春はハナネコノメやキバナハナネコノメにはじまるネコノメソウの季節ですね。
似てる〜!!!
一番上だとちょっと黄緑色のところがあるかなぁくらいでよく似ています。葉の色もあってこれをヨゴレとされている例多いですね。二番目、三番目とどんどん咲いてくると花序の近くの葉も明るい色に変わってくるようではっきりとヨゴレじゃないと感じられますね。萼裂片は「平開」&「黄緑色」ですね。
インスタでも頻繁にアップされています。
気になるのはイワボタンの変種であるヨゴレネコノメとニッコウネコノメソウの混同が多いことです。
そんな画像をいっぱい見ているうちに自分が違っているかもと思いはじめましたのでこの際きちんと整理してみたいと思います。
前回も紹介した いがりさんのネコノメソウ 完全版のポイントにそって比較してみます。
ポイントは、萼裂片の開き具合、その色、雄しべの数、葯の色、その他
イワボタン
直立〜斜開、淡緑色〜黄緑色、(4〜)8個、黄色(稀に帯赤褐色)
ヨゴレ
ほぼ直立、暗紫褐色、主に4個(〜8個)、暗紅紫色
ニッコウ
斜開〜平開、緑色〜黄緑色、8個、暗紅紫色
問題の2つを写真で見てみました。
ヨゴレは高尾山にあったものです。
区別のポイントの萼裂片ですが、
上の写真だと咲く前なのか咲いている状態なのか見分けにくいです。
下の写真は黄色い花粉がでている状態なので咲いていると思われ、直立のままで色もあっています。
雄しべの数は少なそうですが写真では数えられませんでした。
ヨゴレの差別ポイントは萼裂片が「直立」&「茶色ぽい」ことですね。
残念ですがまだ山梨で見かけたことはありません。
一方、ニッコウですが、
似てる〜!!!
一番上だとちょっと黄緑色のところがあるかなぁくらいでよく似ています。葉の色もあってこれをヨゴレとされている例多いですね。二番目、三番目とどんどん咲いてくると花序の近くの葉も明るい色に変わってくるようではっきりとヨゴレじゃないと感じられますね。萼裂片は「平開」&「黄緑色」ですね。
最後にイワボタンとのはっきりとした差異が葯の色と萼裂片が平開しないことですが、咲いてる途中は開き加減は見分けにくいので葯の色が黄色ならイワボタンかなぁと。過去の写真をだいぶ見たのですが見つかりませんでした。
見つかり次第、追記します。