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晴海大橋と首都高速10号晴海線の進捗状況 2016年2月16日

2016年02月24日 06時00分00秒 | インフラ整備・道路


晴海大橋と首都高速10号晴海線:工事進捗率75% 2016年2月16日
現在、首都高速道路の中で10号路線となる「晴海線」の整備が進められています。首都高速晴海線は、湾岸線の東雲JCTから晴海大橋上に設置される晴海仮出入り口までの約2.7キロの区間の高速道路です。

事業位置 中央区晴海二丁目~江東区有明二丁目
延長 約2.7km
   豊洲出入口~東雲JCT約1.5km(平成21年2月開通)
   晴海出入口~豊洲出入口約1.2km(整備中)
道路の区分 第2種第2級(道路構造令)
設計速度 60km/h(出入口 40km/h)
構造 高架構造
車線数 往復2車線(暫定整備)
完成予定時期 平成29年度(晴海出入口~豊洲出入口)

1993年(平成5年)7月:都市計画決定
2009年(平成21年)2月 : 豊洲出入口-東雲JCT開通(暫定2車線)
2015年(平成27年)度(予定): 晴海出入口-豊洲出入口(暫定2車線)

「こんな何もない埋立地に高速道路なんか延ばしてきて、一体だれが利用するんだ?」と思われるような路線ですが、都心部と高速湾岸線とを結ぶ高速9号深川線・11号台場線(レインボーブリッジ)のバイパス的機能を持っているのです。また、近年の再開発によって人口が増加している晴海地区や豊洲地区などの物流を担う道路ネットワーク整備としての意味があります。

豊洲地区や晴海地区の中から首都高速を利用しようとすると、一番近いインターチェンジは都心環状線の銀座出入り口となります。そのため、晴海ふ頭から銀座方面へ伸びている勝鬨橋に車の流れが集中することになり、晴海通りの慢性的な交通渋滞の要因の一つとされてきました。今回の晴海線が開通すると、車の流れが晴海線を経由して湾岸線に誘導されることになり、晴海通りの渋滞緩和に役立つことになります。



2014年7月現在、湾岸線の東雲JCT~豊洲出入り口間が既に開通しています。豊洲ふ頭周辺では高層タワーマンションや商業施設が出来て人口が増えていて、豊洲新市場や2020年の東京オリンピックの競技会場が整備されることになります。

2015年度には、豊洲ふ頭と晴海ふ頭を結んでいる「晴海大橋」の中まで延伸されます。晴海ふ頭は東京オリンピックの選手村が整備されるなど、これから5年程の間に一気に開発が進むことになります。

晴海大橋の造りですが、橋の中央部分に首都高速晴海線の高架と出入り口が設置され、その両側に放射34号線の一般道路(晴海通りの延伸部)が通っています。

首都高速道路株式会社 晴海線
http://www.shutoko.jp/ss/tokyo-smooth/harumi/index.html



晴海通りの「晴海三丁目交差点」から東側へ向かって伸びている「晴海大橋」の歩道を散策していきます。晴海大橋の西側(晴海側)には、首都高速10号晴海線の晴海出入口が整備されることになります。




首都高速10号晴海線の晴海出入口インターチェンジの建設予定地の全景を撮影しました。現在は工事用資材置き場となっています。




二手に分かれている一般道路部分の間で建設中の首都高速10号晴海線の道路高架橋です。




晴海大橋の歩道をしばらく東側(豊洲六丁目側)へ向かって歩いて行くと、首都高用のP4~P7橋脚群が見えてきました。




現在仮設置されている状態の首都高速の道路高架橋の東側断面部分を撮影しました。




2006年3月末に晴海大橋が開通した当時から設置されている「P4橋脚」を撮影しました。10年間ほど放置されていた状態だったのですが、ようやく橋桁が架設される段階になりました。




晴海大橋と、晴海大橋南詰交差点の間で建設工事中の首都高速10号晴海線用の橋脚群を撮影しました。前方で交差しているゆりかもめの軌道高架橋の更に上側を通るので、かなりの高さとなっています。




「P5橋脚」を南西側から撮影しました。橋脚の大部分が工事用フェンスで覆われている状態です。




P5橋脚の頭頂部をズームで撮影しました。




P5橋脚を南東側から撮影しました。




P5橋脚の一つお隣、東側に建っている「P6橋脚」を見上げて撮影しました。P5橋脚よりも高さが若干高くなっています。




P6橋脚前から「晴海大橋南詰交差点」方向を撮影しました。交差点の周辺にはゆりかもめの新豊洲駅舎や東京電力の変電所などが集まっています。




P6橋脚を南東側から撮影しました。




P6橋脚の頭頂部をズームで撮影しました。




晴海大橋南詰交差点前にやってきました。ここで首都高速10号晴海線の道路高架橋は、ゆりかもめの軌道高架橋の上を跨いでいくことになります。




晴海大橋南詰交差点前で建設工事中の「P7橋脚」です。




P7橋脚の構造物を南東側から撮影しました。P7橋脚から西側(晴海側)が「D18区画」、東側(有明側)が「D19区画」と分けられていました。




ゆりかもめの新豊洲駅舎内からP5~P7の橋脚群を見下ろして撮影しました。




P5橋脚(奥側)とP6橋脚(手前側)をズームで撮影しました。




晴海大橋南詰交差点前から「豊洲出入口」方向を撮影しました。こちらもP8~P10橋脚が建設されることになります。




「晴海大橋」の地図です。二つの車線の間には大きなスペースが確保されていて、この場所に首都高速10号晴海線の道路高架橋が設置されることになります。

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