ピアノレッスン

ピアノを主体とする音楽教育に関すること、音楽療法、子どものための音楽について。

発達障害の知識と捉え方

2009-05-21 16:57:38 | Weblog
今日、午前中近所の産業商工会館で
発達障害の講座があったので行ってきました。

誰でも学べる講座で、一般向けだと思って聞きに行ったら
「すぎなみ地域大学」として
学校介助員ボランティアのための講座として開いたものでした。
と言っても前から3列目までが、介助員の方のための席
その後ろは、全部一般向けなので、一般の方の方が多かった

講師は、森山 徹先生(むさしの発達支援センター)です。

わたしは、ピアノの生徒さんに高機能自閉症の方や発達障害の方も受け入れている
ので、20年近く前に大学で学んだ知識や、音楽療法に携わっていた時に
学んだ知識が記憶の彼方にいってしまわないよう、時々は現在の考え方や
対処方法を学ぶ必要があります。


今日新たに知ったのは、発達障害者支援法が平成17年に施行されたということ。
それまでは、自閉症もアスペルガーも学習障害もADHDも区別がなく
精神障害、知的障害、身体障害の3つに分類されてるだけだったらしい。

対人関係・社会性の障害は、まだ認知度が低くて
ただのワガママや変人、今よく使われるKY(空気が読めない)人として
扱われることが多い
暗黙の了解、あいまいな表現を理解する回路が脳の中に無いので
そこを理解して、自信を失わないようにサポートしてあげなくてはいけない

はじめて耳にした障害もありました
反応性愛着障害です
5歳以下で始まり、ほとんどの状況において著しく障害され十分に発達していない
対人関係で抑制型と脱抑制型によって示される。

生後まもなくから極端なネグレクトの状態におかれると、抑制型になり
人を信頼できないので安心できず抵抗したり、緊張の度合いが強すぎたりするらしい。
ネグレクトに加え、身体的な虐待や養育者が一定しないといった愛着が部分的に
なされると脱抑制型になるらしい。
脱抑制とは、愛情表現が適切じゃなく育ったので、あまりよく知らない人に対して
過度になれなれしく接したり、ホントに表現したい対象者を選べないなど
無分別な社交性として現れるということです。

現代の子どもたちの問題で、先天的なものじゃなく
親や子どもに近い大人の影響でこの愛着障害になってる子どもたちが
増えているということです。

行こうか迷って足を運んだ、今日の講座
先生の話も面白くわかりやすかった
トムクルーズが読み書きが出来ない学習障害

関西では、地域性、人間性が助け合い精神で
既にノーマライゼーションだとか

いろいろ勉強になりました

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