雲一つない快晴の青空の天候の下、外堀通りを散策して歩行者用デッキ・グランルーフを撮影していきます。グランルーフ本体や、建物内に入居している店舗等はすでに開業していますが、高速バスターミナルなどは現在も工事は継続中です。
後ほど、外堀通り・呉服橋交差点まで進んだ後に引き返してグランルーフの3階部分に整備されている歩行者用デッキを散策してみます。この日は土曜日だったのですが、そんなに人通りは多くはないみたいです。
今までの東京駅・八重洲口前には大丸東京店などが入居している「交通会館ビル」が象徴だったのですが、今後は巨大な幌と、それを支えるために等間隔に立てられているピラーが八重洲口の「顔」となっていくのでしょう。
グランルーフのすぐ後ろ側は、東海道新幹線の東京駅ホームとなっていて、構造物と巨大な幌の隙間から駅ホームを眺めることが出来、動く列車なども確認することが出来ます。
グランルーフの南端部はグラントウキョウサウスタワーとつながっていて、3階の歩行者用デッキを介してつながっています。連絡デッキには階段も併設されていて、地上に降りることも可能になっています。
「東京駅が街になる」をコンセプトに再開発工事が進めらている「東京ステーションシティ」プロジェクトですが、今回の八重洲口・グランルーフの完成によって一つの区切りが付きました。
丸の内口の丸の内駅舎の復原工事(2012年10月完成)、日本橋口の再開発工事(2007年4月完成)、そして今回のグランルーフとツインタワーの再開発工事が主なプロジェクトだったのですが、2007年12月にグラントウキョウノース・サウスタワーが完成し、2013年9月にグランルーフが完成しました。
巨大な幌屋根の後ろ側には、丸の内地区の高層ビル群が写っています。グランルーフの建設前、まだ更地だった数年前までは、ここ外堀通りから綺麗に見渡せることが出来たのです。
もともと東京駅・八重洲口前の土地はJR東日本の他に周辺地権者である三井不動産、鹿島八重洲開発、国際観光会館、新日本石油が保有していたのですが、それらの企業が共同開発をすることに至った経緯があります。
それぞれの所有する敷地を一体化し、駅前広場をはさんで南北に2棟の超高層ビルを建て、中央部に新しい駅舎とデッキを建設することになりました。既存の鉄道会館ビル(八重洲駅舎)を撤去することにより八重洲駅前広場の奥行きを広げることになっています。
巨大な幌屋根の後ろ側に建っている2棟の高層ビルは、左側が三菱電機本社などが入居している「東京ビルディング」、右側が東京中央郵便局跡地に建設された「JPタワー」です。
八重洲口周辺は外堀通りの真下を中心に広大な地下街が広がっていて、人の流れはそちら側が中心となっています。そのため地上周辺では人通りはほとんど見られません。
今まで工事用シートに覆われていた状態の「八重洲中央口」の駅舎部分が見えてきました。
グランルーフの北側にそびえ立っている「グラントウキョウノースタワー」の低層階部分に入居している「大丸東京店」を撮影してみました。
グラントウキョウノースタワーを見上げて撮影しました。更に北側にある呉服橋交差点まで散策していきます。