大相撲の八百長問題の裁判で解雇無効の判決を勝ち取った元幕内蒼国来(そうこくらい)(29)の土俵復帰について、日本相撲協会が特例措置を検討していることが2日、分かった。
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協会関係者によると、蒼国来が5月の夏場所を全休しても番付を降下させず、7月の名古屋場所での土俵復帰も認める案という。解雇から2年、土俵での稽古から遠ざかっていたことに協会が配慮した特例案。3日の理事会で控訴断念とともに承認されれば、蒼国来本人に伝える。
幕内定員は横綱以下42人以内で、2011年4月に解雇された蒼国来の番付は直前の初場所で東前頭16枚目だった。5月12日初日の夏場所(両国国技館)は既に番付編成を終えていることから、蒼国来の番付は幕尻の16枚目と同等の幕内最下位格付け出しとする案が検討されている。夏場所を休場した場合も、この番付が名古屋場所で確保されるという。
(2013年4月3日09時18分
読売新聞)
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