ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

コアでマニアックな洋楽に坂道シリーズにアニメと声優が好きな
マイノリティによるブログタイトル通りのカオスなブログですw

Saosin - Is This Real(日本語訳付き曲解説)

2022-01-24 10:27:04 | 日本語訳付きの曲解説
好きな曲の日本語訳(和訳)付き曲解説。

Saosin3曲目。

※「Saosin」1曲目の「Sleepers」はこちら。
※「Saosin」2曲目の「It's So Simple」はこちら。
※「Saosin」4曲目の「Seven Years」はこちら。
※他の日本語訳(和訳)付き曲解説記事はこちら。


今回は、
今の自分は「リアル」なのか、
「リアル」とは一体何なのかと、
思案して葛藤しつつ、
最終的に何かを悟って、
達観するような感じの、
「リアルって何なん?」って歌詞の
「Is This Real」という曲です。

なお「real」は、
(想像・空想でなく)「現実」
(名目上・表面的ではない)「本当」
(紛い物ではない)「本物」など、
複数の意味が入っていて、
一つの言葉に断言出来ないので、
あえて日本語に訳さずに「リアル」表記にしてますので、
上記した三つの意味を含んだ言葉として読んで下さい。



Saosin - Is This Real

Time's runnin'out and I have been betrayed
(裏切られて時間切れになった)
Gotta cast my stone into the lake
(湖の中に石を投げ入れないといけない)
(it didn't work, I didn't feel it sink in)
(上手くいかない,沈んだようには思えない)
That's all it takes my son then you are safe
(僕の息子なら君は安心ってだけの事)
When the end comes, everything's okay
(いつ終わりが来たって,全てが上手く行く)
(we take it back, you take it away)
(僕達でやり返すんだ,さあ行こうぜ)

Take my skin, we're diving in
(酷い目にあって,僕達は飛び込む)
It doesn't make a difference if I sink or swim
(沈むか泳ぐかに違いなんてない)
Theres a line drawn thin or so they tell me
(そこには線が薄く引かれてるとみんな言うけど)
I'll never know the difference if we..sink or swim!
(僕には沈むか泳ぐかの違いなんて決して分からないんだ!)

Is it real, the choices that we make
(リアルなのだろうか.僕達が行う選択は)
The smiles that we fake
(僕達が作り上げる笑顔は)
I know it hurts but is it real
(傷ついたのは分かってるけどリアルなのだろうか)
The choices that we make
(僕達が行う選択は)
The smiles that we fake for my own sake
(自分の為に作り上げる笑顔は)
I know it hurts but is it...
(傷ついてるのは分かってるんだけど…)

I can't help feelin' like I've been betrayed
(裏切られたように感じずにはいられない)
Shoulda cast that stone into the lake (stone into the lake)
(湖の中に石を投げれば良かったんだ)(湖の中に石を)
Chased in the wrong direction, led astray
(間違った方向に追いかけられ,迷子になる)
And I know you don't believe a single word you say
(そして一言も信じてはいないのは分かってる)
(I can't believe that you can)
(それを出来るなんて信じられない)

Take my skin, we're diving in(we're diving in)
(酷い目にあって,僕達は飛び込む)(僕達は飛び込むんだ)
It doesn't make a difference if I sink or swim
(沈むか泳ぐかになんて違いなんかない)
Theres a line drawn thin or so they tell me
(そこには線が薄く引かれてるとみんな言うけど)
I'll never know the difference if we..sink or swim!
(僕には沈むか泳ぐかの違いなんて決して分からないんだ!)

Is it real, the choices that we make
(リアルなのだろうか.僕達が行う選択は)
The smiles that we fake
(僕達が作り上げる笑顔は)
I know it hurts but is it real
(傷ついたのは分かってるけどリアルなのだろうか)
The choices that we make
(僕達が行う選択は)
The smiles that we fake for my own sake
(自分の為に作り上げる笑顔は)
I know it hurts but is this..real...is this real
(傷ついてるのは分かってるんだけど…リアル…これがリアルなのか)

I don't want to buy into the lie
(嘘に巻き込まれるのはごめんだ)
Stare up at the sky but is it real?
(空をじっと見上げてるけど,これがリアルなのか?)
Show me somethin' real.
(何かリアルを見せてくれよ)
I don't want to buy into your lies
(嘘に巻き込まれるのはごめんだ)
Stare up at the sky and say
(空をじっと見つめて言う)
I surrender myself for this, I'll take the blame
(僕は自分自身の為にそれを諦める,非難も受け付ける)
I surrender myself for this, I'll take the blame
(僕は自分自身の為にそれを諦める,非難も受け付ける)

For peace or war, for rich or poor
(平和か戦争の為に、富か貧困の為に)
For loss, for gain, for everything that I loved
(失った物の為に、得た物の為に、愛した全て物の為に)
I see, I feel,
(分かるんだ,感じるんだ)
I've become one with words not real to me
(自分にとってリアルではない言葉と一体になった)
So I'll stare in silence
(だから僕は黙ってじっと見つめる)
Forward, backwards
(進んで、後退して)
Just to realize we all fall..down
(ただ僕達はみんな落ちていくんだと実感しながら…倒れるんだ)

Is it real, the choices that we make
(リアルなのだろうか.僕達が行う選択は)
The smiles that we fake
(僕達が作り上げる笑顔は)
I know it hurts but is it real
(傷ついたのは分かってるけどリアルなのだろうか)
The choices that we make
(僕達が行う選択は)
The smiles that we fake for my own sake
(自分の為に作り上げる笑顔は)
I know it hurts but is this..real...is this real
(傷ついてるのは分かってるんだけど…リアル…これがリアルなのか)
Is it real
(これがリアルなのか)
I need to know, is this real
(知る必要がある.これがリアルなのかを)








過去を振り返ったり、
周囲を見て「焦燥感」を感じつつ、
生きていく上で「リアル」とは何かと思案してるような、
哲学なんかも入っていて深いのが特徴的な歌詞なんですが、
「分かり難い表現」や「例え」が多いのも特徴で、
そのまま読んでも意味が分からない部分が多くあるんですよねー

少し自分なりの解釈書いてみると、
「僕の息子なら~」の部分は、
「人はみんな神様の子供なんだから安心」的な意味合いで、
「神様が見ていて下さるから安心」と言ってる人や
物事を軽く考えて大丈夫だと言う人(目の前の問題から目を逸らす人)への
「皮肉」が入ってると思いますし、
「石を投げ入れないといけない」は「現状を変えなければ(何かしないと)いけない」
「沈むか泳ぐかの違いなんて分からない」は「成功するか失敗するかなんて分からない」
「ただ僕達はみんな落ちていくんだと実感しながら…倒れるんだ」というのは、
「最後には誰もが衰退していくのを実感しながら死んでいく」という意味合いで、
それが唯一分かった「リアル」な事なんでしょうが、
それを「自分にとってリアルではない言葉」と表現してるように、
(※「自分にとってリアルではない言葉と一体になった」は
「生きる事と死ぬ事が同じ事だと気付いた」という意味合いです)
「衰えて死ぬ」という事を理解したくないと思ってるようなんだよね…
でも「生」と「死」は表裏一体であり、
いろんな物や想いの為に人は生きて死んでいくというのは変えられない訳で、
それがずっと求めていた「リアル」の一つだというのが何とも「皮肉」ですが、
伝え方(表現の仕方)としてはクールだと思う。

今回の曲は以前に訳した曲が収録されたアルバムから、
約3年後に出たアルバムからの曲というのもあり、
いろんな経験をしたから見えてきたであろう事が、
歌詞の中に多く入っていて、
言い回しに工夫があったりもしますし、
更に深みが増してますし、
同じように構成や演奏やアレンジも深みが増して、
以前より緩急も効いてますし、
より巧さを感じられる場面が増えてるのもよいよい。
最後は「リアルを知る必要があるんだ」と、
宣言するように終わってますし、
ラスサビ前の「I surrender~」の所からが絶妙で、
悟った感が凄くあり、
心の霧が晴れて視界が開けたような雰囲気もあるので、
全体的に見れば、
いろいろ葛藤して思案したりしつつも生きて行くんだ的な、
前向きな曲に仕上がっているのもエモくてよいよい!

(※最後はいきなり意訳入れるのもあれなんで、
「知る必要がある.これがリアルなのかを」と普通に訳してますが、
ラスサビ前に「リアル」を理解してるので、
個人的には「生きる意味を知る必要があるんだ」という意味合いの方が強いと思ってます)


なお「cast my stone into the lake 」は、
ことわざみたいな意味があるかもですし、
「I didn't feel it sink in」は、
「腑に落ちない」という意味でも使うんですが、
「lake」とか「Swim」とか「sink」など、
「水」を連想する単語が出て来るんで、
今回はあえてそのまま訳してます。
あと「take it back」は「前言撤回」、
「take it away」は「片づける」という意味もありますし、
「Skin」は直訳すると「肌」ですが、
「傷つける」「擦りむく」という意味や、
比喩的に「皮を剥ぐ=酷い目に遭わせる」という意味でも、
使ったりするみたいなので、
今回は「Take my skin」を「酷い目にあって」という風に訳しましたが、
前にも書いたけど正確な訳なんて無理ですし、
訳し方も人の解釈次第なんで、
あくまでも参考程度に見て下さると幸いです。





PS
こんなに解説するくらいなら意訳した方が早かった気するけど、
意訳すると原文のニュアンスや良さが出ないんだよね…ムズイ…

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Saosin - It's So Simple(日... | トップ | Saosin - Seven Years(日本... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本語訳付きの曲解説」カテゴリの最新記事