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あさのあつこ「ガールズ・ブルー」

2023年09月21日 | あ行の作家


文春ウェブ文庫版
2007年3月 第1版発行
(文春文庫2006年11月刊行を底本)

落ちこぼれ高校に通う里穂、美咲、如月
17歳の誕生日を前に里穂は失恋
身体が弱く入退院を繰り返す美咲は同情されるのが大嫌い
如月はプロも注目の高校球児である兄・睦月と何かと比較される
そんなことはお構いなしに、それぞれの夏は輝いています

落ちこぼれではあるけれど悲壮感はありません
勉強は出来ないし、いい加減で中途半端
でも根拠のない自信はあって、
よくある青春ものですがリアル高校生たちの瑞々しい日々がカラリと描かれて爽やかな読後感に包まれました

あさのさんはこのところ時代物ばかり読んでいましたが、青春物も捨てがたいです

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