表参道のブランドストリートからJR原宿駅方向へ分岐している「神宮橋交差点」の上に架橋されている歩道橋を渡っていきます。常に交通量が多い左側も五輪橋と比較すると、右側の神宮橋は交通量もなく閑散としていました。
実質的には歩行者専用橋となっている「神宮橋」を見下ろして撮影しました。明治神宮の敷地内へ入るには、この神宮橋を渡る必要があります。
五輪橋の東岸側(表参道側)の一角では何か工事が実施されていました。新しい分譲マンションでも建設されているのかもしれません。
2020年に開催される二度目の東京オリンピックでは、千駄ヶ谷の国立霞ヶ丘競技場が建て替えられることになりますが、こちらの国立代々木競技場は今後どうなっていくのか注目していきたいと思います。
原宿のファッションビルが建ち並ぶ歩道を歩くと、前方にJR原宿駅の駅舎が見えてきました。ファッションなどの流行の先端を走る街ですが、その中心の原宿駅舎は大正時代に建てられた歴史のある建物なのです。
現在の駅舎は1924年(大正13年)に竣工した木造建築で、都内で現存する木造駅舎で最も古いです。建物は二階建てで、尖塔付きの屋根に白い外壁という、イギリス調のデザインとなっています。
神宮前地区の繁華街や住宅街と、明治神宮の緑地帯の間に挟まれたスペースに線路群や駅舎が設置されていることから、駅前広場は非常に狭く、ロータリーすら存在していない構造になっています。
山手線の内回り電車を待っていると、丁度外回り電車がやってきたので撮影してみました。発車メロディが流れて扉が閉まると、サッサと発車していきます。
原宿駅にはJR山手線の列車だけが発着し、平行して走っている埼京線や湘南新宿ライン、成田エクスプレス等はすべて通過していきます。新宿駅と渋谷駅、二つの巨大ターミナルに挟まれた中間駅という位置づけとなっています。
加速していく外回り電車の左側にもホームが存在しますが、これは毎年の年末年始の明治神宮のへの初詣客のためのもので、正月にのみ使用されている「臨時ホーム」です。
朝夕の時間帯以外の平日の原宿駅は、ゆったりとした時間が流れています。数分ほど待っていると内回り電車がやってきました。
平日の昼間の時間帯でも4分間隔の高頻度運行が実施されている山手線、乗り遅れたとしてもしばらく待っていればすぐに後続列車がやってきます。
表参道や竹下通りの繁華街、代々木公園や名神宮、代々木国立競技場への最寄り駅となっているので、土日や祝祭日になると乗降客が多くなります。
現在山手線ではホームドアの設置工事が順次進められているのですが、原宿駅ホームではまだ設置工事は先となりそうです。
原宿駅に停車中の内回り電車を撮影してみました。これで9月の代々木公園の散策は終わりです。