読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

映画・隠された日記 母たち、娘たち

2010年11月01日 | 映画(海外)
2009年
フランス・カナダ
 
 
祖母、ルイーズ
母、マルティーヌ
娘、オドレイ

3代にわたる女性の物語

ルイーズ役は
マリ=ジョゼ・クローズ
美人です
頭のてっぺんから足の先まで美人です

マルティーヌ役は
カトリーヌ・ドヌーヴ
腰回りは若干ご立派ですが
美しいです
美脚です

オドレイ役は
マリナ・ハンズ
スッピンでもすごい魅力的です


夫から家事と子育てだけきちんとやっていればよいと言われ
自由意志で行動することを許されなかったルイーズ

自分たちを置いて出て行った母を恨み
母親などいなくても立派にやっていける
今は医師として社会的地位もあり、意固地なまでに頑張って生きているマルティーヌ

カナダで仕事を持ち自由に生きているかに思えるが、その自由を持て余し気味
休暇を利用しフランスの実家に戻ったのだが友達以上恋人未満の相手の子供を妊娠したことを両 親に話せないオドレイ


まず
最初のシーン
海辺の建物の映像
「白」が際立ちます
フランス映画らしいです

オドレイが駅のホームを歩いています
表情が固く楽しい帰省ではないことがわかります
実家に到着
母親との関係がギクシャクしているのがビシビシ伝わってきます
優しそうな父親が気を使っているのが痛々しいくらい


オドレイが亡くなった祖父の家で見つけた祖母の日記をきっかけにマルティーヌの頑 なな心が開かれていき、オドレイもまた母を理解し赦し新しい一歩を踏み出していき ます



祖母の家出の真実は衝撃的でした
そこで初めてマルティーヌの親に関しての言葉のひとつひとつが理解できます


ラストはまたフランス映画らしい素敵な終わり方でした


母と娘はライバルだといいますね
自分のことを考えれば確かにその通り

娘と戦い、受け入れた時、母は生まれ変わって、輝く

カトリーヌ・ドヌーヴに尽きる作品でした


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東直子「甘い水」 | トップ | 堀江敏幸「めぐらし屋」 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (Terry)
2010-11-01 21:47:33
私のブログにコメントをいただきまして、ありがとうございます。私は、水村早苗の『続明暗』を先に読んで、そのあとで、漱石の『明暗』を読みました。私の7月24日のブログを参照下さい。京都散策に来られているのですね。貴女のブログが、映画と読書のブログとなると、私のブログと似ていますね。それじゃ、時々訪問させてもらいましょう。
返信する
Terryさん (こに)
2010-11-01 22:51:06
こんばんは♪

「続明暗」
本当の続き、なのですね
よく書けたものですね~
拍手を送りたいです
返信する
TBありがとうございます。 (rose_chocolat)
2010-11-03 11:31:38
女性には共感できても、男性にはちょっとわかり難いのかもしれないですね。 この感覚は。

マリ=ジョゼ・クローズは、『潜水服は蝶の夢を見る』に出ていました。 この映画もとても素晴らしかったです。
なので彼女を見るのを楽しみにしていた部分もあり。。。
予想通り美しくてよかったです。

ブックマークに、結構共通の方がおりましたね。 私もよくコメント残させていただく方が多いです。
またよろしくお願いします^^
返信する
rose chocolatさん (こに)
2010-11-05 19:32:36
ご訪問ありがとうございます

ドヌーヴが診察室で「シミがあるわよ」と言ったところで、わぁ~、でした
100%女性向けの映画でしたね

こちらこそ、宜しくお願いします
返信する

コメントを投稿

映画(海外)」カテゴリの最新記事