おうち映画（日本）・椿の庭／先生、私の隣に座っていただけませんか？

「椿の庭」

2020年

【日本映画専門チャンネル】

庭から海が見渡せ椿が咲き誇る古い一軒家

長年連れ添った夫を亡くした絹子（富司純子）は思い出が詰まったその家で娘の忘れ形見である孫娘の渚（シム・ウンギョン）と暮らしていました

庭に咲く色とりどりの草花から季節の移ろいを感じ、家を訪れる人々と語らい、過去に思いを馳せながら暮らす絹子と渚

しかし、高齢の絹子には相続税を払うことが難しく家の売却の話が持ち込まれていたのです

冗長に感じるところもありましたが庭の佇まいや凛とした和服姿の富司純子さんをとらえた映像の美しさに惚れ惚れしました

　　　　　　　　

「先生、私の隣に座っていただけませんか？」

2021年

【Amazon Prime Video】

漫画家・佐和子（黒木華）の新作「先生、私の隣に座っていただけませんか？」

そこには自分たちとよく似た夫婦の姿が描かれ、佐和子の夫・俊夫（柄本佑）と編集者・千佳（奈緒）の不倫現場がリアルに描かれていました

やがて物語は佐和子と自動車教習所の先生（金子大地）との淡い恋への急展開します

この漫画は、創作なのか、妄想なのか、佐和子から俊夫への復讐なのか

現実そっくりの不倫漫画を読み進める中で、俊夫は恐怖と嫉妬に震え、現実を漫画の境界が曖昧になっていきます

一体全体どうなっていくのか想像しまくりで、悉く外され、結局そこですか？と物語そのものはそれほど面白いものではなく、役者の演技を観た、というところです

黒木華さんも柄本佑さんも奈緒さんも役にピッタリ

金子大地さんは源頼家のイメージが強くてやや残念でしたけど、それは自分が観た順番のせいで決して金子さんが悪いわけではありません

主題歌は竹内まりやの名曲「プラスティック・ラブ」

歌うはeillさんですけどまりやさんの湿っぽい声のほうが映画に合ってるのではないかしら