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映画・サケボム

2014年06月14日 | 映画(海外)

 

原題 SAKE-BOMB
2013年 アメリカ、日本

 

創業から300年続く老舗酒蔵で働いているナオト(濱田岳)
ある日、社長(でんでん)から酒蔵を継がないか、と告げられる
社長の提案を受け入れたナオトは、1週間の休暇をもらってアメリカへ
とりあえずロサンゼルスの叔父(渡辺裕之)の家に落ち着いたナオト
従兄弟のセバスチャン(ユージン・キム)と出会い喜ぶナオトだが、セバスチャンはどことなく迷惑そう
その晩、ナオトははるばるアメリカにやってきた理由を話す
それは、かつて英語教師として来日し、ナオトと恋愛関係にあったが突然帰国してしまったオリビア(ジェン・リウ)を捜すことだった
オリビアが住むというサンフランシスコ近郊の田舎町まで、嫌々ながらナオトの旅に同行する羽目になったセバスチャン
さて、二人の凸凹コンビの行きつく先には何が起こるのか?

 

濱田岳クン観たさに出かけました
公開初日の土曜なのに観客10人もいないって…
まぁ、いいけどさぁ~
興業的には厳しい内容なのかもねぇ

 

濱田岳クンらしい役柄で、自分的には大満足です
「軍師官兵衛」とは違う『懐かしい』岳クンに会えました
アメリカでの撮影部分は全て英語です
岳クンの英語が、また岳クンらしくて良いのです
マイノリティを排除するような様子もなく、アイデンティティをしかと持った日本人として実に日本人らしく振舞います
かたや、アメリカで生まれ育ったアジア系アメリカ人のセバスチャンは、何かにつけ嫌味や皮肉ばかり
実は、彼はアジア系アメリカ人への偏見に苛立ち、その劣等感からコンプレックスの塊になっていて、攻撃的な言動はその裏返しともいえるのです
想像できると思いますが、何に対しても自然体のナオトとの短い旅は、そんなささくれ立ったセバスチャンの心を次第に穏やかに変えていきます
ナオトも白人警察官の差別発言に内心穏やかではないところもあったようですが…

 

 

青春ロードムービーと同時に、アメリカに厳然とある人種差別を描いた風刺映画でもあります
セバスチャンがまくし立てる英語が聞き取れないのでよく解りませんでしたが、字幕以上の辛辣な台詞が多かったようです

 

ちょっと優しい気持ちで映画館を出て帰り道に見上げた青空は、映画の中で何度か映されたアメリカ西海岸の空のようでした

 

 

 

サケボムという言葉を初めて知りました

ビールジョッキの口に箸を渡し、その上に乗せた日本酒のおちょこを「サケボム、サケボム、サケサケボーム!」の掛け声でテーブルを叩いて爆弾のように落として作るカクテルのこと
日本酒ブームのアメリカではパーティにもってこいのカクテルとして大人気となっているのだそうです
残念なことに、自分はアルコールが全くダメなので経験出来ません
お酒好きな方、一度試してみてはどうでしょうか?
は?、もう当たり前のカクテルだって?

 

 

 


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