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おうち映画(海外)を5本

2020年11月15日 | 映画(海外)
「フォー・ルームス」
原題 FOUR ROOMS
1995年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】

大晦日の夜
一軒のホテルを舞台に一人のベルボーイを主人公にした4つの部屋で繰り広げられる騒動を描く4人の監督が4つの物語をコミカルに仕立てています

あまり好みではない作風ですが楽しく笑わせてもらいました
          




「レディ・バード」
原題 LADY BIRD
2017年 アメリカ
【Netflix】

カリフォルニアの片田舎で暮らす女子高生が様々なことに悩みながら成長していく姿を描きます

レディ・バードと名乗り、周囲にもそう呼ばせているクリスティン(シアーシャ・ローナン)
高校生最後の年に看護士の母と進学先を決めるため大学見学に行きますが、帰りの車中で地元ではなく東部の大学に進みたいと話したことから大ゲンカになってしまいます
父の失業、バークレー大卒ながらアルバイトの仕事にしか就けない兄、金銭面でも大反対の母と衝突を重ねる一方、初体験の相手・カイル(ティモシー・シャラメ)には嘘をつかれて憤慨、上流家庭の男女と付き合いはじめたことでの親友のジュリー(ビーニー・フェルドスタイン)とも疎遠になってしまいます

何の変哲もない街で「特別なもの」になりたい女子高生の瑞々しい青春のひとときを描く素敵な作品でした
故郷や家族の温かさや有難みは離れてみてから分かるものなのです
        




「ステップフォード・ワイフ」
原題 THE STEPFORD WIVES
2004年 アメリカ
【Netflix】

原作 アイラ・レヴィン
敏腕プロデューサーとして成功してきたジョアンナ(ニコール・キッドマン)
ある新番組をきっかけに起きた事件の責任を取らされ退職
夫・ウォルター(マシュー・ブロデリック)と共にステップフォードという街に引っ越し、人生をやり直そうとしますが…
ステップフォードに暮らす人々は余裕があり、夫唱婦随、幸せな生活を送っているようです
しかしジョアンナは違和感を覚えます
ウォルターは夫たちの集まりに参加するようになってからジョアンナへの態度が横柄になっていくし、同じくここの女性たちはおかしいと言っていた隣家のポピー(ベット・ミドラー)も夫から見て理想の“妻”へと変わってしまいました

コメディとのことですがこれはホラーです
夫が望む妻像を具現化した街、ステップフォード
一度はコントロールされた妻たちが、反逆し、今度は夫をこき使うようになる、とは一体…
結局は互いに相手に理想を押し付けているだけのことでそこには愛情なんて欠片もないのですよね
ウォルターとジョアンナの絆は強く無事ステップフォードから抜け出せたのは幸いでした
        




「食べて、祈って、恋をして」
原題 EAT PRAY LOVE
2010年 アメリカ
【Netflix】

原作 エリザベス・ギルバート

ジャーナリストとして活躍するエリザベス(ジュリア・ロバーツ)は離婚、失恋を経た後、全てを捨てて自らを探す旅に出ます
イタリアでは食の快楽を追求し、インドのアシュラムでは精神力を高めるべくヨガと瞑想に励み、最後に訪れたインドネシア・バリ島では彼女の生き方を大きく変える出会いが待っていました

イタリアでのジュリア・ロバーツの食べっぷりは見ていて気持ちよいものでした
恋愛に関しては、男性と上手くいかない心の動きがイマイチ理解出来なかったし、ラストに向けての展開も「それでいいの?」な感想です

旅での体験が彼女を変えて最愛の人を見つけられたのなら、旅に出たのは正解だったのでしょう
バリ島の占い師が詐欺師のように思えたのは自分が素直じゃないからかしらん(笑)
        




「手紙は憶えている」
原題 REMEMBER
2015年 カナダ、ドイツ
【Amazon Prime Video】


最愛の妻の死も覚えていられないほど物忘れが酷くなった90歳になるゼブ(クリストファー・プラマー)
同じ介護施設に車椅子で暮らす友人のマックス(マーティン・ランドー)から1通の手紙を渡されたことから、アウシュビツでゼブとマックスの家族を殺し身分を偽って今も生きているという元ナチス兵ルディ・コランダーを探す復讐の旅に出ることになります
マックスの手紙によれば容疑者は4人に絞り込まれているとのこと
手紙の指示に従い順番にルディ・コランダーと名乗る男の住まいを訪ねるのでした

眠りから覚めると自分が何処にいて何をしているのか分からなくなっているセブ
手紙を読んで自分の使命を思い出し、また旅を続けるのですが、とにかく危なっかしいことこの上なし
さらに、ゼブの息子は突然施設から姿を消した父親の行方不明届けを出しているので、警察の捜索網に引っかかれば有無を言わさず施設に戻されてしまい復讐は遂げられなくなります
最初の3人は人違いでしたが、各々脛に疵持つ身のようで、ゼブとの心理戦にドキドキしました

話には聞いていたラストに驚愕、いや本当に驚きました
“復讐”への執念たるや誠に恐ろしく凄まじかったです
物忘れが酷くなったご老人の“記憶”
原題の意味を考えると空恐ろしくなります
ラストシーンの台詞が念押しのようで辛かったです
        




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2 コメント

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「手紙は憶えている」 (小米花)
2020-11-17 17:01:06
ラストにどんでん返しがあることを知らずに鑑賞しました。
冒頭は、これってカテゴリーは喜劇?なんて気軽に見ていたら、とんでもないラストでした。

映画の感想をいつも興味深く読ませて頂いてます~。
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小米花さん (こに)
2020-11-18 08:07:30
驚きのラストでしたね~。
マーティン・ランドンは昔の海外ドラマ「スパイ大作戦」のローラン役時代から知っていましたが年老いても尚、凄かったですね!

映画記事
ありがとうございます。
備忘録を兼ねて自分勝手な感想を書いているだけですが「これ観てみたい」「面白そう」など、興味を持ってもらえたら嬉しいです(#^^#)
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