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おうち映画(日本)を5本

2020年03月03日 | 映画(国内)
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
2017年
【Amazon プライムビデオ】


過去と現在(2012年)が繋がる不思議な雑貨店を舞台に現実に背を向けて生きてきた青年と悩み相談を請け負う雑貨店主の時空を超えた交流を描きます

山下達郎さんの主題歌「REBORN」聴きたさに鑑賞しました

林遣都さんと尾野真千子さんの若い頃の髪型=かつらがあまりに酷いのと、門脇麦さんの歌声がMVで聴いていたのと違い下手すぎました(笑)

人と人との繋がりは意外に強いしお互いにわずかながらも影響しあっていることに気づけた青年
彼が後の人生を無駄に過ごすことはないのだろうと思わせるラストは良かったです

期待したほどのワクワク感は得られず…巷の評価が厳しい理由は?
鑑賞後、原作を読んで納得しました
達郎さんの楽曲を聴けたのが一番の収穫です(#^^#)
     




「50回目のファーストキス」
2018年
【日本映画専門チャンネル】

過去の事故で残った後遺症のため記憶が一日しか保てない女性に恋した男性の奮闘を描くアダム・サンドラー&ドリュー・バリモア主演の2004年のアメリカ映画を山田孝之と長澤まさみでリメイクしたラブコメディ
オリジナルが良かったので最初から最後まで比較しながらの鑑賞になってしまったのは致し方ありません
オールハワイロケというのもオリジナルを思い出させるばかりで却って失敗だったのでは?

可愛いくて明るいキャラですが自分の障がいを知り悩むところなど長澤まさみさんの演技はメリハリがあって良かったですがそれくらいかしら
挿入歌の山崎まさよしさん「One more time,One more chance」は名曲です!
     



「バーバー吉野」
2004年
【TBSチャンネル1】

町中の少年全員が同じ髪型=吉野刈りにしなければならないという町の伝統に反旗を翻した少年たちのささやかな成長をユーモラスに綴る青春ドラマ

吉野刈りを一手に引き受けているのは町唯一の床屋“バーバー吉野”
天狗さまから少年たちを守るためには同じ髪型をさせて目立たなくさせる、という言い伝えから始まったらしい吉野刈り
東京からの転校生、坂上君が吉野刈りに異議を唱え自分のヘアスタイルを貫き通すことから始まる騒動とその顛末は微笑ましく温かいものでした

バーバー吉野のおばちゃん役のもたいまさこさんがピッタリで笑えます
古い伝統に凝り固まったおばちゃんですが面倒見の良い人です
夫は会社を辞めプータロー、娘は浮ついた男にのぼせ上って色気ばかり、小学生の息子・慶太は吉野刈りに疑問を抱いている、など家族の動きを知らず日々吉野刈りに命を懸けるおばちゃん…

慶太が見せる家族愛や、頼りなさげに見える父親=おばちゃんの夫の優しさにほっこりとなります
吉野刈りは廃止され、一度は寂しい思いをしたおばちゃんは、今日も元気に床屋で人の髪を切り続けているのでした
     




「嘘八百」
2017年
【チャンネルNECO】

鑑識眼はあるもののうだつの上がらない古物商・小池(中井貴一)と腕は良いのに落ちぶれてしまった陶芸家・野田(佐々木蔵之介)を中心に2人が過去に騙された大御所鑑定士(近藤正臣)に仕返ししようと「幻の利休の茶器」を仕立て上げて一攫千金を狙うバトルをユーモアたっぷりに描き出します

野田が徹夜で茶器を作るシーンに感動しました
安定の中井貴一さん&佐々木蔵之介さん
忘れてならないのは、憎々しい悪徳鑑定士の近藤正臣さん、上手いです
エンドロールで流れる慌てようといったら…(*´▽`*)

続編も放送を待って鑑賞するつもりです

     




「帰郷」
2020年
【時代劇専門チャンネル】

原作 藤沢周平「帰郷」(収録「又蔵の火」)
時代劇専門チャンネルオリジナル時代劇

かつて親分の罪を被り恋人・お秋(前田敦子)を置いて故郷を離れた渡世人・宇之吉(仲代達也)は老い先を思い故郷の木曾福島に30年ぶりに戻ってきます
幼馴染の佐一(橋爪功)と再会した宇之吉は、宇之吉が故郷を離れてからお秋が産んだ子・おくみ(常盤貴子)は宇之吉の娘だと告げられ愕然とします

暗い宿命のようなものに背中を押されている“負”の主人公が最後に娘・おくみの為に命を懸けて果たした仕事
仲代さんより常盤さんの熱演が光っていました
もう一人、宇之吉が江戸に出てから出会ったおとし役の田中美里さんも凄みがありました

音楽は加古隆さん
控えめな音楽が、冒頭とラストに映し出される木曾御嶽山の悠々たる姿、山深い木曾路によく合っていて素敵♪

大好きな藤沢さん原作&加古隆さん音楽で、かなり贔屓目に観ても作品としては並みでしょうか

本作が収録されている「又蔵の火」の5作を全部映像化して欲しいです!
過去記事で「文字を追いながら、短編映画(又はドラマ)を観ているかのよう」と書いていました!
     



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