・・・ヨハネは書簡の中で、「成聖の聖寵によって神の子となった者は、この世に勝った」と言っている。即ち、キリストの神性を認め、その教えを守る事において、この世に勝つのである。
"愛する者よ、神から生まれた者は、世に勝つ、世に勝つ勝利は即ち我々の信仰である。イエズスが神の子であると信じる者以外に、誰が世に勝つであろうか。”・・・使徒聖ヨハネの書簡 第1書5.4
集祷文より・・
全能の神よ、願わくは、聖寵をもって、我らの生活と行いとに、既に行った復活の祝日の効果を保たせ給え。神として聖霊との一致において、御身と共に世々に生き且つ治め給う我らの主よ、聖子、イエズス・キリストによりて、アメン。
序誦:御復活の序誦
主よ、我らが、いつも、どこにても、主に感謝を捧げるのは、実に相応しく正しいことであり、我らの義務と救いである。特に、「この節に」、我らは、御身の御光栄を盛大に讃えねばならぬ。何故なら、我らの過越なるキリストが、屠られ給うたからである。彼は、世の罪を除き給う真の羔であって、御自分の死によって我らの死を滅ぼし、御自分の復活によって、我らに生命を取り戻し給うた。故に天使、大天使と共に、座天使と主天使と共に、また、天の万軍と共に、我らは極まり無く、主の御光栄の賛歌を歌い続けよう。聖なるかな…
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毎日のミサ典書 発行者:フェデリコ・バルバロ 昭和33年 ドン・ボスコ社刊より引用