読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

日高義樹「なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか」

2012年10月13日 | 教養・学習本

 

PHP研究所

2012年7月 第1版第1刷発行

265頁

 

 

 

世界では核保有国が増えつづけ、原子力発電所も大幅に増設されようとしている

核をめぐる世界情勢が大きく変わっているなか、日本だけは平和憲法を維持し核兵器を持たないと決め、原子力発電もやめようとしている

アメリカの庇護のもとでアジア情勢が安定していた時代にはそれでも良かったかもしれないが、アメリカが絶大的な力を失い、中国をはじめ各国が核兵器を保有し独自の軍事力を持ちはじめるや、日本だけが大きな流れのなかに取り残されている

日本はなぜこのような国になってしまったのか

このような状況から抜け出すためにはどうするべきか

それには、60余年前、日本に落とされた原爆の問題から始めなければならない

日本に対して、なぜ、どのような経緯で、人類が初めてつくった核兵器が投下されたのか

原点に戻って「考えたくないこと」を考えてみよう

 

 

第一章 真珠湾攻撃前からアメリカは日本への原爆投下を考えていた

第二章 広島・長崎への原爆投下は人体実験だった

第三章 皇居・京都への原爆投下も話し合われた

第四章 日本は軍事的に崩壊していた

第五章 それは日本に対するホロコーストだった

第六章 祈るだけでなく抑止力を持つことが必要である

あとがきに代えて―日本は何をなすべきか

 

太平洋戦争時の日本やアメリカのことについて自分が知らなかったことがたくさんあることがわかり、結構衝撃を受けました

本書を読んで、道筋が見えてくるわけではありません

ほんの序の口ですが、日本国について考えるうえでのきっかけのようなものにはなると思います

大事なのは、その先

日本人一人ひとりが我が国について一生懸命考えて行動すること、なのでしょう

 

 

 

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小川洋子編著「小川洋子の偏... | トップ | おちまさと「とっさのひと言... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
広島 (たんぽぽ)
2012-10-15 20:51:04
ちょうど先日、広島の平和公園を訪れ、原爆ドームや原爆の資料館を見ました。ボランティアの解説の方のお話も聞き、原爆投下に広島が選ばれた理由も聞いたと思います。
被爆国として、もっと世界に広く核撲滅を訴えるべきのように思いました。
それから、この原爆など問題にならないくらいの放射能が福島の原発事故で漏れ出ている・・・ということも。
未だに放射能の事をよくわかっていない私でした。
返信する
たんぽぽさん (こに)
2012-10-16 22:24:23
平和公園には二度行きました。
多分、何度行っても「初めて」のような衝撃を受けるのだろうと思います。
あぁいったものを目の前にすると言葉は消えてしまいますね。

フランスのマスコミがサッカーの日本のキーパーが素晴らしいという記事に手が四本、福島の影響か、などというコメントをつけたらしいですね。
全く、何を考えているのだか。
返信する

コメントを投稿

教養・学習本」カテゴリの最新記事