お茶でもいかが?

おしゃべりおばさんのウオーキング日記

葉桜の頃

2006-04-29 14:09:48 | 日常の出来事
あっという間に葉桜に!  小説“葉桜の日”


毎月の会のご案内発送業務を今月は会長と、副会長が我が家に初めていらして
手伝って下さいました。
お陰さまで予定よりも一日早く終わらせる事が出来て今日は、ほっとしています。
ベランダから見下ろす幼稚園の桜もいつの間にか葉桜となり新緑が目に沁みます。

葉桜の頃になると思い出すのが作家の「鷺沢 萠」さんのことです。
彼女は若くして(18歳で)文學界新人賞を受賞して大学時代から
芥川賞や三島賞候補になる作品を次々と発表し注目された新鋭の作家でした。

彼女が22歳の時に書いた「葉桜の日」という小説は純文学の匂いが強く
読んでいて郷愁のようなものを感じたことを思い出します。

この本は娘が高校生の時に小遣いで買ったもので読み終えてからすぐに私に
貸してくれました。彼女はかなりの読書家でお陰で私の方にも色々な作家の
本が廻って来てよく読んだのですが、彼女が嫁いでからは、すっかり活字と
縁遠くなってしまいました。

鷺沢 萠さんは数年前30代という若さで命を絶ちました。
本当に惜しい作家でした。我が家にある彼女の書いた数冊の本を
見るたびに残念でなりません。

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