・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
詩などの紹介をしたい
・友達づくり
何処から 吹いて来るのか
まるで 淡雪のような花びら
ほのかな香りを放ちながら
桃色に薄化粧で お洒落したら
寒風に飛ばさて 舞い上がり
ひらひら はらはら 舞い落ちる
季節を間違えたのか
季節に取り残されたのか
旅先で 出会った満開の桜
神社の境内 木立に囲まれたなか
一本の桜が 見事に咲いて
迎えてくれる
冬に咲いた花は 厳しい寒さが
よく似合うけど 風雪に耐えながら
何処へ
向かうのだろう
いまを 精一杯
輝いて 魅せる
きっと もうすぐ訪れる
春を待って 芽吹きの季節に
また 花を咲かせて
楽しませてくれるのか
どよめく季節
だっただろうか?
風の隙間を追いかけて
さ迷う心の揺れを追いかけて
埋もれた緩さを追いかけて
陽射しの温もりを追いかけて
捨て去った憧れを追いかけて
どれだけの
時間が 日々が 年月が
過ぎ去っただろう
果たせなかったこと
後悔したこと
憤りも 悔しさも 辛さも
すべてが 終わろうとして
いるような 不思議な年に 時季に
なっている いま
ずっと昔があり 今が これからが
あると気づかされたのは
今頃になってから
何もかもが 沈む夕日のようで
鮮やか色に輝いて 映えても
想いだけを伝えたら 何かを
残して去るような そんな風に
思えた
風を待って
望みを待って
心を許し
向かったことが あるような
ないような
いままで....
だけど
残したい 秘めたい 話したい
優しい気持ちになれる 出来事も 想いも
いっぱいあって 蘇えりもしたけど
いま
読み終わった本を ゆっくり閉じている
もう 新たな本は見つけない 探さないから
風のなかで ひとつづつ
確かめながら 穏やかでいたい
ゆっくりと ゆっくりと
ありのままで 流されても
自分に向き合う 今更の季節に
歩いて行く
いまさらの~
もう 2月...
深い 深い 眠りの森に
眩いばかりの 朝陽が届き
芽吹き始めた 小さな鼓動が
少しづつ 高まり始めているのに
”まだ早いよ”と 冬木立が
声をかける
冷気に包まれて 香りも 風音も 雪花も
ざわめきまでもが ほのかな光を
一瞬 感じて 天を仰いだのに
蒼い空は 薄雲を呼びながら
蹲る 雑木林に
咲き始めたのか
梅の花の小枝から 紅桃色の蕾が
お目見えで もうすぐ
春がやって来ると 告げてるみたい
待っている 待っているから
まだ 2月~
ひらひら はらはら くるくる
曇り空を彩るような 淡雪
風に飛ばされながらも まるで
雪の妖精のように ふあふあ 浮かんで
飛びながら 飛ばされ 飛んで
舞い落ちる
冷たい 雫
柔らかな 舞い
小花を 泣かせ
寒風に 咽ぶ
吐息の 悲鳴
いつまで 降って
いつまで 続くのか
誰にもわからないから
舞い上がり 舞い散り 飛び交う
雪舞いに
しばし
夢見の世界で 追いかけて....
何処からか 聴こえてくる
冬木立のざわめき
誰もいない
誰かに居て欲しいのに
誰もいなくて ただ
通り過ぎて行く風に 驚いて
微笑む空を見ている
風の囁き
風の響き
風の轟き
風の凄さ
風の香り
何もかも
風に流され 動いて 確かめて
それでも
何かを感じながら
内かに向かう
そう みんな
風のなか
声を聴いて
声を掛けて
声を聴く
雑木林は 眠っているだけで
何故だか いつも
風に居る
何処かに 忘れ物
探していたけど 見つからない
必死になって 想い出そうとしても
わからなかったけど
そう きっと
心に閉まったようだ
そっと 置いて 隠して
忘れていたものがあった
このままで
このままがいい~
まだ
春風も吹かないのに
赤紅色した梅の花 ほのかな香り
漂わせながら
”待ってました”とばかり
花開いて
訪れる人を待っている
ほんの チラホラ
それも 1本の木だけに
咲いただけで こうも
気持ちに入ってきて
優しくなれるような
気がするのは 何故だろう
小さな 小さな かわいい花びら
寄り添いながら
声かけあって
せいっぱいに 花開こうと
呼んでいるようで もうすぐ
歩いて行く 梅林
鮮やかな色で 染まるだろうけど~