以前から、一度行ってみたいと思っていた名古屋市千種区にある古川美術館
ラッキーなことに招待券を頂けたので行ってきました
古川爲三郎(ヘラルドグループ創始者)が長年にわたり収集した美術品を展示しています
今回は特別展
伊藤小坡の世界~うららかなる美の巨匠~
と
別館爲三郎記念館(爲三郎が死去まで暮らした邸宅)の
高北雪矢 インスタレーション「落花の夢」
伊勢出身の女流画家・伊藤小坡(1877~1968)
以前は平面的な日本画があまり好きではありませんでしたが
最近は、描かれた人物の心理や場面の状況が想像できるようになって興味を持って鑑賞するようになりました
大作は勿論見応えがありますが
扇子や鏡カバー、娘の結婚のお祝いに夫・鷺城と共に描いた帛紗など家庭生活への慈しみ、母としての一面も見られます
別館爲三郎記念館
この左側の塀の内側です 来る者拒まずといった雰囲気 急な坂を下ります
数寄屋造りの館のそこここに展示された「落花の夢」の椿
すべて木彫りで出来ていてミュージアムで販売もされていましたが
少々値が張るので「見るだけ」にしました
それに味気ないマンションの我が家にはそぐわない気もしましたしね
室内の展示品の撮影は出来ませんがお庭からならOK
廊下にぽつりぽつりと置かれた椿
大きく見えるのは室内の畳に描かれているものです
屋根の上にも一輪だけ、見えるかな?
椿の花、そのものではなく落花した椿が創出する状況空間が作品
なのだそうです
本物の椿の開花はまだまだ先のようですね
普段、コンクリートに囲まれた生活を送っているので
このようなお庭を眺めさせていただけるだけで相当リフレッシュ!な気分になります
お土産は手ぬぐいと高北チロルチョコ(ストロベリー味)
チロルチョコなんてユニークですよね!
帰り道
地下鉄の駅までの道中で見つけた風景
蝮が池八幡宮の飛地境内社だったかな 食べ物やさんの店先に吊るされた馬鹿でかいお鍋
昔、蝮の住む池があったのかしら この下は絶対通らない方がいいですね
小規模な美術館でも意欲的な企画展示が多く
侮れないな、と思った次第
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