ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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Blur - Coffee & TV (日本語訳付き曲解説)

2022-05-22 14:46:46 | 日本語訳付きの曲解説
好きな洋楽の日本語訳(和訳)付き曲解説。

※他の日本語訳(和訳)付き曲解説記事はこちら。


今回紹介するのは、
人付き合いが苦手な人の弱音や泣き言と、
俯瞰から見た客観的な意見が入っている、
内省的でメランコリックで物悲しいけど切ない感じもある歌詞の、
シンプルで軽やかでポップでキャッチーで、
センスに溢れていて「軽妙」さがある、
「Blur」の「Coffee&TV」という曲です。

なお「Blur」は、
行間を読め的な文章や単語だけだったり、
捻くれた言い回しもあったりで、
普通に訳すとニュアンスや意味が伝わりにくいので、
いつもより意訳が多めです。あしからず。



◆Blur - Coffee And TV (Official Music Video)

Do you feel like a chain store?
(チェーンストアみたいな感じなの?)
Practically floored
(実際に並んでるのは(=目の前にある物は)
One of many zeros
(沢山のゼロの物(=価値の無い物ばかり)
Kicked around bored
(退屈で仕方ないよ)
Your ears are full but you're empty
(耳はいっぱいなのに空っぽなんだ)
Holding out your heart
(心の中を打ち明けてみても(=悩みを吐き出しても)
To people who never really
(誰に対しても真剣に向き合おうとしないのに)
Care how you are
(心配なんかしてくれないよ)

So give me coffee and TV
(だからコーヒーとTVをくれよ)
Easily
(気楽なんだ)
I've seen so much
(多過ぎるくらい見て来た)
I'm goin' blind
(目が見えなくなってきたよ)
And I'm brain-dead virtually
(だから脳死状態と同然なんだ)
Sociability
(社交性だって)
Is hard enough for me
(僕にはどうしても無理だよ)
Take me away from this big bad world
(この大きな悪い世界から僕を連れ出してよ)
And agree to marry me
(そして僕との結婚を受け入れて)
So we can start over again
(そうすればもう一度やり直せるんだ)

Do you go to the country
(田舎に行こうとしてるのかい)
It isn't very far
(それほど遠く離れてないよ)
There's people there who will hurt you
(君を傷付ける人がそこにも居る)
'Cause of who you are
(自分が何者かすら分かってないんだから)

Your ears are full of their language
(君の耳はあいつ等の言葉でいっぱいだ)
There's wisdom there you're sure
(そこに(生きて行く為の)知恵があるって思い込んでしまっている)
'Til the words start slurring
(言葉を受け流せるようになるまでは)
And you can't find the door
(ドアを見つける事は出来ないよ(=今の状況から抜け出せないよ)

So give me coffee and TV
(だからコーヒーとTVをくれよ)
Easily
(気楽なんだ)
I've seen so much
(多過ぎるくらい見て来た)
I'm goin' blind
(目が見えなくなってきたよ)
And I'm brain-dead virtually
(だから脳死状態と同然なんだ)
Sociability
(社交性だって)
Is hard enough for me
(僕にはどうしても無理だよ)
Take me away from this big bad world
(この大きな悪い世界から僕を連れ出してよ)
And agree to marry me
(そして僕との結婚を受け入れて)
So we can start over again
(そうすればもう一度やり直せるんだ)

So give me coffee and TV
(だからコーヒーとTVをくれよ)
Easily
(気楽なんだ)
I've seen so much
(多過ぎるくらい見て来た)
I'm goin' blind
(目が見えなくなってきたよ)
And I'm brain-dead virtually
(だから脳死状態と同然なんだ)
Sociability
(社交性だって)
Is hard enough for me
(僕にはどうしても無理だよ)
Take me away from this big bad world
(この大きな悪い世界から僕を連れ出してよ)
And agree to marry me
(そして僕との結婚を受け入れて)
So we can start over again
(そうすればもう一度やり直せるんだ)

Oh...we could start over again
(ああ…もう一度やり直すんだ)








自分では言われた通り頑張ったつもりだけど、
色々見過ぎて&聞き過ぎたのもあり、
何が正解かも分からなくなって来て、
社交性が無いのもあり、
人付き合いも上手くいかないわで、
弱音を吐きたくなるくらい落ち込んでるけど、
「自分自身のせい」だと理解しており、
サビで泣き言を言って「世界が悪い事」にして妄想に走りつつも、
それが無理だと分かってる感があるという、
ロンドンの中流階級の捻くれたインテリによる、
イギリス的な自虐的なブラックユーモア満載の歌詞で、
人間関係に疲れた時に聞くと中々に染みる&刺さる…

でも聞き終えると、
凄く元気になる訳では無いけど、
微妙に癒されるというか元気をくれる感じがあるように、
曲自体はギターとキャッチ―なメロディーで構成されていて軽やかさがあって、
シンプルでいてセンスが光る演奏とアレンジという、
絶妙な雰囲気がある「軽妙」な曲なのもあり、
決して暗いだけの曲にはなってないんだよねー!
メランコリックだけどポップで、
内省的で切ないけど軽やかさとユーモアもある!

「社交性」という言葉とは正反対に居るような、
「人付き合いが苦手な人」には中々に共感出来る歌詞であり、
物悲しい感じや寂しい感じがありつつ、
良い意味で軽さや自虐的なユーモアがあって、
「人生って本当に難しいよね…」とも考えさせられる、
切なくて深み溢れる曲かと。良曲!


そしてこの曲は見ての通り、
MVも感動的で深くてエモくて素晴らしんだよねー!
牛乳パックの通称「ミルク君」が、
行方不明になってる「Graham Coxon」を
探しに行くストーリーになっていて、
基本的には曲調にあったポップでキャッチーで軽やかな感じながら、
ブラックな物含めてユーモアもあるし、
生きる(仕事をする)事の大変さも描いているように、
歌詞のような暗い雰囲気や切ない雰囲気も出ていて、
深くてエモくて実に素晴らしい!
見てると「ミルク君」を応援せざるを得ない!
最後は感動的な終わり方で泣ける…
本当に素敵なMV!大好き!



ちなみに、
終盤に家族が自分を探していると知って、
家族に会いに行くために、
こっそりバンドから居なくなる「Graham Coxon」が、
この後に本当にバンドから居なくなる(脱退する)という、
皮肉な出来事が起きたりしますw
そして数年後に復帰した時に、
メディアやファンから散々このMVを引き合いに出されて弄られて、
「また居なくなろうと思ったよw」とか言ったりするんだよねーww
こういうユーモア好きw!

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