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コアでマニアックな洋楽に坂道シリーズにアニメと声優が好きな
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Arafel - For Battles Once Fought

2011-03-02 19:40:56 | 洋楽レビュー/感想 2011
洋楽レビュー/感想。
今回はメタルです。


◆Arafel - For Battles Once Fought
イスラエル出身のブラック/フォークメタルバンドなんですが、
古きよき日のメロデス(Children Of BodomやIn FlamesやAt The Gates辺り)をベースに、
同郷のOrphaned Landに通じる民俗音楽要素や、
EnsiferumやFinntrollやRunic辺りに通じる、
ヴァイキング/ペイガン/フォークメタル要素や
シンフォブラック要素も入っていて、
メロディアスで熱い展開満載なんですが、
良い意味で大仰過ぎなくて、臭くなり過ぎてないので、
へヴィでアグレッシブでブルータルな感じが強く、
純粋にメタルとしてカッコイイですし、
展開やテンポが、かなりコロコロ変わるので、
それが勢いを殺す事になりそうなんですが、
むしろそれが良いフックになっていて、
型に嵌りそうで嵌ってない独得の個性になっていて、
演奏は良い意味で正統派でテクニカルで、
ギターリフなんか特に一工夫していてフックがあって面白いし、
時折聞かれるスラッシーなギターリフが凄く自分好みで良い感じですしw
アレンジも凝っていて、実に素晴らしい!

曲自体は昔に比べて短くなったと言っても、
相変わらず5分以上の曲が多いのですが、
前述したように、目まぐるしく展開する事で、
一本調子になる事が無いので、
ダレることなく最後まで聞けますし、
良い意味でB級臭さも無くなりメジャーなメタルな感じの要素が増え、
今まで一番バランス良くコンパクトにまとめてる印象を受けて、
タイトでソリッドで分かりやすい印象を受けます。
ただ贅沢言えば、
平均的に個々の曲のレベルが高い反面、
ハイライトになるようなキラーチューンが無いのは残念ですし、
この手の音楽は仕方ないかもですが、
似たような雰囲気の曲ばかりなので、
個人的にはもう少し冒険しても良かった気がしなくもないです。
…まぁ、逆返せば世界観が統一されていて、まとまってるとも言えるので、
変化を好まないピュアメタルファンはそこを評価するかもですけど…。

ちょっと批判的な事も言いましたが、
メタル作品としては素晴らしいのは間違いなく、
メロディアスさとアグレッシブさのバランスが実に良い感じですので、
今回名前を挙げたアーティストが好きな人は勿論、デスラッシュ好きも気に入りそうですし、
Children Of BodomやKalmahが好きで、
EnsiferumやFinntrollも好きな人には、特にお勧めですよー。



◆おまけ:今回書いたArafelの作品に負けず劣らない作品である、
前に書いたKalmah - 12 Gaugeのレビュー/感想記事のリンクを貼り。



PS
つべで今回貼った曲探していた所、
良さそうな感じのArtasというメタルバンド見つけたのでついでに貼り。

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