この絵は、「くろ」の性格が出ているでしょ。 疑心暗鬼の表情。
「くろ」は飼い猫らしからぬ猫です。
「くろー」って呼ぶと
家族のいつもの顔ぶれなのに、目を真っ黒にして、オドオド… びくびく…。 逃げていくのです。
この絵みたいに。
「なんだよ~ 感じ悪い~!」って言われちゃう。
私たちがわからないなんて…。 目でも悪いの?
だっこも嫌いです。 逃げ場がなくなるのが、不安らしい。
それなのに どうしてこんなに愛されているんでしょう。
極端に臆病だけど、本当は甘えん坊なんです。
人が不意に近づくと、怖くなっちゃうけど、自分からなら大丈夫…。
「にゃー」って、自分から大きな声で話しかけてくる。
「な~に?」って返事をすると、自分から「にゃー」って言いながら近づいてくる。
そして、白い手袋の前足をかけてきて、ゴロゴロ言いながら、人の手をなめたり、かるくかじったりして甘えます。
絶対、爪を出しません。 賢いでしょ…?
大きな目をパチッと開けて、じーっと見つめるんです。 一途な瞳が本当にかわいいんです。
それから、ほら、しっぽがほとんどない。
だから 毛づくろいの時、バランス崩して、コロンと一回転してころがってる。
笑っちゃう。 まさか わざとじゃないよね?。
この不器用なところが、また かわいいのです。 天然なんですね~。