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beads cafe の片隅で

ビーズ・アート・アクセサリー
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トリニナーレ

2008年10月21日 | アート
いつも通る道の植込みに、
何やらカラフルなものが沢山ささってる。
よく見ると、色々な鳥たち。
横浜トリエンナーレの応援のワークショップで子供たちの手によるものだそう。
私、こういうのすごく好き。

題して、
日本大通 横浜トリエンナーレ2008応援企画 トリニナーレ だそう。
鳥になあれ!か・・・ いい企画じゃん♪



横浜トリエンナーレ2008

2008年09月30日 | アート

横浜で開催される、3年に一度のアートの祭典、
横浜トリエンナーレ2008がはじまりました。

画像はその関連の催し、BankART1929で行われている
「心ある機械たち」の展示の一部。
撮影は許可されてるんだけど、なんだか全部載せちゃうのはいけないような気がするので、
いちばん「ぎょっ!」とする部分だけお見せします。(笑)

ここは1929年に建てられた旧第一銀行で、横浜市の歴史的建造物。
ちょっと秘密にしておきたいぐらい、私の大好きな場所。



アートな時間

2008年04月07日 | アート









 カフェでの画像ばっかりだけど、先日行ってきた原美術館です。
 6月1日までは、原美術館コレクション展を開催中。
 何度も見たことのある作品も多かったけど、ブラジルのアドリアナ・ヴァレジョンのプールのユラユラの絵に惹きつけられた。
 一見、涼しそうできれいなブルー。でも水の奥のタイルの目地のぐにゃぐにゃを眺めていると、
 不思議な内面世界に引きずり込まれそう。
 現代美術が気になりだしたのは、学生時代からだけど、
 このごろ、より一層そのウェイブが訪れている私。
 原美術館はメンバーシップにも入っていることだし、もっと頻繁に行けるようにしたい。
 そうそう、もうすぐ青森に十和田市現代美術館ができるんですって。
 気になるなあ~。
 行ってみたいな~。



行ってきたよ

2007年10月22日 | アート
東京都美術館 「フィラデルフィア美術館展」

 やっぱり私の好みは、3番目の展示室。
 「キュビズムとエコール・ド・パリ」
 ちょうど前日に、なんとなくカンディンスキーをイメージした
 ポップな雰囲気のネックレスを作ったばかりで、
 実物を見て検証したかったの。
 カンディンスキーは、自身も音楽の素養のある画家で、
 その抽象画の源には音楽があります。
 前にニューヨークのグッゲンハイムで見たときに、ホントに太鼓や
 ラッパの音が聞こえてくるような気がしてものすごく衝撃を受けたんだけど、
 今回の《円の中の円》という作品も、構成と色彩の調和が素晴らしい。

それにしてもこの展覧会。
ちょっとイベントのプロモーションがすごすぎて、私のような天邪鬼は少し引いてしまう。
さらに展覧会のイメージキャラクターに、イメージソングまであるそうです。
写真のマティスの青いドレスを再現した展示もあったけど、
昔、女性の大臣が撮影の際に着ていたような(ドラエモン風)材質のドレスで
予想外のキラキラ感なのでした。




民藝館へ

2007年09月23日 | アート
巷では3連休(しかも2週連続!)ですね。
私もぼちぼち休息をとりつつ、最近ちょいとおサボリ気味だった
ホットヨガに連休中の3日間毎朝通う!という目標の元、頑張ってます。
今日で2日め!基本姿勢で、足の指の方(やや前の方)で大地を踏みしめて
立つというのを教えてもらって、なんとなく姿勢のとり方がわかった感じ・・・。

 さて、それで初日はヨガ終了後、目黒の日本民藝館へ。
 ココは、「用の美」というテーマをもつ場所なので、
 ブログのカテゴリーを「アート」にするのも、ナンですが・・・。
 今日まで開催していた李朝の白磁や、伊万里の染付けの展示。(ギリギリセーフ)
 ポスターにも載っている大壺、おおらかな曲線と土の地の素晴らしさ。
 これに、藍の優しい絵付けのなんと合うこと!
 白&藍の相性って、何度見てもやっぱりつくづくいいのだ・・・。
 なんだか、一回で簡単に見ることができず、一回売店でひと息ついて
 もう一回全部の展示をじっくり見て回りました。
 私、山田太一や向田邦子のドラマなどDVDに録画して、最初にさぁ~と終わりまで見て、
 もう一回最初に戻ってじっくり味わう派なんですが、そんな感じ?

 この日は、一緒に長崎やらメキシコやらのガラス器の展示もあったんだけど、
 これがまた、よかった~。
 ビーズをする方は、やっぱりガラスに興味のある方が多いと思うけど
 長崎の手拭い掛けが、クリアと白のなんだかモダンな瓢箪型みたいなガラスのパーツを
 ワッカでつないであって、まるでいまどきのロングネックレスみたいなモダンデザインでした。



美術館で、夜のガーデンBBQパーティー

2007年09月09日 | アート










週末、原美術館、カフェダールで開催されたガーデンBBQパーティーに行きました。
この日は夕方から参加者の貸切だったみたいで、
まずは、「原美術館コレクション展ー日本/亜細亜的現代」をじっくりと見る。
(お庭のパーティーの準備もチラチラ気にしながら・・・笑)

李禹煥 (LEE Ufan)の作品2点。久しぶりに見たなぁ。
アイボリーに群青の反復する線と点。この静謐さと躍動感、筆のタッチがいい。
たしか、昔ポストカード買ったっけ・・・。

それから有名な、荒木経惟の「センチメンタルな旅・冬の旅」も改めて見る。
たしか映画にもなったりして、今さら私が何か言うことでもないけれど。
よかった・・・。
最後の一枚。亡くなった奥さんがかわいがっていた猫が雪の中を飛び跳ねてる写真。
悲しみの先の希望・・・。

もちろん、森村泰昌や、お馴染みの草間彌生もじっと見る・・・。
(この間、横浜で見た森村扮する三島由紀夫さんのビデオもがんばってた!)

さて、気になっていたガーデンの様子も整ったみたいで、静かに開始されたBBQパーティ。
華やかなピンチョスに始まり、サテや伊勢海老のBBQ(エスニック風)、ご飯ものにデザート、そして各種のお酒まで、
おいしいものを夜風に吹かれていただく、不思議な大人のパーティー。
メニュー全体がエスニック風だったのは、展示の亜細亜に合わせてなんですね。
相変わらず、お洒落美術館です。ここは・・・。



「森村泰昌―美の教室、静聴せよ」展

2007年08月15日 | アート
 最初に森村作品をまとめて見たのは
 同じ横浜美術館。
 「森村泰昌 美に至る病―女優になった私」でした。
 1996年っていうからもう10年以上前なんだ・・・。
 それからというもの、私はこの不思議な人物に
 かなりハマっている。

 2001年に原美術館でやっていた、
 「私の中のフリーダ/森村泰昌のセルフポートレイト」も
 面白かったナ・・・。
 (メキシコの女性に扮装している森村。
 太い眉とか、口ひげなんか、ぱっと見たところ
 そっくりなんだけど、その髪飾りが、
 日本髪用の美しいカンザシだったりする・・・)





この人の作風(芸風?)は、名画の一部(人だけでなく例えばリンゴにも!)になりきること。
なりきることでその作品が見えてくることがあるんだけど、私思うに、単にそれだけではなさそう・・・。

なんていうか、うまい言い方が見つからないけど、それは森村の愛の表現なのではないかと・・・。
何かを愛するときに、そのすべてを自分と同化したくなる。
森村は、なりきる事によって、自分自身とその対象物との境界線を取り払って、
そこにまた新たな美の表現をしているんじゃないか・・・。

あるときは美しく、あるときは滑稽に、あるときは格好悪く、そしてあるときはグロテスクに・・・。
これが芸術なのか否かという意見も一部あるけれど。
彼が言うところのそれが、「自分道」なんじゃないかな?
世の中の表現者たち・・・。自分道、見つけられていますか?

「森村泰昌―美の教室、静聴せよ」展 Bi-Class Be-Quiet
  2007.7.17(tue)~9.17(mon)
  横浜美術館



POPアート2006

2006年07月19日 | アート
 先日新宿に行った際、ランチの後に少し時間ができたので、
 損保ジャパン東郷青児美術館へ行ってきました。
 最近、リキテンスタインの黄色や、ウォーホルのど派手なピンクといった、
 色彩と、そのロケンロールな世界が妙に気になって・・・。
 その日、久しぶりに会ったYちゃんは、ライム色のカットソーに、
 爽やかなグリーンの柄のヘアバンドという、アメリカンガールないでたちで登場!
 そんな偶然も、私の気分を盛り上げてくれました。
 今までのレトロ&シック好きな路線が0(ゼロ)になったわけじゃないけれど、
 ポップの意味は、「ポンと動く、はじける」・・・。
 うん。自分なりに、はじけてみようかな、なんて思ったりする今日この頃です。

題名は、「カルメン'77」「セルジオ・メンデス&ブラジル'66」に憧れて・・・。
特に意味はありません。はい。



抽象表現について

2005年10月07日 | アート
 イサム・ノグチ展に行きました。
 エキゾチックなその容貌と、シンプルな曲線が美しい彫刻、
 あかりシリーズなどで知られる和紙の照明器具のことは知ってましたが、
 こうやって、じっくりとまとまった作品を眺めるのは初めて。

 平らな黒や白の板を切り出し、切り込みを入れ、
 接着剤などを使わずに組み合わせることで、
 立体化させる作品に興味津々。
 まるでビーズと同じ・・・。


「単純さは芸術における目的ではないが、ものの現実的な意味に接近すると、意に反して単純さに至る。」
ものの真の姿を見つめること。これがイサム彫刻の原点。
事物の本質を抽象表現するには、まず本質を見極める目を持たなくてはいけない。
創作の原点がそこにある事を、あらためて認識した一日でした。

◆ イサム・ノグチ展  東京都現代美術館
◆ もっと知りたい イサム・ノグチ


【今日の一枚】

B000005YTTChez Toots
Toots Thielemans
Private Music   1998-04-28


トゥーツおじさんのハーモニカがめちゃくちゃ良い感じ。
大人のための、一枚です。
特に、一曲目の「パリの空の下」が流れ始めると、自分のお部屋が
まるでシャンゼリゼ通りのカフェにでもなったかのよう。
最近夜は、このCDをBGMに手作りカクテルの時間が、一番の愉しみかな。
←視聴もできるので、興味のある方は聞いてみてください


世田谷美術館にて

2005年03月28日 | アート
今週末、横浜は素晴らしく良いお天気でした!
3月は、ホント忙しくて週末もアトリエで過ごすことが多かったので
今日は久々にドライブがてら世田谷まで・・・。

 グリーンの傘がリズミカルな、ここは世田谷美術館。
 「瀧口修造 夢の漂流物展」~同時代・前衛美術家たちの贈物へ。
 
 瀧口修造は詩人でもあり、シュルレアリスムの紹介者として
 日本の現代美術史の中で欠くことのできない人物。
 1950S~1970S 親交の深かったマルセル・デュシャンをはじめとした作家達の、
 瀧口に対するささやかな贈物たち。
 そしてその膨大な数々の品物を大切に蒐集していた様子が面白い。
 ミロの畑で獲れたという、ぷっくりとした「ひょうたん」。そしてそれを手にして大喜びしたという瀧口。

シュルレアリスムって、ぐにゃりと曲がった時計のダリの絵や、なんとも不思議なキリコの世界といったイメージで
考えていたのだけど、調べてみると「個人の意識よりも、無意識や集団の意識、夢、偶然等を重視した作品」なのだとか・・・。
難解です。
 
ひとつひとつの摩訶不思議な作品やオブジェ達それぞれに、
深い意味がありそうだけど、結局は感性でビビっとくるものを見て回る。

中西夏之という人の贈物は洒落ている。
さらさらしたまっ黒な砂、はたまた真っ白な砂が試験管のようなガラス瓶に数本。
素敵!

瀧口修造が多くの作品を残した「デカルコマニー」(絵の具を紙の上にのせて、
もう一枚の紙でペタっと挟んで生まれる摩訶不思議な模様)はおもしろそうでした。
ビーズも、こんな「偶然」から生まれるデザインが、かなり多くの部分を占めているのではないでしょうか?(少なくとも私は)
 
シュルレアリスムについては、これからも調べてみようと思います。


【今日の一枚】
オブリガード・ブラジル

ようやく車にiPodがついたので、今日のBGMはヨーヨー・マ。
クラシックはもちろんのこと、素晴らしいメンバーと奏でる
ブラジル・ラテンのリズムも実に奥が深いと感心させられる。
夕暮れに合うサウダージな一枚。