Benedeictus Iesus in sanctissimo altaris Sacramento.

いと尊き聖体の秘蹟に在し給うイエズスは、賛美せられさせ給え。

永遠の命とは・・・

2013-07-21 22:11:03 | FIDEI

・・・「父よ、時が来ました。あなたの子に光栄を与え給え、子があなたに光栄を帰するように。そして、あなたが子に授けられた万民をおさめる力によって、子に与えられた全ての人に永遠の命を与え給うように。永遠の命とは、唯一の真の神であるあなたと、あなたの遣わされたイエズス・キリストを知ることであります。」・・・(ヨハネ17.1-3 )

Haec locutus est Iesus; et, sublevatis oculis suis in cae lum, dixit: “ Pater, venit hora: clarifica Filium tuum, ut Filius clarificet te,
sicut dedisti ei potestatem omnis carnis, ut omne, quod dedisti ei, det eis vitam aeternam.
Haec est autem vita aeterna, ut cognoscant te solum verum Deum et, quem misisti, Iesum Christum.

「まことにまことに私は言う。人の子の肉を食べず、その血を飲まなければ、あなたたちの中には命が無い。私の肉を食べ私の血を飲む者は、永遠の命を有し、終りの日にその人々を私は復活させる。私の肉はまことの食べ物であり、私の血はまことの飲物であるから、私の肉を食べ私の血を飲む者は、私に宿り、私もまたその者のうちに宿る。生きて在す御父が私を遣わし、その御父によって私が生きているように、私を食べる者も私によって生きる。これは天から下ったパンである。先祖はマンナを食べても死んだが、このパンを食べる者は永遠に生きる。」・・・(ヨハネ6.53-59)

Dixit ergo eis Iesus: “ Amen, amen dico vobis: Nisi manducaveritis carnem Filii hominis et biberitis eius sanguinem, non habetis vitam in vobismetipsis.
 Qui manducat meam carnem et bibit meum sanguinem, habet vitam aeternam; et ego resuscitabo eum in novissimo die.
 Caro enim mea verus est cibus, et sanguis meus verus est potus.
 Qui manducat meam carnem et bibit meum sanguinem, in me manet, et ego in illo.
 Sicut misit me vivens Pater, et ego vivo propter Patrem; et, qui manducat me, et ipse vivet propter me.
 Hic est panis, qui de caelo descendit, non sicut manducaverunt patres et mortui sunt; qui manducat hunc panem, vivet in aeternum ”.
 Haec dixit in synagoga docens in Capharnaum.


彼らを真理において、聖別してください。あなたのみことばは真理であります。あなたが私をこの世に送られたように、私も彼らを世に送ります。そして私は彼らを真理によって聖別するために、彼らの為に自ら生贄にのぼります。(ヨハネ17.17-19)

Sanctifica eos in veritate; sermo tuus veritas est.
 Sicut me misisti in mundum, et ego misi eos in mundum;
 et pro eis ego sanctifico meipsum, ut sint et ipsi sanctificati in veritate.

日本語:フェデリコ・バルバロ訳 、ラテン語:新ブルガタ バチカンHP


全実体変化・・・神様の最大の愛の溢れ

2013-07-15 11:25:53 | FIDEI

 

創造主なるイエズス様が、この造られた世に共にいて下さるということ...。

全宇宙の王、創造主なる第一原因なる主が、造られたこの世に付帯有を超えた実体として存在してくださるということ。

それほどまでに人類を愛され、受肉により人となり、人性において、かくも苦しい御受難を甘んじ、われらを贖うとい最大の愛のため、また旅路の糧として共に在ることを思召された我らの主・・・。

パンと葡萄酒の外観(付帯有)が、真実のパンと葡萄酒(実体)は存在しないにもかかわらず感覚によって捉えられること、つまり実体なしに付帯有が存在する、ということは、自然を超えているということ。これは端的に超自然の奇蹟であります。遥か、遥か、存在の存在を司られる創造主のみに可能な御業であります。全てみことばにより無から世界を創造された御業と同じレベルの奇蹟が毎日、全世界のカトリック教会聖堂の祭壇の秘蹟として、カルワリオの再現たるミサ聖祭において創造主なる御父へ御子キリストが聖霊との愛の交わりとともに捧げられているのです。人類の地上で為しえる最高の礼拝・感謝として・・・。

補足理由

「有限な能動原因の力によっては形相が形相へ、また質料が質料へと変化せしめられることは在り得ない。しかし、存在するものの全体に及ぶような働きかけを為す無限な能動原因のちからによればこのような変化が生ぜしめられることが可能である。何故なら、それら両者の形相および両者の質料のいずれにとっても、存在するものであるということは共通だからである。そして存在するものの創造主は、一方のものにおける存在することを、他のものにおける存在することへと、後者がそれによって前者から区別されていたものを除去することによって、変化させることが出来るのである。」 ・・・聖トマス・アクワイナス  神学大全第75問4項異論回答(3)

 

それは何のために・・・「永遠の生命のために。」

・・・そこにはパンと葡萄酒の実体が存在しているのと全く同じ現実性と親密さをもってキリストがいらっしゃる。キリスト信者に食物として自らを与えるために。これは信じない者にとっては全く愚かな事で躓きであるが、信ずる者にとっては神の愛の過剰ともいえる満ち溢れであり、愛の故に自らを与え、自らとの交わりへと招き入れる神の智恵の顕れである。

・・・聖トマスによると、これ以上に親密な現存は考えられないほどの実在的現存は、実は、天国において得るであろう神の享受の「予表」であり、その限りにおいてこの秘蹟は「ヴィアティクム」(旅行必需品)と呼ばれるのである。神の本質の直観において、キリスト信者がこの地上の旅路でキリストと一体化することによって始まった永遠の生命は究極の完全性に達するのであり・・・・、 神学大全解説 トマスの聖体神学 稲垣 良典

・・・御聖体・・・

この世の儚い物質性の外観を纏われ、世に存在するにおいて、御自ら創造された被造世界の自然法則秩序を損なうことなく、遥かに超える現存により、慎ましく謙遜に地上の肉の世に在されるも、事実、万物の第一原因なる創造主。全てを支え、赦し与え、その世での在り方は、まさに人となられた天主のみことば、イエズス・キリストの御生涯そのものであります。

 


我らの主イエズス・キリストのいと尊き御血の連祷

2013-07-07 22:01:15 | FIDEI

 

「我らの主イエズス・キリストのいと尊き御血の連祷」

主あわれみ給え。*キリストあわれみ給え。
主あわれみ給え。
キリストわれらの祈りを聴き給え。*キリストわれらの祈りを聴き容れ給え。
天主なる御父 *われらをあわれみ給え。
天主にして世のあがない主なる御子 *われらをあわれみ給え。
天主なる聖霊 *われらをあわれみ給え。
唯一の天主なる聖三位 *われらをあわれみ給え。
永遠の父の御独り子なるキリストの御血 *われらを救い給え
人となりたまえる天主のみ言葉なるキリストの御血 *われらを救い給え
新たにして永遠なる契約のキリストの御血 *われらを救い給え
御心痛のうちに地に滴り落ちたるキリストの御血 *われらを救い給え
茨の冠によりて流されたるキリストの御血 *われらを救い給え
十字架の上にて溢れ出でたるキリストの御血 *われらを救い給え
われらの救霊の代価なるキリストの御血 *われらを救い給え
罪の赦しの条件なるキリストの御血 *われらを救い給え
聖体の秘跡において心の糧にしてみそぎなるキリストの御血 *われらを救い給え
あわれみの奔流なるキリストの御血 *われらを救い給え
悪魔に打ち勝ち給えるキリストの御血 *われらを救い給え
殉教者の勇気なるキリストの御血 *われらを救い給え
証聖者の力なるキリストの御血 *われらを救い給え
童貞者を育くむキリストの御血 *われらを救い給え
滅びゆかんとするものの救いなるキリストの御血 *われらを救い給え
重荷を負えるものの支えなるキリストの御血 *われらを救い給え
悲しむものの慰めなるキリストの御血 *われらを救い給え
悔い改むるものの希望なるキリストの御血 *われらを救い給え
死に臨めるものの助けなるキリストの御血 *われらを救い給え
心の平和と柔和との源なるキリストの御血 *われらを救い給え
永遠の生命の保証なるキリストの御血 *われらを救い給え
煉獄より霊魂を解放すキリストの御血 *われらを救い給え
すべての栄えと誉れとにいともふさわしきキリストの御血 *われらを救い給え
世の罪を除き給う天主の子羊 *主われらを赦し給え。
世の罪を除き給う天主の子羊 *主われらの祈りを聴き容れ給え。
世の罪を除き給う天主の子羊 *主われらをあわれみ給え。

祈願・・・

主よ御身は貴き御血によりてわれらを罪より贖い給い *われらをもって天主の王国をつくり給えり。

全能永遠なる天主、主は御独り子を世の贖い主となし、その御血をわれらの罪の代償と定め給いたれば、

われらをして、救霊の代価なる御血をふさわしき心もて礼拝し御血のみ力によりて、この世においてはもろもろの悪よりのがれしめ、

天においては、御血の永遠の実りにあずかるを得しめ給わんことを、われらの主キリストによりて願いたてまつる。アーメン。