河原の野良猫,ホタです。
オスミちゃんの子で、
子猫の時から、
昨年、お父さん (?多分、イオリやコイトたちのお父さん?)になるまで、
ずっと河原で大きくなりました。
丸顔で、人なつっこくて、ずーっと話しかけてくる子でした。
しっぽの付け根を、カメラマンさんにポンポンされるのが大好きで、
人なつっこい笑顔と、
ずっと、ニャーニャーと甘えてくるかわいい子でした。
最近、ボランティアの方に保護されていきました。
これから寒さに向かう折、ホタにとっては、よかったと思います。
だけどちょっと切ない別れでした。
この河原の猫たちのために、
いつも栄養たっぷりの手作りのエサをたくさん持って、
猫たちの世話をしてくださる、Sさんという初老の方がいらっしゃいます。
ちょっと臆病な子でも、河原にいるどの子も
その方が来てくれるのを、猫たちは遠くからも心待ちにしている様子です。
河原の野良猫たちが、
毛並みがきれいで、比較的健康なのも、人を信じて人懐っこいのも、
多分、そういう猫たちをかわいがってくださる地域の方々のお陰なのだと思います。
昨年秋から冬にかけて、
ボランティアの方々が、子猫を引き取ったり、治療や手術したり、
親猫たちも子猫も去勢避妊手術をして、一部を河原に戻したり、
里親で引き取ってくださったり、
そんな活動がありました。
その中で、ホタが引き取られていったのです。
その捕獲の時に
Sさんは、ボランティアの方に頼まれて、
ホタの捕獲を手伝ったそうです。
いつものエサでホタを檻の中におびき寄せて捕まえたそうなのですが、
その後、ホタが暴れて抵抗したそうです。
Sさんは、そんなホタを見て、どんなにか辛かったでしょうね。
涙が出たって……「昨日は悲しい日でした。」とおっしゃっていたそうです。
ずっと野良猫と仲良しで、小さい頃から世話をしていて、ホタにも信頼されていたSさんにとって、
さいごにこんな別れ方になってしまって。
何だか切なくて切なくて……。
私もそのお話を聞いて、胸が締め付けられる思いでした。
だから、ホタには、幸せになってほしい。
こっちを向いて、一生懸命話しかけてくるホタに、
「さようなら、ホタ、元気でね。きっと幸せになってね
みんなそんなホタが大好きなんだよ。 ホタの幸せを願っているんだから。」
そんなふうに話しかけながら ホタの明るい未来を祈る気持ちで描きました。
途中経過です
これまで何度か、ホタを描いてきました。
過去の絵の一部を載せます。
私が描いた絵は、
里親会の応援グッズとして、販売させていただいています。
友人がもう10年以上、里親会の活動を、保健所などの応援も得て、続けています。
そちらの資金に少しでもお役に立てたらと思っています。
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