「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」
原題 EVERYBODY WANTS SOME!!
2016年 アメリカ
1980年、新学期まであと3日
大学野球部の仲間たちが織りなす人間模様を描きます
野球に惹かれて観たのですが…
女、酒、ドラッグ、何が面白いのか分らない会話ばかりで共感できるもの皆無
1980年頃の若者ファッションってこんなにダサかったっけ?
お金を払って観るほどのものではないかと…
「君への誓い」
原題 THE VOW
2012年 アメリカ
幸せな結婚生活を送っていたレオ(チャニング・テイタム)とペイジ(レイチェル・マクアダムス)
ある冬の日、交通事故に遭い、ペイジが、実家を出る前からレオと出会い結婚、事故までの記憶を失ってしまいます
実家の家族や友人のことは覚えているのに夫である自分を覚えていない妻を前に苦悩するレオ
でも、二人の間にある愛を信じるレオは、もう一度出会いからやり直すことを決意し、ペイジにアプローチを始めます
そこに立ちはだかるのはペイジの両親や元婚約者の男性
ペイジは再びレオの元に戻ることができるのでしょうか
実話に基づいている、とのことですが、レイチェル・マクアダムスの可愛らしさに頼っているからでしょうか、時々陳腐に見えてしまったり、もの足りない感じが否めませんでした
この題材なら、もっと感動的な作品に仕上げることも出来たのではないかな
「歌声にのった少年」
原題 THE IDOL
2005年 パレスチナ
パレスチナ・ガザ地区出身の歌手、ムハンマド・アッサーフの半生を映画化
紛争の絶えないガザ地区に暮らし、スター歌手になって世界を変えることを夢見るムハンマド少年は、姉と2人の友人とバンドを組み、ガザの町で歌っていました
弟の声が最高だと信じる姉にリードされる形で、カイロのオペラハウスに出るという目標をたて結婚パーティなどのステージで演奏を披露して資金集めをしていました
ところが姉が病魔に冒され、その目標は終わりを迎えてしまいます
見どころは、成長したムハンマドが再び歌への情熱を取り戻しテレビ番組の「アラブ・アイドル」に出るため危険を冒して出国し頂点を極めるまで
ムハンマドの美声は本当に素晴らしいです
彼の物語には確かに感動します
けれど、私の記憶に一番残ったのは紛争で破壊された町で暮らす子供たちの姿です
いつか、パレスチナ問題が解決する日は来るのか、など考えてしまいました
「私の頭の中の消しゴム」
原題 A MOMENT TO REMEMBER
2004年 韓国
建設会社社長の娘・スジン(ソン・イェジン)と建築家志望のチョルス(チョン・ウソン)が恋に落ちて結婚
幸せな新婚生活を送る二人でしたが、スジンが若年性アルツハイマーと診断されてしまいます
チョルスの前から姿を消すスジンですが、わずかな手がかりを元に彼女を探し出します
最後の日までスジンと共に生きようとするチョルスの姿が涙を誘います
序盤はいかにも韓国らしい恋愛もの
幼稚で安っぽいラブロマンスかと思いきや、チョルスの実母の話が出てくるあたりから少しずつ内容が変わってきます
自分を捨てた母親を許せないチョルスにスジンは“許すには憎しみに部屋を与える”と語ります
スジンの言葉に実母への憎しみが薄らぎ人間の愛というものを知るチョルス
スジンの言葉があったからこそチョルスは最後までスジンを愛し通せたのです
終盤は涙涙
わかっていても泣かされる
韓国映画の魅力ですね
「アラビアの女王 愛と宿命の日々」
原題 QUEEN OF THE DESERT
2015年 アメリカ
20世紀初頭「砂漠の女王」と呼ばれたイギリス人女性、ガートルード・ベルの波乱に満ちた半生をニコール・キッドマン主演で描きます
イギリスの上流階級の生活を捨て、アラビアへと渡ったガートルードは、イラン、ヨルダン、シリアなどの旅を続け各地の部族と交流
やがてイラク建国の立役者として尽力します
ほとんど肌を出さなくてもその立ち姿だけでも充分に美しいニコール・キッドマンと砂漠の風景に惹きこまれます
勿論、ニコールの美しさは外見だけではなく中身も
静かな中に表現される、彼女の知力、気力、胆力には感動すら覚えました
ガートルード・ベルという女性については全く知りませんでした
観賞後調べましたが、多方面に活躍された方だったのですね
ニコールの魅力を堪能したと同時に歴史のお勉強もできました
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