個展のための帰省は搬入日の8月7日から、搬出日翌日の20日までの約2週間。
洗濯だけはできるようになった夫、食事もコーヒーも外食でなんとか暮らしていけるけれど、ジェーンの世話はできないと言うのです。 去年の夏まで家にいた娘が就職して山口へ行ってしまったことを、あらためて実感しました。
ジェーンを実家まで連れて行かなければなりません。
若く見えても16才・・・車に乗るのは年に一度獣医さんまでの20分だけです。 老犬にとって、真夏で渋滞も予想できる4時間(?)ドライブは負担になるでしょう。 毎年、トランク・後部座席・助手席まで荷物満載なのに、ジェーンのいるスペースを確保して、さらにジェーンの荷物を乗せていけるだろうか。
・・・悩むところでしたが、とにかく「連れて行かないなら餓死するぞ」とまで言われては、連れて行くしかありません。
前日に個展用と生活用の荷物を積み込み、当日早朝にジェーンのための毛布、バスタオル、ドッグフード、散歩セット、水ボトルと水入れ・エサ入れ、車酔いしたときのための濡れタオルやティッシュ、ポリ袋、などを積み、ジェーンが庭で用足ししたのを確認してから出発!
車に颯爽と乗り込んだのはいいけれど、すぐに嫌な獣医さん方面への道を走っているのに気付いたのか、震えだす。 「大丈夫だからね」と言いながら片手で撫で撫で、片手ハンドル。 気をつけて急停止急発進はしていないのに、信号で止まるたびによろけるジェーンが、ふいに後部座席へ逃亡!
後部は荷物ギッシリなのに、そこへ突進したものだから荷物に埋まって動けなくなってしまいました。 仕方なく路肩に停めてジェーンを引っ張り出し、リクライニングを倒してスペースを少し広げてやりました。(高速道路だったら、停められないよ、ジェーン!)
高速道路に入ると、スムースに進むので少し落ち着きましたが、それでもまだ震えは止まらず、落ち着きがありません。 一時間でSA休憩することにしました。
外に出るだけで肌がチリチリと焼けるくらいの炎天下、帽子をかぶる余裕もなくジェーンを連れてウロウロ・・・用足しをさせて水を飲ませて、車内に押し込み、走ってトイレへ・・・。 我が子を車内に寝かせておいて死なせてしまったなどというニュースが頭をよぎり、一秒でも早くと慌てて車に戻りました。
さらに車を走らせ、出発から二時間くらいでようやくジェーンが座るようになりました。 エアコンをかけていても暑いらしく、噴出し口からの冷風を食べているように口を開けてハアハア・・。 途中、少し渋滞に巻き込まれたり、入りたいSAで停まれなかったりしながら、休憩2回、4時間半ほどで実家に到着したのでした。
(つづく)
洗濯だけはできるようになった夫、食事もコーヒーも外食でなんとか暮らしていけるけれど、ジェーンの世話はできないと言うのです。 去年の夏まで家にいた娘が就職して山口へ行ってしまったことを、あらためて実感しました。
ジェーンを実家まで連れて行かなければなりません。
若く見えても16才・・・車に乗るのは年に一度獣医さんまでの20分だけです。 老犬にとって、真夏で渋滞も予想できる4時間(?)ドライブは負担になるでしょう。 毎年、トランク・後部座席・助手席まで荷物満載なのに、ジェーンのいるスペースを確保して、さらにジェーンの荷物を乗せていけるだろうか。
・・・悩むところでしたが、とにかく「連れて行かないなら餓死するぞ」とまで言われては、連れて行くしかありません。
前日に個展用と生活用の荷物を積み込み、当日早朝にジェーンのための毛布、バスタオル、ドッグフード、散歩セット、水ボトルと水入れ・エサ入れ、車酔いしたときのための濡れタオルやティッシュ、ポリ袋、などを積み、ジェーンが庭で用足ししたのを確認してから出発!
車に颯爽と乗り込んだのはいいけれど、すぐに嫌な獣医さん方面への道を走っているのに気付いたのか、震えだす。 「大丈夫だからね」と言いながら片手で撫で撫で、片手ハンドル。 気をつけて急停止急発進はしていないのに、信号で止まるたびによろけるジェーンが、ふいに後部座席へ逃亡!
後部は荷物ギッシリなのに、そこへ突進したものだから荷物に埋まって動けなくなってしまいました。 仕方なく路肩に停めてジェーンを引っ張り出し、リクライニングを倒してスペースを少し広げてやりました。(高速道路だったら、停められないよ、ジェーン!)
高速道路に入ると、スムースに進むので少し落ち着きましたが、それでもまだ震えは止まらず、落ち着きがありません。 一時間でSA休憩することにしました。
外に出るだけで肌がチリチリと焼けるくらいの炎天下、帽子をかぶる余裕もなくジェーンを連れてウロウロ・・・用足しをさせて水を飲ませて、車内に押し込み、走ってトイレへ・・・。 我が子を車内に寝かせておいて死なせてしまったなどというニュースが頭をよぎり、一秒でも早くと慌てて車に戻りました。
さらに車を走らせ、出発から二時間くらいでようやくジェーンが座るようになりました。 エアコンをかけていても暑いらしく、噴出し口からの冷風を食べているように口を開けてハアハア・・。 途中、少し渋滞に巻き込まれたり、入りたいSAで停まれなかったりしながら、休憩2回、4時間半ほどで実家に到着したのでした。
(つづく)