映画・つむじ風食堂の夜

やっと観ることが出来ました！

本日名古屋初日
上演後、篠原監督の舞台挨拶がありましたが
残念なことに司会者に問題があるのかどうか監督の言葉を上手く聞き出せていなかったように感じました


冬の夜空を吹き荒ぶ寒風がその食堂の前でつむじ風となり、温かな物語を紡ぎだす

大人に向けたノスタルジックファンタジー
ほぼ原作通りで良かったですよ

ロケは100％函館
昨年12月、わずか8日間で撮影を終えたそうです

原作より『洋風』というか『北欧風』でしたが
市電を照らす灯り、果物屋の店先に山と積まれたオレンジとオレンジを照らす灯り等が、なんともほのぼのとした温かさを醸し出しています


こことはどこなんだ？
ここでないどこか遠くへ行きたい
いや、意識ひとつを変えることでここではないあそこに行けるかもしれない

原作を読んでいないと哲学か禅問答のような会話が続く場面で眠くなるかもしれません
出来れば原作を読んでから観ることをお薦めします


人工降雨の研究をしている先生・八嶋智人
原作の吉田篤弘さんは執筆中から八嶋さんを思い描いていたそうです
うん、いいね～

先生と同じ月舟アパートメントに暮らす、主役を取れない女優・月船さらら
おなじ月「ふね」なのは全くの偶然だとか
この映画でデビューして芸名を貰ったのかしら、と思いましたが宝塚出身で色々活躍されているようです

帽子屋さん・下條アトム
古本屋の親方・田中要次
先生の父親、手だけの手品師・生瀬勝久さん

皆さんイメージ通りでとても嬉しくなりました


主題歌はスネオヘアー
「エスプレ」
これも映画にピッタリの優しく温かな歌です
スネオヘアー自身も出演していますよ
（演技は、はっきり言って下手ですが）


クロケット定食が食べたい！