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カレル・チャペック「園芸家12ヶ月」

2010年08月15日 | 海外の作家
チェコで最も有名な園芸をこよなく愛した作家

本書が
園芸に興味の無い人を園芸マニアに陥らせる
というのはどうかと思いますが
園芸マニアをますます重症にしてしまう
はピンポーンです

本文より
園芸家は文明によって創り出された人種であって自然淘汰の結果ではない
園芸家が、もし自然から進化したとしたら外観が違っていたはずだ

しゃがまなくてもいいカブトムシのような足を持つ
花壇の上を飛ぶことが出来るように羽を持つ
長時間屈んでいても背中に痛みを感じないように無脊椎動物に進化

生物学上無理がありましょうが変に納得しちゃいます


小松太郎氏
あとがきより
植物を愛する気持ちは世界中何処の国民も一緒だ
チャペックの指摘している通り、園芸家の喜びは単に美しい花を咲かせるための労働と、その報いにだけあるのではなく、四季の作業を通して自然の生命の美しさに触れることが出来る点にあるのだろう

愉快愉快
でした

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