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酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

酒星眼回(しゅせいがんかい)

2008-07-12 09:28:49 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。


昨日は強い陽射しではありませんでしたが、非常に蒸し暑かったです。
今日の横浜は朝から晴れ。最高気温は32度の予想です。

今日はお酒の紹介です。
福島県喜多方市 大和川酒蔵店 「純米大吟醸 酒星眼回」です。


酒星眼回



クラシックなボトルでしつらえてあり、蓋もコルク栓を使っています。
箱の表書きには「大日本醇良清酒 純米大吟醸 弥右衛門酒」と書かれています。
時代を超えてこの酒を伝えて生きたいという考えなのでしょうか。

冷でも常温でも、非常に透き通った柔らかい香が立ってきます。
アルコール臭や無駄な吟醸香などは一切ありません。

含み香もやさしく、まず米の甘さが伝わってきます。コクのある味で、この酒を象徴するクセがわずかに感じられます。
後口もさわやかで、いつまでも残りません。うまい酒です。

最初の一口では、3月20日に紹介した「常きげん」を思い出しました。ですがこの酒よりもはかなさを感じます。
幕末の動乱期を懸命に生き抜こうとした、会津の人々の心を伝えているのでしょうか。

自分の中のランキングが変わってしまいました。


大和川酒造店
http://yamatogawa.by.shopserve.jp/hpgen/HPB/entries/10.html





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2 コメント

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驚いた酒 (カバ男)
2015-10-01 00:21:18
もう20年ほど前ですか、蔵にてこれと同じ酒を買いました。
関東一円の酒蔵巡りをしたあとに出会った極うまの酒でした。
常温で飲むほどに酔うほどに頭の中が澄み渡り、神経が張りつめてゆく酒でしたね。
明晰なまま足を取られ、倒れてゆく中、「本当に美味い酒とはなんだろう」と思ったことです。
実に深刻な衝撃でした。
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心に染み透る (中原央)
2015-10-25 02:44:18
カバ男さま。 心地よい衝撃を体型、うらやましく思います。
 独特の癖のある中に溺れんとせんがため、最後の一雫までそれを見極めんと、呼吸(いき)を整え、気を研ぎ澄まし、対峙した。この酒に触れた途端、あっという間に意識を奪い取られゆく。思わず、引き込まれすぎぬようにと気持ちで構えても、せせら笑うごとく腸に、指先に、そして神経を伝って体中に染み透る。
 心地よき酒に触れしひととき、語ることなく、互いに万感を得た笑みを交わしあえれば、それも良きこと。酒の味、また格別なり。
 会い見え、一献酌み交わす日が来ることを願いたい。
コメントいただき、感謝いたします。
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