小さい子どもの練習には

昨日のレッスン
幼稚園が夏休みに入った女の子のレッスン
いつもと同じように、明るく元気いっぱいで来ました。
最初は、指の歌の指体操をしながら始めました。

その後、ピアノの前に移動して
指と手を脱力するイメージトレーニング
それから先週出した曲を弾いていきます

まだ音の数も少なく、とっても短い曲
でもなかなかスムーズにいかないので
同じフレーズを何度も繰り返させたら
いつの間にか、目がうるうるしていて
止めた瞬間から、しゃくりあげて泣き始めました

小さい子にとっては、なんでもない音の羅列が
さっと出来ないこと、それを出来るまで繰り返しをさせられることは
とても辛い作業です

一旦、この曲は閉じて
深呼吸３回した後、気分転換のため
知っている曲を使ったピアノ遊びの時間にしました。
歌を歌いながら（最初はわたしだけが弾き歌い）
気持ちも声を落ち着いてきたら、参加をうながし
リズム叩きしながら歌、出来たら中間部で
今勉強中の音が出てきたところをピックアップして
弾いてもらう

リラックスしたのか
ピアノで歌遊びの後
Ａちゃんは、テキストに戻ってとても上手に弾けました

幼い子どもほど、個人差が大きいです
その日の気分でも、レッスンで家での練習の成果が出せなかったりする。

技術や習得のスピードは焦らないで
幼いときの「音楽は楽しい。心地よい」という体験を
もっと親も指導者も大事にせねばと
心に誓ったレッスンになりました