パリ20区、僕たちのクラス [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
紀伊國屋書店 |
アフリカ、中東、アジアなどから移民・難民としてフランスにやってきた移民の子どもたち。フランス語もたどたどしく、集中力の欠ける生徒にどまどう教師だが、彼の生徒に向かう姿勢がとてもフランスらしい。それば、生徒を「子ども」扱いせず、本気なかふざけているのかわからない質問にもきちんと向き合い、生徒の考える力そして個性を伸ばそうとしているところ。またフランス語とフランス社会で求められる高い言語コミュニケーション能力を伸ばそうとさまざまな努力をする。
これだけ宗教も価値観も違う生徒たちが、混沌としながらも、お互いを尊重することを学び、それなりにまとまり感をみせる、それは多文化社会にもとめられる個性と寛容性の共存する社会の縮図のようにもみえた。