読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

映画・WOOD JOB! ~神去なあなあ日常

2014年05月14日 | 映画(国内)

 

2014年 日本

 

 

原作 三浦しをん「神去なあなあ日常」

 

原作は面白かった!
主人公・平野勇気役が染谷将太さんということでさらに興味津々
どちらかというと暗く鬱屈した役柄が多かった彼が、どんな清々しい平野勇気を見せてくれるのか
映画公開がとても楽しみでした

 

都会育ちの若者が、携帯は圏外、コンビニもない、町まで車で2時間はかかる神去村で働くことになる

 

大学受験に失敗した勇気
ふと目にしたパンフレットの美女につられ、都会から逃げるように1年間の林業研修プログラムに参加することに
勇気がお世話になるのは地元の優良企業・中村林業
まるで野生児のような先輩・ヨキ(伊藤英明)の指導の下、少しずつ仕事を覚え、野趣あふれ魅力的な村人たちに囲まれた田舎暮らしに少しずつ変化していく勇気
勇気の変化はその表情や仕草によく表れています
当初は半分眠そうで姿勢も悪いのですが、徐々に目が光輝き、身体も森に真正面から向き合おうとする力強さが備わってきて、本物の杣人に近づいていきます

 

 

都会を出る時には雑踏の中、人にぶつかることなくすいすいと街中を歩いていた勇気ですが、山村で暮らした一年の後、研修が終わって実家のある駅に降り立った彼は、周囲の早い動きについていけません
この対比カットは斬新で面白いです

 

100年単位で考えなければならない林業の世界
勇気が、スローライフについて学びにきた高校時代の元カノの大学のサークル仲間を追い返す様子
本当の林業を体験しようとせず、数日見聞きしただけで知ったつもりになる人への批判もあります
そういうものはストーリーの要素として必要でしょう
そして、神去村で暮らす人々の人間模様を、笑いあり涙あり、アクション、少しエッチなところも加えて描いた見事なエンタテイメント映画だったと思います

 

映画のクライマックス、大山祗祭
CGを駆使するのだろうと想像していましたが、何と!ほとんどが実写なのだそうです
見事でした
妻夫木聡クンの若い頃みたいな染谷クン
頼もしいと同時に可愛かったです

 

 

伊藤英明さん
イイ男なのに、浮気がばれて妻(優香)にこてんこてんにやられたりするのもご愛嬌
チェーンソーや木登りを不自然なくこなしており、本当にクールでカッコ良いです

 

 

これから映画館に足を運ばれる方
最後に館内が明るくなるまで席を立たないでくださいね

(*^^)v

 

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久世光彦「桃」 | トップ | 梶村啓二「使者と果実」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
公開当時 (小米花)
2021-08-31 14:39:03
公開された当時は、ネット検索情報によるとロケをした美杉町はかなり盛り上がったのですね~。
DVD鑑賞では、その町のトキメキは感じられず、あんなに頑張って撮影されたのに、それっきり~?みたいな感じに受け止めてしまいましたよ。

お祭りのシーンなどは迫力があり、この当時ロケ地はさぞ盛り上がったことでしょうね。
一時の興味だけで終わってしまってないといいな、と思います。
返信する
小米花さん (こに)
2021-09-01 08:06:57
>あんなに頑張って撮影されたのに、それっきり~?
確かに!
ご当地の盛り上がりを維持するのって本当に難しいです。

投稿記事を久しぶりに読み返して、相当入れ込んでいて恥ずかしいくらい。
どこかで見つけたら再度鑑賞したいです(^^♪
返信する

コメントを投稿

映画(国内)」カテゴリの最新記事