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映画・未来を花束にして

2017年01月28日 | 映画(海外)

 

原題 SUFFRAGETTE
2015年 イギリス

 

 

 

1910年代のイギリスで参政権を求めた女性たちを描いたヒューマンドラマ
実話に基づいているそうです

 

1912年のロンドン
劣悪な環境の洗濯工場で働くモード・ワッツ(キャリー・マリガン)
同じ職場の夫・サニー(ベン・ウィショー)とひとり息子の3人で貧しく慎ましい暮らしをしています
自分の人生は今後も変わることなく過ぎていくのだと諦めきっていたモードでしたが、偶然、女性参政権運動を展開する組織の一員・イーデス(ヘレナ・ボナム・カーター)と出会ったことから、他の生き方があるのではないかと考え始めます

 

わずか100年前、女性たちがこれほど押さえつけられ自由を奪われていたとは驚きです
そのような社会で生きてきた、サニーや運動を押えこもうとする警察の担当警部ら、世の男性たちが運動を始めた女性たちを目の当たりにして当惑するのも当然でしょう

 

投獄され理不尽な仕打ちを受けても負けることなく未来を信じたモードらがいたからこそ、現在があるのですね
大切な一票です
女性に限らず、全ての有権者はよくよく考えなければいけません

 

運動のリーダー・パンクハースト夫人役のメリル・ストリープは“演説”がお上手
短い時間ながら“重み”がありました
つい先日も新たな大統領を批判されました
サッチャー首相を演じた時のトレーニングが役にたっているのかしらん

 

ベン・ウィショーは存在感薄かったです
女性に重きを置いた映画なので仕方ありませんね

ヘレナ・ボナム・カーターも助演に徹していた感じ

主演のキャリー・マリガンは期待通り
何の意志も持たない弱い女性に過ぎなかったのが、何度も涙を流し、苦しみを乗り越え、どんどん強くなっていく様をよく演じていました

 

原題は“婦人参政権論を唱える女性”という意味の単語です
ストレートですね
日本人には邦題のほうがしっくりくるかもしれません

 

 

 

 

 

 


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