心向くまま徒然徘徊紀

思うままに思い、思うままに徘徊し追憶・追記を重ねていきたい。

朝鮮危機-4 韓国「左派」政権の行方は?

2017-06-13 21:29:39 | 国際政治 緊迫する東...

アメリカと北朝鮮の両国の挟撃に遭っている韓国!

 元々韓国と北朝鮮は同族同士なので、

両国民としては大戦争をして膨大な死者まで出して

尊い命を奪い合う必要は無いのが普通でしょう。

 日本国民としてもそういう立場で考えるならば

”慰安婦問題”など派生的な問題です。

 

 問題は歴史的には体制間の争い

(暴力をもって2者択1を争うだけが唯一の方法ではない)となり、

背景には2大大国の後押しがありました。

 

 今日では、韓国前大統領の失職とともに選挙によって、

太陽政策(対北融和策)を掲げる文大統領が選出され、

内閣が組織されました。

 融和策としては体制問題を解決する策としては

「1国2体制の連邦制」が選択肢としては考えられていたようです。

主導権争いなども絡み合ってくるので一筋縄ではいかない難問です。

 

 ところが、

強攻策を掲げるアメリカは

迎撃ミサイル「THAAD」韓国配備の支払問題で折り合わず、

両国間に怪しい雲行きが漂っています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/THAAD%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB


 また、北朝鮮とも体制の選択の問題、

主導権争いなどで強硬な姿勢を保っていますし、

経済問題でも蘆政権時代の協定以上の要求をして、

無理難題を吹っかけているようです。

今は「太陽政策」も効果は薄いようです。

 

 この問題は日本国民にとっても重大な関係性を持っています。

日本政府とは前政権との間で慰安婦問題は解決した筈でしたが、

新政権は白紙撤回を求めています。

対北朝鮮でも”日韓”の間の政府間矛盾は

”日米同盟”間の矛盾よりも深まっている様です。

 

 日米間では対北朝鮮政策では経済政策などで

一層締め上げる強攻策をとることで一致しています。

今宥和政策は日米両政府には相容れない政策とみられているでしょう。

 

 国民の立場で考えるならば、

 今度再度火ぶたが切られれば

全面戦争に発展していく可能性が多分にあります。


そうなれば、

シリア・イラクのように朝鮮半島は北は壊滅し、

南は半分は焦土化し、長期にわたる内乱は避けられないでしょう。

沖縄基地や全国有る基地に対するミサイル攻撃などは避けられないでしょう。

 日本国民もそうなれば多数の死者が避けられなくなります。

また、大量に半島からの難民が押し寄せてくるのは

避けられないでしょう。

 

 強攻策を唱える方々の中には

アメリカの応援やイージス艦の強力なミサイルでそうはならないと

単純に思い込まれている方々もいるようですが、

平和憲法の下で守られてきた多数の国民の立場からすれば、

その結果の悲惨さ残虐性を鑑みるならば

切に改めて頂きたいものです。

 私は真に1億国民の命と安全を考えるならば、

強力に平和外交を韓国政府とともに推し進める事が

今日の第一義的な国民・国家の課題だと確信します。

 

 武力は2の次、3の次です。

アメリカの政府筋の将官の中にも

一戦すれば莫大な死傷者が双方に出るだろう!

と予想する方々もあります。

 

 とにかく戦争になれば

日韓双方にメリットは何もありません。

うら若い愛国心に富んだ兵士達が

愛する家族達を残して死んでいきます。

 莫大な利益を被るのは

米日の巨大な軍需関連産業くらいなものです。


 自衛隊の兵士の方々は

そんな戦争の「生け贄」には全くなる必要はないでしょう。

 


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