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酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

特別純米 袋しぼり生原酒  出世城

2013-03-17 11:51:25 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はとてもいいお天気で、1日中穏やかでした。
今日も横浜は晴れ。ですがちょっと雲が多めで、陽射しが柔らかくなっています。

さて、今日は久しぶりにお酒の紹介です。なんやかんやと忙しく、記事の更新も1週間ぶりですね。
静岡県浜松市 浜松酒造 「特別純米生原酒 出世城」です。


特別純米生原酒 袋搾り 出世城


袋搾りの生原酒のお酒で、グラスに注いだお酒は薄く濁っています。液体自体は透明感が感じられるので、この濁りがなければきれいに透き通ったお酒になるでしょう。

生原酒ですが、詰め口から日が浅く、濁りからくる印象で重たい香を想像しましたが、きれいな甘い香が立ってきます。もったりしたところがなく、とてもすっきりとした香りです。

味はというと、まさに玄妙。甘さも感じられるのですが、しっかりとした酸味がお酒の質感を演出しています。くさみもなく、もたれ感もなく、色味の印象とは全く異なった、キリッと引き締まった風味を持っています。

のど越しの当たりも、胃の腑に納まった後もすっきりとしていて、とても気分の良い飲み口のお酒になっています。久々に手放しで良酒と評価できるお酒を見つけました。

浜松酒造
http://www.tenjingura.com/index.html

純米 國造

2013-02-10 11:33:20 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はやや雲が多かったものの、何とか晴れ間がのぞいてくれました。しかし寒かったなぁ。
今日の横浜は朝から晴れ。昨日よりもいいお天気になっています。それでいて気温はさらに低いんですよね。

今日はお酒の紹介です。
栃木県大田原市 天鷹酒造 「純米 國造」です。


純米 國造


このお酒は昨年末、知り合いの酒販店の社長が送ってくれたうちの1本です。

國造(くにのみやっこ)なんて言葉を目にするのは、40年ほど前に歴史の勉強で習って以来で、懐かしささえ覚えます。

常温で2ヶ月近くとっておいたんですが、グラスに注いだお酒や少し色味が付いているように感じられます。造りの特徴でしょうか、この時期の常温保存でも立ち上がる香りは臭みがなく、それでいて質感のある香りを感じます。

その理由は飲んでみてわかりました。口をすすいで方口に含んだお酒は、ややこってりとした風味を感じます。ですが、やや強めの酸味が重くなりがちなお酒の風味を中和しています。

そのために口当たりはやや強さを感じるものの、飲み下した後口には重さがなく、すっきりと胃の腑に納まってくれました。ラベルには燗がおススメとありましたが、全く同感。一升瓶のお酒なので、今夜は燗につけてみたいと思います。

天鷹酒造
http://www.tentaka.co.jp/index2.php

純米吟醸 北の庄

2013-01-27 16:19:46 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日もおとといもいいお天気でしたが、特に昨日は風があって寒かったぁ。
今日も横浜は晴れ。風はほとんどなく落ち着いた一日です。けど、寒いですね。今週も寒気団が居座るようです。室内にいても手が冷えてきますね。

今日はお酒の紹介です。
福井市 舟木酒造 「純米吟醸 北の庄」です。



北の庄 酒米:神力米


先週に続いて同じ蔵からのお酒ですが、定番酒として出回っていますから、こちらの方が入手しやすいかと思い、買ってみました。

この酒は先週の生原酒と違い濁りはありません。しかしかすかに色味が付いているのが分かります。香も穏やか、というより果実感ある香りが「たおやかに漂ってくる」、そんな感じです。

味もまず甘さにひきつけられます。ですがその甘さにはくどさがありません。とてもきれいな引き際で、味そのものにももたれや臭みがないため、のど越しが爽やかです。

甘さの陰にはしっかりとした酸が隠れています。口の中でゆっくりまわしてやるとその顔が見えてきます。これが全体の軽さを演出しているんでしょうね。胃の腑への収まりもよ手も軽やかで、つい次のひと口に進みたくなってしまいます。

そのせいで、三合ほどいってしまいました。残りは今夜、燗で試してみたいと思います。

舟木酒造
http://www.hokurikumeihin.com/funaki/index.html

無濾過純米生原酒 富成喜(ふなき)

2013-01-20 19:09:59 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はいいお天気だったし、とても穏やかな1日でした。
今日も横浜ははれ。積もった雪を陽の当る所にかきだしました。汗びっしょりに、いい運動になりました。

今日はお酒の紹介です。
福井市 舟木酒造 「純米無濾過生原酒 富成喜(ふなき)」です。
たまたま金曜日の夕方、横浜高島屋へ寄ったところ、この蔵の出張販売をしていました。一滴、香を利いたところ、矢も盾もたまらず買ってしまいました。



富成喜


この酒はにごり酒です。ガラスの酒器に注ぐと全体が薄く白身がかっていて、ごく小さな粕が漂っているのが分かります。

注いだ酒からはしっかりとした甘い香が立ってきます。濁りだから当然かもしれませんが、もちろん粕の香も感じます。そこに加えてアルコール臭も感じられます。

口当たりはとてもまろやかでとげがありません。にごりや澱がらみにありがちな、もたっとした、ほんとに凭れるような奴が中にいるんですが、このお酒はそんなどんくささは微塵も感じられません。加えてはっきりとした酸も感じられ、それが軽さを演出しています。

のど越しも、胃の腑に納まった後もとっても爽やかです。冷蔵しても、この時期なら常温でも十分でしょう。しかし当たりは燗! 香もよくなるしうまみも倍増! 大当たりの一本です。

舟木酒造
http://www.hokurikumeihin.com/funaki/index.html

純米からくち  ひこ孫

2013-01-14 12:21:15 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はいいお天気だったし、とても穏やかな1日でした。
今日の横浜は雪! 朝から大雪です。気象予報では5センチの積雪になるって言っていますが、うちのところはすでに10センチ近く積っています。山の上なので、下界の倍は積もるんですよね。

さて、今日は久しぶりにお酒の紹介です。前回は去年の8月5日でしたから実に5カ月ぶりの紹介です。
埼玉県蓮田市 神亀酒造 「純米からくち ひこ孫」です。


純米 ひこ孫


このお酒は昨年末、知り合いの酒販店の社長が送ってくれたうちの1本です。

グラスに注いだお酒には、かすかに色味が付いています。詰め口が10月ですから、古いというわけではありません。

ほのかに立つ甘い香が味を期待させます。ひと口入ってすぐにわかるのが、ややとろっとした印象であること。そこに甘さが含まれていて、飲みやすいという印象を持たせます。

ですが、ただもたっとして甘いというだけでなく、わずかに苦みが入っていて、それが味全体を引き締めている感じです。写真は1升瓶ですが、4日でなくなっちゃいますね。

神亀酒造
http://www.shinkame.jp/

純米吟醸 もったいない最後の一雫

2012-08-05 12:10:04 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はずっとどんよりとしていて、ときおり雨が降りました。午前中は涼しく、暑さも一服といったところでした。
今日の横浜は晴れ。朝から遠慮なく晴れていて、かなり蒸し暑くなっています。オリンピック放送を見ながら、遠慮なくエアコンをつけています。

今日はお酒の紹介です。
熊本県阿蘇郡南小国町 河津酒造 「純米吟醸 もったいない最後の一雫」です。


純米吟醸 もったいない最後の一雫


このお酒は6月にあった日本酒フェアで仕入れてきた最後の一本です。買ってからおよそ8週間、常温でほったらかしにしておきました。

それでもよく濾されているきれいな色味を持ったお酒は、わずかにくすんだ印象の香りが立ってきますが、ツンツンするような刺激はなく、かすかな酸っぱさが臭みを消しています。

味にも酸味が感じられます。ですが辛さや酸っぱさを感じることはありません。とても軽やかな風味で、もたれ感や臭みもなく、きれいな味わいのお酒になっています。

のど越しの味わいもすっきりしているので、人によっては軽すぎると感じるかもしれません。

正直なところ、全体的には軽い焼酎を飲んでいるような錯覚を覚えました。アルコール度数は15度、れっきとした清酒ですが、さっぱりと飲みたい向きにはロックがいいかもしれません。

河津酒造
http://kawazu-syuzou.com/


ところでオリンピックの前半は卓球にバドミントンにと、楽しませてくれました。なかでも競泳陣は11ものメダルを獲得。金メダルこそなかったものの、ふがいない柔道陣に比べ、大活躍です。

後半も男女のサッカーはいずれも準決勝進出。メダルを大いに期待したいですね。

そこでまず今日の夕方はピストル。世界ランク1位の松田(神奈川県警)には結果を残してほしいところ。体操の内村は個人種目床だけですが、この世界の第一人者。ハンマー投げの室伏も今夜が決勝。寝ていられなくなりそうです。

8日から始まる女子レスリングも楽しみです。

純米吟醸 神鷹

2012-07-22 10:46:28 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はずっとどんよりとしていて、ときおり雨が降りました。
今日も横浜はどんよりです。このところずっとこんなお天気ですが、明日っからはまた暑くなるそうです。みけたま共々体力を落とさないように気をつけないと…。

今日はお酒の紹介です。
兵庫県明石市 江井ヶ嶋酒造 「純米吟醸 神鷹」です。


純米吟醸 神鷹  酒米:山田錦


良く濾されたきれいな色味のお酒です。火入酒なので常温で取っておいたんですが、酒が暴れ出したという雰囲気はありません。とても落ち着いた、果実感ある甘い香が立ってきます。

口当たりはやや軽め、ピリピリしたところがありません。柔らかい酸味があり、辛さや酸の強さからくるとげとげしさがありません。とても穏やかな口当たりです。ほのかな甘みもあり、とても飲みやすい造りになっています。

この酒は冷では物足りなくなってくるでしょう。今回は常温から始めましたが、燗につけてもいいかもしれません。香りが立ち、甘さも増幅してきます。

江井ヶ嶋酒造
http://www.ei-sake.jp/all/index.html

純米吟醸生酒  風が吹く

2012-07-08 11:03:16 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はずっと曇っていて、ときおり気まぐれに雨が落ちていました。日中は意外なほど体感温度が上がり、夕方から宵の口はエアコンを使いました。
今日も横浜はどんよりです。このところずっとこんなお天気ですね。

今日はお酒の紹介です。
福島県大沼郡会津美里町 白井酒造店 「純米吟醸生酒 風が吹く」です。


純米吟醸生酒 風が吹く  酒米:会津五百万石


わずかに色味がついた印象ですが、良く濾されていて、透き通った色味のお酒です。山廃の生酒ですので、この2週間、きっちりと冷やしておきました。かなり温度を下げ、5度ぐらいにしておきました。雪冷えの状態ですね。女房からは他の食材が凍っちゃうとブーイングの嵐でした。

これだけ冷やしておいたのですが、甘みを持った香りが立ってきます。その中にはややくすんだ印象の香も混ざっています。

口当たりは意外と刺激的。酸味がしっかりと利いていて、わずかですがピリッとくる辛さを持っており、それが暴れ出しそうなお酒を引き締めています。そのおかげで日本酒としての質感をしっかりと伝えつつ、臭みも抑え、味のバランスを整えています。

お分かりのように適温は冷。それでも味に甘みを感じさせますから、ヘタな燗付けはしない方がいいでしょう。また6月が詰め口の夏のお酒ですが、常温保存もやめた方がいいですね。酒が暴れ出してしまいます。

この蔵のHPはありません。

吟醸 初雪盃

2012-06-24 12:20:46 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は結局1日中曇りのお天気でした。
今日も横浜はどんよりです。九州では大雨になっていて、だんだんと雨の範囲が東に移ってきています。明日は横浜も雨になりそうです。

今日はお酒の紹介です。
愛媛県伊予郡砥部町 協和酒造 「吟醸生原酒 初雪盃」です。


吟醸生原酒 初雪盃  酒米:松山三井


愛媛のお酒は久しぶりです。先日の日本酒フェアで買ってきました。

しぼりたての、夏の生酒です。少し色味が付いていますが、さわやかな果実感ある香りが立ってきます。

まず口当たりは柔らかく、ジェリービーンズのような甘みを持った含み香が口の中に広がります。最近、越後酒によくあるようなやや軽いあたりのお酒です。ですが、すっからかんということではありません。しっかりとした日本酒の風味も伝わってきます。

そこにもたれや臭みなどはありません。呑み進めていくうちに、ゆっくりですが、日本酒としての質感ある味が伝わってきます。

やや軽めの風味とは裏腹に、17度とやや高めです。加水加減によっては18度にしていることもあるようです。口当たりの柔らかさにだまされてすいすい行くと、後悔してしまうでしょうね。私もいま現在、まだ頭がくらくらしています。

協和酒造
http://www.hatsuyukihai.jp/

特別純米 山猿

2012-06-17 10:59:05 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は夕方の前にいっとき雨が上がっただけで、結局ほとんどの時間で雨が降っていました。
今日の横浜は朝からどんよりです。雨はほぼ上がったとみていいのかもしれませんが、このどんよりの仕方は何か鬱陶しいですね。

今日はお酒の紹介です。
山口県山陽小野田市 永山酒造 「特別純米 山猿」です。


特別純米 山猿 酒米:穀良都(こくりょうみやこ)


この銘柄は永山酒造が平成14年に新しく出したもので、古く明治22年に品種改良によって生み出された殻良米を使っています。

色味はよく濾されているのか、とてもきれいに透き通っています。香は控えめで、ほのかな甘い香を感じます。口当たりもやや軽め、むしろ切れの良い辛口といったところでしょう。どうやらその味が、この酒米の特徴のようです。

口あけからほぼ3週間、少しずつ飲み進めてきましたが、口あけ直後よりも時間をおいてから、ようやくお酒の主張が表れてきた印象です。正直なところ、最初は何か軽過ぎてすっからかんてな感じで、あまりお酒としての味を感じることができませんでした。

それでも口当たりは柔らかく、もたれるところもありません。わずかにアルコール臭を出し始めたところですが、もったりするようなこともなく、飲みほしたあとの印象も爽やかです。

燗酒にした方がいいかもしれませんね。今回は分けて飲んだこともあって、すいすいとやってしまい、燗につけるアイデアがありませんでした。

永山酒造
http://www.yamanosake.com/index.html

ところで山口県では二つの男山が存在しているようです。だいぶ前に貴という銘柄を紹介しましたが、こちらは永山本家酒造場で、宇部市にある株式会社です。

一方、きょう紹介している永山酒造は合名会社、宇部と厚狭という隣りあった土地で両方とも男山を看板に掲げています。