毎日新聞社
2012年7月 発行
204頁
毎日新聞に連載されたエッセイをまとめたもの
タイトルの「とにかく散歩いたしましょう」は愛犬ラブがまだ元気だったころ
小川さんに何か非常事態が起こって夜中に散歩に出た時のラブからのメッセージです
ラブとの思い出、海外でのひとこま、小説を生みだす苦悩など、日常を何気なく切り取っているだけ、なのが小川さんの言葉を通すと、特別な世界の出来事のように思えてしかたがありません
池澤夏樹さんや吉田篤弘さんの名前が出てきたことは嬉しい限り
池澤さんや吉田さんの著書にも小川さんの名前が出てきますしね
ラブを失ったことについては多くを書いてはおられませんが、それはそれは深い悲しみであったのではないかと想像します
ラブの思い出を胸に散歩を続けられているのでしょうか
ハダカデバネズミについて書かれている章があります
ここで、お正月に見たTV番組で取り上げられていた「ダンボハナアルキ」を思い出しました
ダンボハナアルキは、『鼻行類に属し、鼻を使って歩く』という架空の生き物なのですが、解説書まで出ており、本当に存在すると勘違いした人も多かったらしいです
テレビを見て「ダンボハナアルキ」を知っていた自分
はて? どこで聞いたか見たか読んだか?
とは思ったけれどそれ以上調べることもしなかったのですが
ハダカデバネズミという単語を目にして、もしかしたら小川洋子さんの小説?
あり得るかも?
検索ワードを入れ替え何度もトライした結果
それは小説、沢村凜「ヤンのいた島」でした
は~、すっきりした
それにしても鼻行類とはよく考えたものです(^_^;)
東京旅行からもう戻られているころかしら。。。
上の写真、富士山がとてもキレイに撮れていますね^^
小川さんの小説とかって、不思議な生物とか、変わった生き物が結構登場しますよね。
今回の旅行は本当にお天気が良くて最高でした!
小川さん独特の世界ですよね。
それこそ実在すると信じてしまいそうな生き物や植物も多くて『要注意』ですね。
「ことり」も早く読まなくては。