読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

おうち映画(海外)を5本

2021年05月08日 | 映画(海外)
「エリザベス ゴールデン・エイジ」
原題 ELIZABETH:THE GOLDEN AGE
2007年 イギリス
【Netflix】

若きエリザベスがイングランド女王に即位するまでを描いた「エリザベス」の続編
前作は未鑑賞にて探しているところです

少し前に観たシアーシャ・ローナン&マーゴット・ロビーの「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」と比較しながらになりました
違う視点から描かれていますが基本は同じですよね

『国の民の母、女王、それが私だ』
ひとりの人間として、女性として生きることが許されないエリザベスの苦悩や葛藤、悲しみ、威厳
ケイト・ブランシェット以外に誰が演じられるのかと思うほどの迫力でした
          



「きみが還る場所」
原題 90MINUTES IN HEAVEN
2015年 アメリカ
【Amazon Prime Video】

実話に基づくそうです

1989年1月、テキサス州
ドン・パイパー牧師は交通事故に巻き込まれ、救急隊員によって死亡が確認されましたが、90分後に奇跡的に息を吹き返します
しかし、事故で負った怪我は深刻なもので元の暮らしに戻るためには様々な困難が待ち構えていました
そんなドンを支えたのは愛する家族、ドンの信仰心でした
そして、事故後90分の間に見て来た『天国』について人々に語り始めるのでした

例によって信仰心が無いのでこのような類の映画は3歩下がっての鑑賞です

周囲に迷惑をかけない生き方が良い、のではなく心を開いて周囲の善意を受け入れることが大事
その心境に至るには「神」の存在が必要なのでしょうね
ドンの回復までは辛いシーンばかりですが悪人が登場しないのに救われました

ところで、ドンの妻が雇った悪徳まではいかないにしてもやる気のない弁護士は結局どうなったのかしら?
          



「ワンダーストラック」
原題 WONDERSTRUCK
2017年 アメリカ
【Amazon Prime Video】

原作 ブライアン・セルズニック

2つの異なる時代を舞台に、それぞれ大切なものを探す2人の子どもの旅を描きます

1977年、ミネソタ
母親(ミシェル・ウィリアムズ)を交通事故で亡くした少年・ベン(オークス・フェグリー)は母の遺品の中から、会ったことのない実父に関する手がかりを見つけます
その50年前、1927年のニュージャージー
厳格な父と暮らす聴覚に障がいのある孤独な少女ローズ(ミリセント・シモンズ)は、憧れの女優リリアン・メイヒュー(ジュリアン・ムーア)の記事を集めたスクラップブックを大切にしていました
ある日、ベンは父親を捜しに、ローズは憧れの女優に会いに、それぞれニューヨークに向かいます
2人の物語はやがて不思議な縁で結びついていきます

いくつもの話と時間軸に始めのうちはついていくのに必死でした
しかし、始めの色々をしっかり把握しておかないとラストに向けた伏線の収束を楽しめません

ワンダーストラックとは驚くような衝撃という意味だそうです
2人の繋がりがそういうことだったとは!
まさにワンダーストラックでした

手話を知らないのでエンドロールで何を伝えようとしたのか全く分からなかったのは残念
とにかく収まるところに収まって良かった良かった、な作品でした(*^_^*)
          



「アジズの奇跡」
原題 MUCIZE
2015年 トルコ
【Netflix】

1960年
イスタンブールから東トルコの山奥の小学校に単身赴任した教師・マーヘルが村人たちと協力して新しい校舎を作ります
マーヘルが主人公と思いきや、タイトルにもあるアジズという生まれつきの障がいを持つ青年の物語でした
アジズは村長の息子ですが、障がいのため学校にも行けず格別な仕事もせず、村人たちとのコミュニケーションも取れない状態で、唯一の友人と言えるのは馬だけ
しかし、アジズが学校に興味を示すのに気づいたマーヘルが彼を教室に入れたことから少しずつアジズに変化が見られるようになります
やがてアジズは縁あって他の村の村長の娘と結婚しますが、2人は美しく聡明な娘がアジズの嫁にきたことを快く思わない村人たちに冷たい仕打ちを受け続け、とうとう耐えられなくなりを出ていきます
7年が過ぎ、イスタンブールに戻っていたマーヘルが久しぶりに村を訪れます
村人たちが再会を喜ぶ中、立派な車がやってくるのが見えました
その車から降りてきたのは…
村長をはじめ村人たちは原題の「奇跡」を目の当たりにするのでした

この地方、この時代の嫁取り方法には納得がいきませんがそこは目を瞑って
アジズの妻の人柄には頭が下がります

実話に基づくとのことで最後にご本人の映像が流れます
映画向けの脚色はあるかと思いますが驚きでした

東トルコの壮大な自然風景の映像も美しく目の保養になりました
          



「ラスト・クリスマス」
原題 LAST CHRISTMAS
2019年 アメリカ
【Amazon Prime Video】

ワム!のラストクリスマスをモチーフにしたロマンチックラブコメ

ロンドンのクリスマスショップで働くケイト(エミリア・クラーク)
母(エマ・トンプソン)と折り合いが悪く家を出て友人宅に転がり込んだもののマイペースで酒癖が悪く、勝手に男を連れ込んだり友人の恋人に迷惑をかけ追い出される始末です
ミュージカル女優になりたい彼女はオーデションを受け続けていますが、いつも不合格で八方塞状態
そんなある日、店の外にひとりの青年・トム(ヘンリー・ゴールディング)が現れ、不思議なことにケイトが抱える様々な問題を見抜き、答えを導きだしてくれるのでした

最初のうちはケイトのキャラが不愉快で挫折しそうでしたがトム=ヘンリー・ゴールディングが素敵なので我慢我慢
徐々に面白くなっていくストーリーにミステリアスな面も加わり、意外な展開に驚き、ラストには成長したケイトにバンザイ!でした

本作はただのラブコメではありませんでした
ラブコメの形を借りて移民問題、排他主義、格差社会、セクシャルマイノリティの問題を浮き上がらせてもいます
他者への思いやりを持つことで生きる喜びを見出していったケイトの姿にはもらい泣き

ワム!の音楽は良いし、終盤化粧が薄くなったエミリア・クラークは可愛いし
観終わってみれば評価「高」です

クリスマスショップの店長=ミシェル・ヨーが浅野温子さんみたいで気に入りました(*^_^*)
エマ・トンプソンは脚本も担当されています!
          


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 05/05 2021年クラブSOJA企... | トップ | 05/09 狂言ござる乃座 in NA... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
エリザベス:ゴールデン・エイジ (小米花)
2021-05-12 21:45:29
ケイトの好演が光っていましたね~。
https://blog.goo.ne.jp/mysketchbook/e/49c6f3d86b30724bfb4b5c8a512a8ce1

「ワンダーストラック」展開に工夫が凝らされた作品でした。
https://blog.goo.ne.jp/mysketchbook/e/9f94dc0cc4cc19e6ead18930f43f8778
返信する
小米花さん (こに)
2021-05-13 08:17:52
「エリザベス」益々前作が観たくなりました!
「ワンダー~」は観てみようかな、程度でしたが良かったです。最近のジュリアン・ムーアは力が抜けた感じがして好ましく思っています^^
返信する

コメントを投稿

映画(海外)」カテゴリの最新記事