
アップルストアの日本直営店の一つである「アップルストア銀座店」前の銀座3丁目交差点から引き続き散策を進めます。この先の区間は高級ブランドショップや専門店などの店舗はもちろんありますが、京橋地区にも近いエリアなのでオフィスビル街の雰囲気も併せ持った界隈の中を散策していくことになります。

銀座3丁目交差点から振り返って新橋方向を撮影してみました。銀座4丁目交差点まで約200メートルしかないので、和光銀座の建物などが近くに見えます。

ズームで撮影してみました。銀座和光の建物の北側に「山野楽器銀座本店」があり、この建物が国土交通省の地価公示に置いて中央区銀座4丁目の区域の地価を調べる基準点になっています。

銀座3丁目交差点前に本店を構えている百貨店の「松屋銀座店」。ここ銀座店と浅草店の二つがあり、銀座界隈においては最も有名な百貨店となっています。2006年(平成18年)に改装工事が行われました。

一階にお店を構えている「FENDI松屋銀座店」。「FENDI(フェンディ)」はイタリアに本拠地を置く世界的に有名なファッションブランドであり、バッグや靴などを中心に様々な分野の製品を取り扱っています。松屋銀座店の中にあるのは直営店ではないようです。

「PRADA松屋銀座店」。「PRADA(プラダ)」もイタリアを代表するアパレル企業です。

建物の北側一階に店舗を構えている「LOUIS VUITTON松屋銀座店」。「LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)」はフランスのスーツケース職人が創始したファッションブランドです。

中央通りを挟んだ向かい側にあるのが「シャネル銀座店」。世界的な展開を行ってるシャネルの店舗の中でも世界最大級の売り場面積を誇る店舗として2004年12月に開業しました。

中央通りと銀座マロニエ通りのクロスである「銀座2丁目交差点」に到着しました。中央通りもそうですが、この交差点でクロスするマロニエ通りには世界的な高級ブランドショップなどが集積していることで有名です。

銀座2丁目交差点前に建っている大倉本館の建物の一階には「Cartier(カルティエ) 銀座2丁目ブティック」が入居しています。「Cartier(カルティエ)」はフランスのパリに本拠地を置く高級ブランドで、ジュエリーと高級時計などを扱っています。

銀座2丁目交差点から引き続き京橋エリアへ向かって散策を続けていきます。

午前10時を過ぎたので中央通りの沿道のお店はほとんどが開店していました。そのため歩道を歩く人の数も徐々に増えてきています。

この界隈は昭和時代の初期に銀座5丁目~銀座8丁目に編入された新しいエリアと違って、明治時代から銀座地区として発展してきたエリアです。明治維新後直後の明治2年に江戸町名改正により新両替町と三十間堀西側等をあわせて銀座一丁目から銀座四丁目が制定されました。

「銀座」という地名に由来について述べたいと思います。「銀座」とは中近世の日本の政権において貨幣の鋳造および銀地金の買売を担った場所に与えられた呼称であり、正式名称は「銀座役所」といいます。

1612年(慶長12年)に駿府にあった銀座役所(現在の静岡市葵区両替町一丁目)が移転し、後の1800年に蛎殻町(現在の日本橋人形町一丁目付近)に再び移転するまで、銀貨の鋳造が行われました。江戸時代には「銀座人」と呼ばれる職人の人たちが住み、常是役所や銀座役所がここ銀座2丁目周辺にあったそうです。
