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おうち映画(海外)を5本

2020年08月09日 | 映画(海外)
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」
原題 BAD GENIUS
2017年 タイ
【スターチャンネルBS10】

中国で実際に起こったカンニング事件をモチーフに制作された映画
天才少女を中心とした高校生チームが世界規模の大学統一入試「STIC」に挑む姿を描いたクライムエンタテインメントです

小学校、中学校と優秀な成績を収め新学校に特待奨学生として転入してきたリン(テュティモン・ジョニジャルーンスックジン)
テスト中に友人のグレース(イッサヤー・ホースワン)を手助けしたという噂を耳にしたグレースの彼氏パット(ティーランド・スパパンピンヨー)は試験中にリンが答えを教え代金をもらうというビジネスを持ち掛けます
父親と2人暮らしで裕福とはいえないリンは迷った末パットの提案を受け入れます
噂はどんどん広まりリンの売り上げも増加していきます
リンと同様、クリーニング店を営む母親と質素に暮らしているバンク(キャーノン・サンティナトーンクン)をも巻き込みSTICへの挑戦が始まります

親の期待に応えるため、学歴社会を生き抜くために通過しなければならない狭き門をお金を使ってカンニングという手段を駆使してくぐり抜けようとする金持ちの息子、娘たち
貧しさから抜け出ようと人生を賭けて試験に挑むリンとバンク
高校生たちの青春ものかと思ったら…
スリルとサスペンスに満ちたダークな作品でした

見事なカンニング手法は舌を巻くほど
発覚しそうになった時の駆け引きに目が離せませんでした

ブラック面に落ち込んだバンクには失望しましたけど、人の心理としてあり得ることです
救いだったのはリンには最後まで味方になってくれる父がいたことです

本業はモデルというリン役のテュティモン・ジョニジャルーンスックジン
立ち姿が美しい女性で見惚れてしまいました^^
       



「キリング・フィールド」
原題 THE KILLING FIELDS
1984年 イギリス
【BSプレミアム】

1970年代、クメール・ルージュによる内乱渦巻くカンボジアを舞台にアメリカ人記者・シドニー(サム・ウォーターストン)と現地人助手・ディス(ハイン・S・ニョール)の絆を描きます

決死の覚悟で危険地帯を取材するサム
本国からの帰国命令によりディスと共にアメリカ大使館で待機するのですが、パスポートを持たないディスは出国出来ないとわかり急遽偽パスポートを作ります
これで大丈夫と思いきや、審査の段階で偽パスポートであることが発覚してしまい仕方なくサムはディスを残しアメリカに帰国します
その後のディスの日々、クメール・ルージュに捕まってからの奴隷生活、脱出後のサバイバル生活は観ていて辛過ぎました
ディスを演じたハイン・S・ニョールは実際にクメール・ルージュの元で4年間強制労働に就かされた経験を持つそうです

独裁政権による悪政を扱った作品では、アンジェリーナ・ジョリー監督による「最初に父が殺された」や韓国の光州事件を扱った「タクシー運転手~約束は海を越えて」を思い出します
本作はあくまでアメリカ人ジャーナリスト目線で描かれています
好みは別れるところでしょうが観ておいてもよい作品と思いました
      




「BPM ビート・パー・ミニット」
原題 120 BATTEMENTS PAR MINUTE
2017年 フランス
【ムービープラス】

1990年代初めのパリを舞台にエイズにまつわる差別や不当な扱いに抗議する活動家たちを描くヒューマンドラマ

活動家たちが定期的に行う集まりでの、時には感情のぶつかり合いがあるものの全体に冷静で前向きなディベートにはうならされるばかりでした
エイズが感染したら必ず死ぬ病と言われていた時代、活動の後は必ずスタイリッシュな音楽でダンスを楽しむメンバーたちの姿には刹那的なものも感じられます
政府や製薬会社が国民に内緒で推し進めようとしていたあれこれを見ていると現在世界中で進められている新型コロナ治療薬の開発が思い出されます
怖いですね…
      




「アイガー・サンクション」
原題 THE EIGER SANCTION
1975年 アメリカ
【BS TBS】

表向きは大学教授、裏では政府の諜報機関に籍を置くジョナサン・ヘムロック(クリント・イーストウッド)が正体不明の標的が参加しているアイガー国際登山隊に加わり、アイガー北壁を舞台に死闘を繰り広げます

クリント・イーストウッドなので鑑賞しましたが期待したほどではありませんでした
美女に弱すぎ(笑)
アルプス山脈の美しい風景や登山シーンは楽しめました
気楽に観ればよい作品ですね
      




「フライング・ジャット」
原題 A FLYING JATT
2016年 インド
【ムービープラス】

敬虔なスィク教徒の一家に生まれ育った武術教師アマン(タイガー・シュロフ)は、化学薬品工場につなぐ橋を建設するためスィク教徒の神木を切り倒そうとする企業オーナー、マルホートラの用心棒に痛めつけられます
翌朝、無傷で回復したアマンは神木に超人力を授けられたことに気づきます
母手製の衣装に身を包み、ヒーロー「フライング・ジャット」に成長し、町の破壊を企てるマルホートラらと対峙します

笑いあり
涙あり
恋あり
家族愛あり
ダンスあり
愛国心と信仰心が力となるヒーローの活躍を描くインド映画らしい作品です

汚染物質を体内に取り込むことによって強くなるラカ=悪vsアマン=正義の戦いは日本のアニメ、ドラゴンボールのようで楽しかったです(#^^#)
      




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