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環状第2号線 築地大橋の進捗状況 2017年2月2日

2017年02月08日 06時00分00秒 | インフラ整備・道路


環状第2号線 築地大橋:工事進捗率100% 2017年2月2日
東京都江東区有明2丁目から港区新橋、新宿区四谷を経由し千代田区神田佐久間町1丁目に至る都市計画道路「東京都市計画道路幹線街路環状第2号線」の事業区間の中の一つである「隅田川橋梁(仮称)」です。江東区豊洲から港区新橋までの事業区間の中で、隅田川を渡る部分にこの新しい道路橋が建設されています。今まで東京東部を流れている隅田川の最下流部に架橋されている橋は勝鬨橋だったのですが、この隅田川橋梁(仮称)が完成すると、その記録が塗り替えられることになります。

環状第2号線の西側半分は「外濠通り」として既に供用中であり、虎ノ門~新橋間の地上区間は「新虎通り」として2014年3月末に開通しました。現在は新橋~有明間で事業が進められています。中央区築地から虎ノ門までの地下トンネルの名称は「築地虎ノ門トンネル」となっていて、こちらも地上区間と同時期に開通しています。



環状第2号線の巨大事業の中で、現在は新橋から勝どき地区や晴海地区、豊洲地区を経由して湾岸の有明地区へ向かうルートの工事が行われています。前述の通り、虎ノ門~新橋間は2014年3月末に「新虎通り」「築地虎ノ門トンネル」として一部区間が開通しています。環状第2号線のルート上には隅田川、朝潮運河、豊洲運河の水面を橋梁で渡る必要があり、その3つの中の一つが今回の記事の「隅田川橋梁(仮称)」となります。2014年9月末、東京都によってこの橋の正式名称が「築地大橋」に決定しました。

上記の地図を眺めてもらうと、環状第2号線は一つ北側を通っている「晴海通り」と並行するルートとなっています。この晴海通りは近年になって交通渋滞がひどくなっていて、この晴海通りの混雑緩和機能が期待されます。

「隅田川橋梁(仮称)→築地大橋」設計諸元と概要
路線名 環状第2号線
事業年度 平成19年度~26年度
橋長 245m
支間長 49.85m+145m+49.85m
総幅員 32.3~48m
有効幅員 歩道4m、車道10.25m×2、歩道4m
道路規格 第4種第1級
設計速度 本線60km/h、ランプ部40km/h
縦断勾配 4%
横断勾配 車道部2%、歩道部1%
構造形式 上部工 鋼3径間連続中路式アーチ橋
       下部工 A1橋台 逆T式、橋脚 壁式、A2橋台 壁式
       基礎工 A1橋台 鋼管杭、橋脚 鋼殻ケーソン、A2橋台 場所打ち杭
舗装 車道 アスファルト舗装(t=80mm)、歩道 石材舗装(t=30mm)

プレスリリース:東京都建設局発表の報道資料 2014年9月30日
環状第2号線 隅田川橋りょう(仮称)名称決定!! 『築地大橋』
ニュースリリース:ケンプラッツの特集 2014年5月9日
五輪の大動脈、隅田川河口にアーチ橋を一括架設 隅田川橋りょう工事



隅田川の最下流部に架橋されている「勝鬨橋」の左岸側から撮影した、環状第2号線の「築地大橋」の道路橋梁です。本来は、豊洲新市場が開場する予定だった2016年11月7日以降の、12月中に暫定開通する予定だったのですが、現在も未開通の状態です。




2017年2月現在も、先が見えない状態が続いている築地市場の豊洲移転問題。築地市場の移転の目途が立たない限り、築地市場の跡地内を通ることになる環状第2号線の開通はあり得ません。




勝鬨橋の中央部から、築地大橋の道路橋梁を撮影しました。




同じ場所から、道路橋梁をズームで撮影しました。




隅田川の左岸遊歩道を歩いて築地大橋の道路橋梁前へ向かいます。遊歩道内は「隅田川(佃大橋上下流)左岸防潮堤耐震補強工事」が行われているので、勝どき三丁目地区内の市街地の中を迂回していきます。




「橋梁長寿命化工事」が現在実施されている勝鬨橋の道路橋梁の全景を撮影しました。工期は2017年3月29日までとなっていて、後2カ月ほどで完成することになります。




北東側から、築地大橋の道路橋梁の全景を撮影しました。本来ならば去年12月の時点で暫定開業しているはずですが、ひっそりと静まり返っていました。




左岸部分をズームで撮影しました。背後には、浜離宮恩賜庭園の緑地帯やニューピア竹芝の高層ビル群が広がっているのが見えます。




右岸側の築地市場の敷地部分を見渡して撮影しました。築地市場の移転後に、跡地内にトンネルを含む道路部分を新設する計画となっています。それが間に合わなければ、カーブ区間のある迂回道路を暫定的に整備する計画もあります。




新月島運河に架橋されている「浜前橋」を渡り、勝どき五丁目地区内にやってきました。左岸側から、築地大橋の道路橋梁の全景を撮影しました。




既に開通できる状態になっているのですが、2017年の正月を挟んで約2カ月ほど放置されている状態が続いています。環状第2号線と平行して走る晴海通りは、慢性的な交通渋滞となっています。




勝どき五丁目地区内の「勝どきポンプ場」の敷地前にやってきました。勝どき五丁目地区内から、築地大橋の道路橋梁に上がることができる階段とスロープ施設を撮影しました。




南東側から、上記の階段とスロープ施設の全景を撮影しました。




今回の記事を持ちまして、築地大橋の進捗状況の記事は打ち切りとさせていただきます。おそらく数年後には開通した際に、記事を作ってみたいと思います。築地大橋から眺める広大な東京港の風景、楽しみにしています。




隅田川橋梁(仮称)、正式名称「築地大橋」の地図です。

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