倍文殊は騎士像として彫られていて、獅子にまたがり右手に剣を持ち、左手には蓮華を持っている姿に彫られ、これは一般的に渡海文殊と言われています。
渡海文殊とは獅子にまたがり、海を渡ってくる文殊を表したものです。
切戸文殊は九世戸文殊、知恵の文殊とも呼ばれており獅子にまたがり、インドから中国へ旅をした姿に表わされています。
亀岡文殊は807年に勅令で徳一という人物が文殊菩薩を大聖寺に安置したと言われており、文殊寺とも最初は名乗っていたほどであり、江戸時代には朱印状が与えられるほど文殊菩薩が信仰されていたそうです。
文殊というと、原発の名前についた、福井県敦賀市にある「高速増殖炉”もんじゅ”」の名前で今は割と有名になっています。
日本に高速増殖炉は、茨城県那珂郡東海村に開発の第1段階である実験炉「常陽」、福井県の「もんじゅ」 がありますが、プルトニウムは、わずか1グラムで何百万人も殺せる猛毒で、しかも同時に新たなプルトニウムを生み出すという、特殊な原子炉です。
「もんじゅ」の名前の由来は、文殊菩薩から来ていて、なぜこんな危険な施設の名前に使用されているのかわかりません。どちらかと言うと問授母殺みたいです。
母なる海や大地の危険を脅かしたり、殺すような問題を次々と授けられてます。
この、もんじゅのある福井県には、「文殊山」という頂上は海抜365m山があります。養老元年に 泰澄大師が開山した、白山信仰が広がり、泰澄大師の生誕地のここは古くから多くの信徒で賑っていてきました。
登山道からは奥越山塊の上に白山も見え、福井平野も一望できます。
文殊山の名は昔から著名で、越前五山のひとつとして、また角原地区からの眺めが富士山に似ているというので別名「角原富士」として崇められてきました。
さらに、山頂には陰陽五行の青龍、白虎、玄武、朱雀、黒龍などを示す五神の岩や石が 配置されていてるそうです。
また、文殊山は越前五山の一つで中心に位置していて、東に白山、南に日野山、西に越智山、北東に吉野ケ岳と五つで越前五山となります。
山上の本堂(大文殊)には泰澄大師ご自作、文殊菩薩、奥之院堂(大汝)には正観世音菩薩を、室堂(小文殊)には阿弥陀如来像が安置されており、毎年4月25日文殊祭りもあり、前夜の24日夜は 山頂に文殊菩薩の「文」の文字を電飾で描く「児の火(ちごのひ)」が 点灯されます。
大文殊には「金剛岩」、奥の院には「胎内くぐり」の大岩があり、金剛界・ 胎蔵界の両曼荼羅世界を表しているとみられる。 西行が当地を行脚した際「越しに来て富士とやいはん角原の文殊が岳の雲のあけぼの」と詠んでいます。
なんとなく、ここは伊勢の志摩のようです。文殊菩薩は、国狭槌神・正観世音菩薩は豊玉姫の子供・阿弥陀如来が国常之立神の化身とされるのですが、三柱の神様がいて、磯部町の五知の剣ような山があり、獅子が鮫となり、渡海しました。
しかし、一柱の神様を傷つけたことが腹ただしくて、原子炉の[もんじゅ]が設置されました。機織りの姫の化身が漁師により殺されたの怨みのような感じ…。
日本は二度も、アメリカ合衆国によって、第二次世界大戦で核爆弾を落とされていて、その核の恐ろしさと悲劇は、未来の平和のために風化させることなく、伝えて行こうとしている国です。
こんなに被害にあい、悲しい目に遭っているのに、懲りないんだなぁ。
本当は、一番、強く反対してもおかしくない国です。日本にしか、できないかもしれないです。
しかも、プルトニウムはヨウ素・ウランの数万倍危険といわれて、その強い毒性は多くの学者に指摘しており、「かつて人類が遭遇した物質のうちでも最高の毒性を持つ」と、言われています。
あのフランスも高速増殖炉の開発は諦めているくらいです。
1945年8月9日にプルトニウムを原料にして長崎に投下された、原子爆弾により亡くなった方は、わかっているだけで約7万3千9百人、負傷者約7万4千9百人、その後も原爆症に悩まされた人おり、広島に投下された原爆により亡くなられた方は、、9万人~12万人、合わせて約26万8千8百人と言いますから、その被害は、甚大です。
福井県は「越の大徳」とも称される、泰澄上人の生誕の地で白山信仰が盛んな土地でもあります。
二度も起きた、もんじゅでの事故や20km圏内にある、敦賀原発では93年3月と96年12月に、二度にわたって一次冷却水漏出事故を起こしたり、99年7月に配管の亀裂事故が起きています。最近の事故では2号機排気筒から微量の放射性ガスが通る配管に33カ所の微小な穴が開いていて漏れていたことを明らかにしていますし、2004年8月25日に美浜原発3号機で蒸気噴出事故で5人の方が亡くなっています。
この事故は何か意味のあるものかもしれません。
正直いうと自分の家の近くに、原発はなかったし、考えることもありませんでした。
震災が起きてから危険だと、わかりました。
核実験や核爆弾の製造には、注意しよう、根絶しようと呼びかけたりしたのに、材料のウランやプルトニウムが使用されている、原発のことは、今回の震災を受けてからのことでした。絶対の安全は、福島原発の例を見てわからないですよね。
もう、原子力による発電ではなく別の方法を考える時期なのだと思います。
特に、地球を自然をこれ以上、汚したりいじめたりしないでほしいです。ものを言わない自然はただただ、私たちに与えて、私たちはそれに今まで、甘えて、深く考えずに、よく話し合いをせずにに進めて来たように思います。
1956年に初めて東海村に原子力発電所ができましたが、もう、55年も経っています。80年代にしても、30年近く経っているのですから、今の時間の経過の速さからすると、とても古いもので、それにしがみついて新しいことを起こしたくないのかもしれません。
でもそれじゃ、ダメなんでしょう。時代に合わせたやり方を考えて、生きていくようにしなくては、私達は神から、自然も人間も公平な条件もとで、共に、この世に生かされているのですものね。
人間だけの好き勝手には出来ませんよね。多分…
子供たちの時代には、どうなっているのか心配でもあります。
廃炉は難しいという声もありますが、諦めず、山や草花、水、土、など自然を愛する心を思い出して、触れてみましょう。
正しい目には、正しい芽が宿り成長し、愛が実と思います。正しい心は、きっと人へも伝播します。その愛があれば、きっと大丈夫です。
地球を愛する心を大切にし宇宙のような広い心でいたいものです。
以前、敦賀に行ったとき、帰り道は、若狭までドライブして通って帰ってきました。潮風が気持ちよくて、海がキレイでした。日本海は海の色が一層、青いようです。
敦賀で泊まった、旅館の名前は忘れもしません。本当は漢字で書きますが、カタカナでは、ジ○ベイです。鮫の種類でもありますね。
お墓があることは、書くとお客さんの入り悪くなりますよね。だから、これも縁かな?って思うけど、雑誌って写真の載せ方上手です。じゃら○にはやられた(;^_^A
私達が、夏にこの旅館に泊まったのは、2001年のお盆です。
その9月11日にニューヨークで同時多発テロがありました。そのすざまじい映像は、目に焼きついています。
同時多発テロを思い出すと、その前日の10日に、独身時代にとても仲良くしてくれた会社の先輩に赤ちゃんが生まれて、嬉しかったのも思い出します。
綺麗で優しくて面白い、高樹澪に似てるお姉さんでした。私と同じ年に結婚したのだけど、赤ちゃんが、なかなかできなくてやっと生まれた男の子でした。
本当だったら私も同じ年の子供が生まれるはずだったのだけど、私の赤ちゃんの分まで元気に育ってほしいと…図々しく思い、お姉さんに生まれて本当によかったって、喜びました。
お姉さんの旦那さんは、コメディアン?俳優のきたろうさんに似てて、産後お姉さんメールできないからって、旦那さんが代わりにメールをくれました。
「敬愛するお姉さんに、赤ちゃんが出来て私も嬉しいってメールしました。」
敬愛って大袈裟かな?と思ったけど、本当に好きだったんだよね。
姉がいないから、憧れていたんだろうか?私っていつもお姉さんがキャラの友人のパターンが多い?
お姉さん、この後で静岡の浜松に転勤して、あんまり会えなくなったけど、昨年末に、また石川に戻り白山市に住んでいます。
また、会いに行こうっと。
今日もご訪問をありがとうございます。