絵本ひとりぼっち

手作り絵本歴38年・ひとりぼっちのひとりごと

インドネシア旅行・おまけ(お土産)

2009-04-30 17:13:39 | 旅行
茶色のしゃれたデザインのフォリオは、王女様から植樹メンバーに送られた感謝状。 分厚い本は『Jogja on my mind』というタイトルの写真集。

旅行記は終了しましたが、自分の覚書のために「お土産」を載せておきます。



バティック工房で買った布や布バッグ、ハンカチ
銀細工のお店で買ったストラップ、ブローチ、耳かき、ピアス
バリでトランジットの空き時間に買ったバリ・コーヒー
これらは、ほとんど家族や友人のところへ。
自分用のお土産って、いつもあんまり買わないですねー。
(銀のガムランボールのペンダントトップ一個は自分用でした。)

銀細工のお店で見つけた「犬と猫」デザインのブローチ、母が涙ウルウルで喜んでくれました(そのうち忘れてしまうでしょうけど・・笑)。


これらは自分用と言えるかな。
ホテルのアメニティ、各種一個ずつ持ち帰りました。
紙幣も記念に、三種類。 もらったお菓子と無料のエハガキ。
3本買ったサンバルソース。 牛肉フリカケ(サラダのトッピングに)。


買ったお土産は少ないけれど、私の頭と心の中に、しっかりと見えないお土産が詰まっています。

インドネシア旅行・7(最終回)

2009-04-28 16:20:48 | 旅行
このボトルは水「アクア」・・・水道水を飲まないようにと、ホテルでも移動中のバスでも食事中でも、いつもこのボトルを用意してくださっていました。 そのほかにも何本か買いました(ホテル売店では50円程度。空港では100円程度。)
旅行中、何本飲んだでしょう・・・私に最初についたニックネームが「アクア」・・・とにかく大量にこればっかり飲んでいましたから。


私はお酒が嫌いではありません(Cony、笑うな!)が、「食べるなら飲むな・飲むなら食べるな」というタイプですから、今回の旅行中はノンアルコールで通しました。
ちなみにこれは、ビールに見せかけたジュース。 イスラム教信者は飲酒しないので、外国からのお客様との乾杯用に、こういうものがあるのだそうです。

長々と書いてきた旅行記、記憶もだんだんおぼろになってきたので、この辺りで最終回といたします。 まだまだ書き足りない・・気持ちはありますが、いずれ私の手づくり絵本でごらんいただけるよう、がんばります。




可憐な花、いっぱい見ました。
ピンクではなく淡いブルーのハスの花を初めて見ました。
4日間で一度だけ見た野良猫。
痩せて、傷があるようでした。 野良犬は見なかったし、野良猫もこの子だけでした。


建物や部屋の壁などで見た装飾・・・
興味深いのが多くて、もっともっと時間がほしいところでした。



海外旅行で一番行きたいところは地元のスーパーマーケット。
野菜、果物、魚、調味料、お菓子、・・・見るのも買うのも楽しい! 青いのはアヒルの卵らしい。

ホテルは一流、メリアプロサニホテル。 6階ツイン・ベランダ付き。
窓からの眺めも抜群!

毎朝、きちんときれいに清掃してくれていて、快適でした。(最後の日の朝、そのことへの感謝メッセージをチップの横のメモ帳に英語で残してきました。インドネシア語を習っておけばよかった・汗。)

添乗員さんのご指導どおり、ポットでお湯を沸かして湯冷ましを作っておいて、ウガイやコンタクトレンズ洗浄にも水道水を使わないようにしていました。

浴室の写真を撮り忘れたのが残念!・・・広い浴室、大きなバスタブ、タオル三種類、バスローブがあるのも珍しい。 シャワーカセット(シャワーを浴びるだけのガラスで仕切られた部屋)も便利でした。 もちろんアメニティも充実・・・歯ブラシセット、櫛、ソーイングセット、爪ヤスリ、シャンプーリンス、ソープ、洗剤、タルカムパウダー、など・・・同室の方と、すべての種類を一つずつ持ち帰りました。

テレビ、クローゼット、書斎デスク。
机の上が散らかっているのは、帰国準備をしていたので(汗)。
机の前にあるのは、帰国前日の王女様招待ディナーに出かける前に各室に配られたアイロンとアイロン台(行き届いたサービス!)


ホテルの部屋から見た風景・・・朝と夜。

もう一つ、書き忘れ・・・二日目の休憩時間に、生まれて初めて「オイル・マッサージ」を受けました。 素っ裸の全身に好みのアロマオイルを塗られて、若い女性の思いがけないほど力強い指でマッサージしてもらって、疲れもふっとび、体の内側に眠っていたパワーがモリモリ(?)湧いてくるような、心地よいひとときでした。

他に書きたかったのは、ずっとご一緒だったガイドさんのお話。 日本に行ったことがないのに、流暢で現代的な日本語で、ダジャレなども交えて話してくれたガイドさんのお話は、インドネシアの歴史や戦争に対する考え方、国家の独立・変遷・・・どれもこれも興味深くて、メモを見返してもまとめるのが難しいくらい内容豊富でした。 これはまた機会があれば・・・ということで。



日本へと飛ぶ飛行機の窓から、夜明け前~夜明けを眺めながら、さぁ、現実の生活に戻らなければ、としみじみ思う私でありました。



長らくのご愛読(笑)、ありがとうございました。 =旅行記おしまい=




インドネシア旅行・6(美味三昧)

2009-04-26 21:26:49 | 旅行
今回の旅行は、私を含めて高年齢グループであることを考慮して、みやび流押絵4代目S君は実に細かいところまで配慮した計画を立ててくれていました。 観光順路や時間配分、宿泊したホテルも食事をしたレストランも、観光地のトイレにまでも、気を配ってくれているのがよくわかりました。 おかげで私たちは、安全に衛生的に健康的に楽しく美味しく、元気で日程を終えることができたわけです。
殊に私など、もう二度とこんなセレブ旅行はできないだろう・・・と思えるような優雅な数日を過ごすことができて、夢のようでした。

旅行で最も大切で楽しみなものの一つが「たべもの」! 今回は地元の屋台や安い食堂などの経験はできませんでしたが、なにもかもが美味しくて幸せでした。



まずはガルーダ航空の機内食。エコノミークラスの機内食は総じて不人気なようですが、私はコンパクトにまとまったこんな機内食が大好きです。 今回のはサフランライスとチキン煮込み(シーフードは品切れでした)。
バリで乗り換えた後も、軽食が出ました。

ついでに日本へ帰る飛行機での機内食もここでご紹介。

パウチ仕様で添えられたサンバルというソースをオムレツにもソーセージにもたっぷりかけました。 このソースが欲しくて、わざわざスーパーへ買いに行きました。


到着後、ホテルでの夕食。 さすがにくたびれていたし軽食を食べた後だったので食欲はあまりなくて残してしまいましたが、ミネストローネ(写真なし)とティラミスは美味でした。

画面上部に見える花は、ホテルの歓迎レイ・・・滞在中ずっと良い香りでした。


朝食は、いつもホテルのバフェ。 何十種類もある料理から興味をそそるものを選んで、食べ過ぎないように自分を抑えるのが大変! 野菜や果物がたくさん並んでいるのも、ヨーロッパのホテルのように目の前でオムレツを焼いてくれるのも、美味しいチーズがあったのも、嬉しいことでした。


二日目、ボロブドゥール遺跡見学の後、高級リゾートホテル・アマンジオのレストランで昼食。 サラダとデザート以外は食欲に負けて撮れなかった(汗)・・・繊細な洗練された料理でありながら、なんともいえないエスニックなスパイスが魅力でした。


ラーマヤナ舞踏観劇鑑賞の前のバフェ夕食。 すぐそばでガムラン楽隊が演奏、いきなり現れた美しい踊り子さん、のディナーショウ。 すべて美味しかったのですが、このグリーンのネットリした飲み物(アボカド・ナントカ)は・・・残してしまった(汗)。


三日目、植樹や王宮観光の後の「王宮料理」
実だくさんでヘルシーおいしいこのスープ、これだけでも充分ランチとして成り立ちます。 
ごはんを円錐形に盛り付けるのは、王宮だけ・・だったようです。(ディナーもこの形でした。)


夜の王女様御招待ディナーは、さすがに撮影もためらわれました。


四日目、夜に日本へ出発するため、昼食も夕食もかなり早めでした。

市内レストランでバフェランチ。 ごはんにかけて食べるカレーソースのようなのが幾種類もあって全部味をみたかった・・。 焼き鳥も美味でした。


そしてそして、最後の夕食がサプラーーーイズ!!
Sくん最高のお気に入りレストラン・プリングセウー。 果物ディナーと聞いていたのに、なんとなんと、大きな伊勢海老が庭のバーベキューコンロで丸焼き・丸揚げにされて、一人一匹半くらい割り当てられたのでした。 Sくんによると、伊勢海老が用意できるかどうかは当日の漁師さん任せなので、期待を抱かせてガッカリさせてはいけないからスケジュール表には載せていなかったとのこと。
結果は、ラッキーにも大漁!!! それが、これです ↓

そのほかにも、おなじみ実だくさんスープ、川魚の開き、魚フライ、ソフトシェルクラブ(カナダでも名物だった、脱皮直後の蟹の丸揚げ)、ヤキソバ、チャーハン、串焼き、青菜蒸し、野菜炒め、珍しいフルーツ各種、グァバジュース、すべてのものが、最高に美味しくて感激しました。 Sくんの心憎い演出、大成功!!



テーブルクロスのバティックも、ステキでしょう?


こんなに、こんなに、贅沢な食事に恵まれた旅行は初めてでした。 感謝!!
こんなに毎日しっかり食べていたのに、帰宅して恐る恐る測ってみると体重は増えていませんでした。 いっぱい食べても、いっぱい歩けばいいのですねー♪
ごちそうさまでした!!


インドネシア旅行・5(王宮と水の離宮)

2009-04-25 16:01:19 | Weblog
誰かに似てる・・・この像は、王宮を守る守護神だそうで、門の左右におられます。 王宮見学は旅行の三日目、小雨の中、農園で植樹した後でしたが、皆様お元気で好奇心いっぱいでした。


広い敷地の中のあずまや(?)に、赤いブランコ。
乗り心地はあまりよくなさそうですが、ブランコに乗って物思いにふけっておられたのは、王妃さまでしょうか・・・。

あずまやの屋根のステンドグラスの図案の楽器に、目がひきつけられました。 オランダに長く支配されていた影響でしょうか・・・実際はこういう楽器の実物にはお目にかかりませんでした。
(あ、そういえば、バイクや車が激走している道路の中央分離帯のところに座って、3弦しかないウクレレを弾いている少年を、バスの中から見ました。)


これは昔、王様やお妃様がお乗りになった御輿。 木彫りとガラスの組み合わせがステキですが、重たかったでしょうね・・・。



さて、水の離宮(王様のプール?)は宮殿から少し離れたところ。 こちらの見学は旅行二日目、ボロブドゥール見学の後でしたが、秘密の通路など歩く距離も長くて、皆様の健脚に負けそうでした。


王様のプールも、今は水草や苔で淀んでいました。 子どもが入って歩いていたので深くはなかったようです。
これとは別に女性たちの入るプールがあり、王様は建物の窓から水浴びをする女性を眺め、ヨリドリミドリでその日のお相手を選んだそうです。

脱衣場のような休憩所のような小さな建物や地下室のある集会所のような建物(この辺り、ガイドさんがそばにいなかったので推測多し。すみません。)が点在しています。 迷いそうな秘密の小道で繋がれているようでした。

ガイドさんは、王様と女性たちのことを説明するとき、決まって「それで、何をなさっていたのかは、わたしは知りません」と付け加えていました(笑)。



インドネシア旅行・4(観劇)

2009-04-24 11:03:22 | 旅行
インドネシアに着いた日、ホテルに入る前にステキな情報が入ってきたようで、急遽バスはホテルを通り過ぎて劇場へ走り、思いがけなく「影絵劇場」(正式には「ワヤンクリッ」と言うそうです・・・Conyナイスフォロー!)を観ることができました。 

バリで有名だと思っていましたが、ジョグジャカルタでも観られるのですね。 大きなスクリーンの表(影絵側)からも裏(演じている側)からも観られるもので、物語の内容はわからなかったけれど、不思議な音楽と張りのある歌声と人形を操る手さばきと、を忙しく楽しく見学しました。





次の日の夜は、ジャワ伝統舞踊鑑賞! (一番上の写真は最後のカーテンコール)
ボロブドゥール遺跡見学で汗ビッショリになった身をシャワーで清めて、ステージの外側にある広いレストランで夜風を心地よく受けながらのバフェスタイルの夕食。

食後の観劇でイネムリしないかと心配でしたが、眠くなるヒマもないほど、美しい舞踊劇を堪能しました。
(写真は、遠くから望遠で撮ったのでうまく写っていません・残念!)

「ラーマヤナ」・・・悪者にさらわれたシンタ姫をラーマ王子がいろいろな人の助力を得て救い出す・・・という劇なのですが、救い出された後に王子は姫の貞操を疑い、姫は身の潔白を証明するために燃え盛る火に飛び込むのです。


ステージ上で、どんな仕掛けになっているのか、本物の火が燃えていました。 それぞれの登場人物の個性ある踊り方も魅力的でしたが、「なんで姫の貞操が疑われるの?」という素朴な疑問も残ったりして(笑)。 遺跡の壁画を見ても思ったのですが、女性が男性を裏切って罰せられるという物語が多いような気がします。 民族性?それとも、男性の嫉妬心の強さは世界共通?

・・・なんてことを考えながら観劇していたのは、私だけだったでしょうか?(汗)



 
観劇といえば音楽・・・ですが、ワヤンクリッの舞台裏に並ぶお鍋かポットのような楽器といい、舞踊劇前の夕食会の片隅で演奏されていた楽団(?)の楽器といい、なんだか不思議で興味深い。 最終日に買った写真集(Jogja on my mind)にも残念ながら楽器写真はありませんでしたが、いつかまた調べてみたいと思います。



音楽といえば、宿泊しているホテルで、こんな切ない体験も・・・。

二日目、部屋に戻ろうとエレベーターに一歩入ったところで、聞こえてきたのです、私が一番大切に思っている曲が!!!

学生時代から一番好きで歌い続けてきた曲。
40年間に、この曲にはたくさんの思い出が蓄積されていて、もちろん今でも一番好きな曲。
「Leaving on a Jetplane(邦題=悲しみのジェットプレイン)」!

エレベーターの近くにあるライブバーのステージで、現地のバンドが歌っていたのです。 インドネシアで、このタイミングで、聞こえてきたのです。 

もう、体が固まってしまって、泣きそうになりました。
私がエレベーターから走り出たので、同室の方も驚かれて、曲が終わるまで私のそばにいてくださいましたが、私の心の高鳴りは、どんなふうに話しても伝わりようがありません。

その夜は、ベッドに入ってからも、ドキドキがなかなかおさまらないほどでした。

おまけに・・・その次の夜には、やはりエレベーターに乗る直前に聞こえてきた曲がEric Claptonの「Tears in Heaven」。 これも私にとっては大切な意味のある曲で、なんだかとても不思議な気持ちになったのでした。


インドネシア旅行・3(世界遺産)

2009-04-20 21:20:51 | 旅行
この短い旅行期間中に、世界遺産を二つも見学することができました。


到着の翌日は『ボロブドゥール遺跡』=世界最大の仏教遺跡へ。

1000年間も土に埋もれていたためか、壁が変色しているところもあり、まだ完全に発掘されていない部分もあり、雨水の浸食を防ぐために銅版で補強されている壁もあり、・・・それにしてもこんな大きな遺跡がすっぽりと埋められていたなんて! そして発掘された後に堂々とした姿で世界中の人々を集めているなんて!
発見したのはイギリス人だそうですが、何か不思議なパワーに導かれたのではないか、と思えてなりません。


延々と続く壁には、言葉ではなく絵(レリーフ)で表わした物語が刻まれて、時や空間を超えて全人類に仏教の教えを伝えようとしています。


鳥かごのようなストゥーパの中に鎮座する仏像たちは沈黙して何も語らず、ストゥーパの隙間に手を入れて仏像の足の裏を触ると願いが叶うと信じて必死で手を伸ばす観光客たちすべてを受け入れてくれているようです。





旅行の最終日には『プランバラン遺跡』=こちらはヒンズー教寺院群。
「ここに座ると、遺跡全体と一緒に写真が撮れますよ」というガイドさんに従って、記念撮影。


ここは地震の被害をこうむった跡がまだあちこちに残っていて、地面にめりこんだ石壁の大きな欠片に心が痛みました。(地震直後の被害状況と復旧状況を写真で見ることができます。まだ復旧作業中です。) 

狭くて急勾配の石段をあがってみると、外の蒸し暑さを忘れるほどのヒンヤリした暗い部屋に石像が無表情で立っていて、思わず頭を下げて挨拶をしてきました。




幼い頃から、人間の造ったものを拝んではいけないというような考えを刷り込まれてきた私も、仏教やヒンズー教の大きな遺跡に接すると、人間の力を超えた魂に響いてくるようなものを感じてしまいます。

さらに、我々高年齢旅行グループの方々の健脚ぶりにも、絶えずつきまとってくる土産物売りさんたちに決して負けない強烈な「値切り精神」(笑)にも、私は驚いてばかりなのでした。 

インドネシア旅行・2(最大目的)

2009-04-18 20:32:40 | 旅行
この旅行は、普通の団体観光ツアーではありませんでした。
親友Conyのお家に代々伝わる『みやび流押絵』がジョグジャカルタの文化に融合して新たな伝統産業になりつつあるところを、この身でこの目で体感することのできる貴重な体験でした。

その融合は、単にジャワ更紗(バティック)の布地を押絵に取り入れるだけではなく、現地特有の「黄金の繭」を作る蛾を育てる樹木の植樹活動を支援することに繋がり、私たちも実際に農園で植樹をさせていただきました。


《オヤツ》蒸したバナナやトウモロコシ、ウイロウみたいな餅菓子、など
《農園のオッチャン》持っているのはタピオカ芋

ジョグジャカルタは雨季から乾季への移行時期で、この日も小雨が降ったり止んだりしましたが、大して雨には濡れることもなくカシューナッツ植樹ができ、農園の方々の用意してくださったオヤツやお茶をいただいたり、靴の裏についた赤っぽい粘土質の泥を落としながら歩きつつ木や花や実や実際の繭を見たり、・・・梅雨時のような蒸し暑さで全員汗ビッショリでした。


その後もバティック工房見学、王宮観光、黄金の繭製作工程見学、とスケジュールはギッシリ。
王家の紋章を説明する現地ガイドさん(日本語ペラペラ)


工房では糸を紡いだり縫ったり
男の子たちはバティックの作業をする専門学校生


カシューナッツの木で育った黄金の繭が加工されてブローチに


そして夕方、シャワーを浴びてからドレスに着替えて、いよいよ王女様御招待の王宮ディナーへ。 ちなみに、このツアー参加者は押絵の生徒さんやそのご友人方で、最高齢は80余歳・・・12名のうち私が最年少!・・・女性は何歳になってもオシャレしてお出かけすることに心躍ります。 疲労の色も見せず、ハシャギ気味の12名の少女(笑)。

ホテルの前から馬車10台に二人ずつ乗り込み、白バイ数台がサイレンを鳴らしながら先導して赤信号でも止まることなく王宮へゆっくり走ります。 前の馬車に乗っていたS君(Conyの息子ちゃん)の、代表者としての緊張感がよくわかりました(Sくんなんて言う無礼者は私だけです。みやび流4代目なのですから「先生」と呼ばなければいけません・反省・ごめんなさい)。

王女様は馬車を立って迎えてくださり、大きなテーブルについてから歓迎のご挨拶、Sくんの御招待御礼の挨拶、一人ずつの自己紹介(日本語)、乾杯、王宮料理、の後、それぞれの名前の入った感謝状を王女様から手渡され、握手していただいたり一緒に写真まで撮ってくださったり・・・まさに夢のようなひとときでした。
(メチャメチャ緊張してひきつっている私・・・)


何よりも驚き感動したのは、王家の方々が地域の産業と国民の生活の向上に真剣に取り組んでおられるのを肌で感じられたこと。 そして、あのかわいかったSくん(先生)が頑張って、立派に産業支援を続けていること。 

いつも食事の度にビール瓶を何本も並べているSくんは、さすがにこの日はビールのお替りもせず、王女様の隣席で終始緊張していました。   

私たちの一本の植樹は、とてもとても小さな活動でしたが、今までは地図で探すこともあまりなかった国に関心を持つことができ、みんなで一緒に幸福になりたいね、と思えたことのきっかけになったと思います。
それぞれの名前の札がついている樹の成長ぶりを見に、また行きたいね、と、みんなで話しました。

 

Sくん、いえ、S先生、あらためて感謝しています。
本当に立派で、輝いていましたよ。 
ありがとう、おつかれさまでした。

インドネシア旅行・1(感謝)

2009-04-18 19:54:43 | 旅行
昔のバンド相方であり長年の親友であるConyの息子さんが企画した、王宮見学などの組み込まれたインドネシア・ジョグジャカルタ・ツアーに誘われたとき、ググッと惹かれるものがありました。。

Conyの息子S君は、私のことをいまだに「Midoねえちゃん」と呼んでくれます。 ラグビーで鍛えた特大マッチョな若者ですが、幼い頃私がダッコしている写真が残っていて(これ、旅行に持参して同行者に見せまくっちゃった)、私にとってかわいい第二の息子のような彼。

Conyのお家に代々伝わる「みやび流押絵」の4代目家元である彼の指導で、押絵がインドネシアの新たな産業になりつつあります。 彼の弟くんは、数年前のジョグジャカルタ震災以来、ずっと現地の写真展などで復興支援を続けています。 二人とも、なんてステキな若者なんでしょう。

彼らが深く関わっているジョグジャカルタに、一度行ってみたいとは思っていました。
夫の仕事でカナダに4年間住んでいた関係で、外国旅行は何度も体験していながら、この数年は旅行に行く気力もなく魅力も感じなかった私でしたが、実はこのお誘いを受けてすぐに行くつもりになっていたのでした。




さて、11日(土)から15日(水)のインドネシア・ジョグジャカルタ旅行・・・あまりに初体験が多くて、あまりに感動や驚きが大きくて、自分の日記なのにどんなふうに書いていこうかと考えると手が止まってしまいます。

11日は早朝5時半に家を出て、関空に9時集合。 11時に出発。
15日は朝8時過ぎ?に関空着。 16日に名古屋絵本グループ例会があったので、実家に寄るのは止めて、神戸から駆けつけてくれた友人とランチ~お茶をして瀬戸に戻りました。

駅に駐車してあった車で我が家への道を走りながら、疲労感と共に、初めて味わったいろいろな感情や思考や価値観などが心にも体にも(お腹にも)はちきれそうなほどに入り込んでいるのを実感しました。

この旅行に、このタイミングで参加させてもらったことは、きっと私にとって、特別な意味があったのだと感じます。 こんな機会をくれたConyの息子ちゃん、ご一緒させてくださった参加者の皆さん、旅行に関わったすべての方々、留守番をしてくれた娘、天国から「行っておいでよ」と言ってくれた(笑)ジェーン、・・・みんな・みんな・みんなに、ありがとう!の気持ちが溢れます。




ということで、少しずつ少しずつ、散漫な旅行記を順不同で書いていこうかと思っています。

今年のお花見(3)=再会編

2009-04-10 12:51:53 | イベント
優雅なお花見の後、魔法のとけたシンデレラオバチャンは、横浜からすぐに瀬戸には戻らず、昔の仲良しに会うことにしました。 県立芦屋高校時代、一緒に歌ったりギターを弾いたり(当時、女の子四人で「オニオンズ」なんてバンド名をつけて)した鎌倉在住のK子ちゃん。

7年前に一度、東京で懐かしの再会を果たしたのでしたが、その日はオシャベリするヒマもなく、今回はむしょうに彼女に会いたくなったのでした。 連絡してからわかったのは、数日後に鎌倉からご主人のご実家の山口へお引越しすることになっているということで、なんだか不思議なタイミングで会えたのです。

お互いに、観光やお花見や見物よりも、久しぶりのオシャベリがしたい!
それでも横浜を知らない私のために、あちこち案内してくれました。


桜木町駅前で待ち合わせ。 ランドマークタワーに上り、眼下の景色を眺めながらコーヒーとオシャベリ。 お互いの40年間のブランクが、どんどん埋まっていきます。 アラカン(アラウンド還暦)の二人が、どんどん10代の少女に・・・(笑)。

中華料理のお店で、レディーズランチ。


ブラブラ歩いて、「赤レンガ倉庫」へ。
桜じゃないけど、色とりどりの花畑。 中は私好みの雑貨店がひしめいていました。 小物やアクセサリーのお値段も、私好みのリーズナブル!(ピアスを一個買いました。)

歩き回って一休み、ケーキとコーヒーのセット(オバチャンはよく食べるのだ)。
オシャベリは尽きることなく、思い出話や昔の友人たちの近況へ・・・。


そして薄暗くなったころ、倉庫の前に並んでいた自転車タクシー(なんかステキな名前がついていたんだけど忘れた)に誘われて、桜木町まで乗りました。
乗る前に「私たち、重量級だからー」と躊躇したら、運転手さん「こないだ、お相撲さんを乗せました」「男性3人乗せました」と・・・(笑)。
景色の解説はしてくれるし、途中どこでも止まって写真を撮らせてくれるし、車道も歩道も狭いところも平気で走るし、得意げにギリギリ車線変更までしてみせてくれるし(汗)、楽しい体験でした。

すっかりくたびれ果てた二人(疲れた顔してますね)、またきっと会おうね、と約束してバイバイし、私は新横浜でシュウマイを買って瀬戸に戻ったのでありました。




明日からインドネシア旅行だというのに、ブログ書いてる場合じゃないでしょ・・・なんだけど、「(3)へ続く」と書いたのが果たせなかったら(??)心残りなので、がんばって書きました。 お花見はこれで終了!! 長らくの連載にお付き合い、ありがとうございました。

 


今年のお花見(2)=優雅編

2009-04-09 19:59:57 | イベント
7日の夜、スウェーデン商工会主催の「桜パーティー」に出席。
八芳園』というところで、三階のポーチから夜桜を見るというので、ドレスは寒すぎるから春用スーツにしました。 目黒の街なかだというのに、ビックリするほど広大な敷地に、いろんな種類の桜がライティングされていて、滝まであって、しばし呆然と見下ろしていました。


どうせ東京に行くなら、以前から行きたかった北欧レストランでランチをと。
青山の『アクアビット』(お酒好きな人ならご存知、北欧の強~い蒸留酒の名前だそうです)。 メニュー相談はでかい白人と英語で! ランチなので、軽くオードブルとメインとデザートだけでしたが、北欧らしい料理を和食のような繊細な盛り付けで、お味も日本人好み。 お酒が入ると即眠くなるので、水を注文すると、カルバンクラインがデザインしたボトルで出てきました。
おままごとの料理みたいなアミューズ。

オードブルもミニチュアっぽくてかわいい。ニシン酢漬け三種類とサーモン。

メイン

デザート

食後はバーに移って(喫煙可)コーヒーを。
コーヒーのおともが、また北欧っぽくてかわいいジンジャークッキーとグミ。


ランチを堪能した後は皇居前、千鳥が淵の桜見物。 ちょうど満開で人出もすごくて、面白いオマワリさんがマイク片手に誘導・・・「みなさん、わたしを信じて、こちらの道をどうぞ!桜から離れているとお思いでしょうが、なんとなんと歩いているうちに桜が真正面に現れて、撮影に最適な場所に出られます!お願いですから信じて・・・」と(笑)。


その後、丸の内ビルで休憩(+ウィンドウショッピング)してから、夕闇迫るころに八芳園に行ったのでした。


ああ、贅沢な一日・・・似非セレブマダムは くたびれました~。
・・・(3)へ続く・・・(まだ続くのだ。)