心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~不思議だけど~

2018-04-09 | 
     



 不思議だけど

 時々 誰でもいいから

 会いたくなる

 何かを 話したい訳でもなく

 ただ その人の

 その人だけの 世界に

 触れてみたいだけ

 きっと ついていけない話に

 頷いて 納得したつもりで

 自分にない何かを 呼び起こしたい

 だけ

 パソコンのなかの 仮想 現実 空想

 それとも 戯言だろうか?

 
 白いノートは

 何にも 語ってくれない
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~何を、どのように~

2018-04-08 | 

       

  
  描きたいこと
  書きたいこと
  いっぱい いっぱい あるのに
  何を どのように
  表現したらいいのか
  解からないから 窓際の水仙に
  聴いてみる

  仄かな香りが 囁くように
  空間には 白いキャンバス
  だけど
  やけに小さいから
  絵筆をとって 振り上げてみた
  何だか とてつもなく大きくて
  別世界のような
  そう
  それは 蒼空へと向かっていた
  
  気持ちを広げるように
  見上げながら 
  空想の中で沈んだ 鉢植えの水仙を
  眺めて
  
  何だか 笑っているようで…
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~届かない夕日に~

2018-04-07 | 
 

 
 あまりにも 
 眩しいほどに 輝かせながら
 鮮やかなオレンジ色の光を放ち
 瀬戸内の海へ 沈んで行く夕日
 何処へ 行くのだろう

 いつもの散歩道
 町並みが見える丘は もう誰もいなくて
 遠くでコンビニの明り 微かに見えるけど
 近くの外灯は まだともらない 
 
 少しづつ 少しだけ
 落ちて行くような 燃え立つ 
 自然の不思議な光景に 引き込まれて
 茜色に染まった空に 置いてけぼりに
 されてしまった

 もう 夕日は
 水平線に沈んだだろうか 
 海は樹木の陰に 隠されてしまい 
 届かない声で 何を言えばいいだろう
 
 いつの間にか 
 夜空に 一番星が光って… 
 

  
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~タンポポが咲いた~

2018-04-06 | 粘土細工
         

       
 タンポポが 咲いた

 野原のど真ん中

 木立に囲まれながら

 雑草に紛れ 蔓延るように

 広がって


 黄色の花びらが 可愛くて

 小首を傾げた姿が 愛らしい

 小さな花は いつも仲間と一緒 

 レンゲやつくし クローバーなどと 

 戯れている だけど

 少しだけ 臆病だから

 風に吹かれて 綿帽子が飛ばされたら

 何処まで 飛ぶのか 

 何処まで 行くのか

 何処かへ 置いてけぼりも

 ひとりは嫌だと 泣いている

 
 ほら 春風に揺れながら

 ゆら ゆら 飛んだら

 新しい世界で もっと

 いっぱい 友達が出来て

 もしかしたら 戻ってくるよ


 野花は 辺りいちめんを

 埋め尽くし お喋りタイムで

 花盛り

 
 タンポポが 咲いた

 風に乗ったら 何処へ行く~



 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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~もう、散ってしまった桜~

2018-04-05 | 
    


 

 風も吹かないのに 

 もう ほとんど散ってしまった 

 満開の桜 

 何処へ 飛ばされたのだろう

 
 薄桃色の小さな 花びら

 優しさを漂わせながら 小葉に守られ 

 寒さを 乗り越え

 風に 立ち向かい

 季節を伝えて 季節を終えようと

 精いっぱい 魅せたら

 さりげなく 去って行った

 
 華やかで 美しく そして儚い

 さだめに 悲しんだりしない

 大勢の人を楽しませ 咲き誇った 喜びで

 いまは いっぱいに違いないだろうけど

 残った葉桜が 寂しさを

 誘っている

 
 野辺は 何時からか

 新たな息吹に 包まれて~
 
 

 

 

 

 
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~優しく咲いた桜~

2018-04-04 | 

      

  
  いつの間にか 
  満開になって咲誇る 
  薄桃色の桜
  仄かな灯りに 照らされて
  夜空に羽ばたく 大きな鳥のように
  幹を広げて 天を仰ぐ

  今にも散りそうな 花びらが
  微かに吹いている風に 揺れながら
  それでも 華やかで見事に
  咲かせているから 誰もが
  足を止めて 見入ってしまう

  優しい色で
  優しく香り
  優しさで溢れるような 花びらに
  優しい風

  ほら 花びらが散っていく
  咲いたら散る さだめの華
  だけど このままで
  しばらく このままで…

  いつも いつでも
  楽しませてくれる 桜の花
  春の訪れを伝えながら 季節を運び
  何かを残してくれる
  きっと 心に~
     
  

  
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~雨音に聴いて~

2018-04-03 | 
     

  
  何処からか 聴こえてくる
  雨だれの音
  何かを語っているような
  誰かを呼んでいるような
  そんな気がする 兆の音は
  季節の香りで 窓際を騒がせる

  青々とした梢の若葉も
  碧の風に揺らされる欅も
  薄紅色で装った椿も
  仄かに香る水仙も
  生きいきと潤いに 弾けながら
  艶やかに 伸びやかに
  戯れているみたい

  ポタ ポタ ポットン ポ~ン
  弾けて 
  飛んで 
  流れて 
  落ちて
  
  ガラス戸まで叩いて 響かせるから
  リズムに音色に 驚かされて
  何処までも続く 蒼い空を
  眺めて 
  どうにも出来ないから 
  どうにかしたいと 
  雨音に聴いてみる
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~ひとつ無くしたら2~

2018-04-02 | 粘土細工
    


 ひとつ 無くしたら 
 ひとつ 拾う
 ふたつ 無くしたら 
 ひとつは 拾う
 みっつ 無くしたら 
 ひとつだけは 拾う

 何時からか 溢れるほどの想い
 ありったけ 心のなかに詰めたけど
 零れ落ちて 何処かへ
 行ってしまったから
 今更 元には戻れそうにない

 何気ない言葉の やり取り
  お互いの空気感や その距離
   数々の出来事に 想い出さえも

 平穏な日常のなか
 当たり前のことが
 少しずつ 新鮮さを失い
 色褪せ 萎れてから
 慌てて後悔しても 遅いけど
 何故だか 軌跡や時間を
 ふり返ってしまう 

 辿りつきたい 
 居場所への遠回りに
 やっと 気づいた探し物
 だから

 無くしたもの 
 ひとつ拾う
 ひとつだけは 
 拾いたい





 


 
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~忘れたふりの朝~

2018-04-01 | 

    

 
 まだ 
 夜明けを告げる鐘の音も
 聞こえて来ないのに 静寂な闇を
 ぶち壊しながら 走り去るバイクの音に
 起こされたら
 昨日を忘れるはずの 今日が
 やけに早くて 元には戻せない
 目覚し時計に 溜息ついても
 時間は刻々と過ぎて


 すでに
 近くの外灯が 消えて
 団地の窓明かりが ひとつずつ 
 灯っていくけど
 夢の続きを 辿ってみても
 今更 思い返さない

 いつの間にか
 出窓から見える 額縁のなかの蒼空が
 淡いオレンジ色で染まり
 夢画のような 朝のはじまりに
 まず 深呼吸したら
 飛び起きてみようか
 

 いつもの
 珈琲を淹れながら
 昨日を忘れたふりをして  
 あなたとの ひとときから
 流れて行く
  
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