尖閣
警官に守られながら帰りのバスに向かう日本人サポーターら=多田貫司撮影
【広州=槙野健、大木聖馬】中国広東省広州で8日行われたアジア大会男子サッカーの日中戦で、胡錦濤政権は大量の警官隊を動員し、反日行動を全力で封じ込めた。
対日関係の悪化に歯止めをかけ、社会の安定維持への悪影響も抑えた。
試合会場のスタンドのフェンス際の座席や通路沿いの座席などに警官らがぎっしりと座り込み、中国人観客へ目を光らせた。
応援の過激化を防ぐため、会場内には横断幕やラッパなどの鳴り物の持ち込みは禁止された。同じ服を着た団体客も目立ち、当局が観客の多くを政府系機関や企業から動員したものとみられる。
同省深センのファンクラブ幹部は入場券を数百枚購入しようと、大会組織委員会に申し込んだが断られたという。同幹部は、「当局は安全上の観点から観客を選別している」と語った。(センは土へんに「川」)
(2010年11月9日10時06分
読売新聞)
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