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絵本ひとりぼっち

手作り絵本歴38年・ひとりぼっちのひとりごと

さよなら、ジェーン

2009-02-03 18:47:14 | 
1月31日(土)の朝8時過ぎ、ジェーンが天に召されていきました。



それまでの数日は体調が急激に悪くなってきて、私も熟睡できない日々でした。
心臓が悪いため、静かに寝かせて往診を何度もお願いし、点滴や注射をしてもらっていましたが、30日(金)の夜は異常なほど鳴きました。

ふだんは声が出ない子で、メマイで倒れるときだけ悲痛な叫び声をあげるのでしたが、その夜は度々叫び、そのたびにそばへ行ってスポイトで水を流し込んでやったりマッサージをしたりして落ち着かせていました。 二階の寝室は不便なので、居間のソファーで仮眠をとりながらジェーンを見ていました。

31日の朝、朝食の準備をしていたときの叫び声は、まるで私を呼んでいるようで、「ママ、ママ~」と言っているように聞こえました。 グッタリしているジェーンの頭を抱き上げて水や流動食を少し流し込んで、撫でていると、ずっと苦しそうに呼吸していた回数が急に減り、危ないと感じたので娘を呼びました。

鼓動を確かめながら呼びかけていると、数回手足を痙攣させて呼吸が止まりました。
私は涙や鼻水でグチャグチャになりながら、「ママここにいるよ。 Fもそばにいるよ。」と言った数秒後、激しかった心臓の動きが止まりました。 私と娘に撫でられながら、もう苦しそうではなく、穏やかな顔で逝きました。

先日からずっと、お祈りしていました。
「あまりひどく苦しまないように連れていってください。でも、私がそばにいるときにお願いします。」と。

望んだとおりの最期でしたから、神様に感謝しました。 
ジェーンの呼吸が止まる前に、ジェーンにも何度もお礼を言いました。 
うちの子でいてくれてありがとう。
長い間、幸せにしてくれてありがとう。 
苦しいのに我慢してがんばってくれてありがとう。 
ちゃんとママを呼んでくれてありがとう。
娘と二人で思い切り泣きました。

その日は、珍しく家族三人そろっていました。 夫は雨になる予報だからとゴルフに行かなかったし、娘は出勤前だったし。 

獣医さんに連絡すると、可愛い色のお花が届きました。
娘と息子が昔使っていたハンカチと私のお気に入りのハンカチを首に。
掛け布団代わりにしていた私の大好きなボーダーのセーターを体に。
きれいなピンクの新しいガーゼタオルで全身を包んでやりました。
 


ジェーンは瀬戸っ子だからと、瀬戸市の火葬場を探したら、隣の市にしか見つからず、仕方なく予約してみたら、事務所とは違って火葬場は瀬戸市だったのでした。
大きな観音様が立っているきれいな墓地。
火葬場へ行って帰ってくるまで、雨になるという天気予報を裏切って、不思議なほど暖かく穏やかに晴れていました。

 

何もかも承知していたようなジェーンの、親孝行な最期でした。
葬儀もお墓も断って、お骨だけかわいい骨壷に入れてもらってきました。
ジェーンが走り回っていた庭に、かわいいお墓を作るつもりです。




その後、私はわざと一所懸命忙しく家事をしたり絵本を描いたりしていますが、すぐにジェーンを探してしまいます。 物音がしたらジェーン部屋を見に行ったり、名前を呼んでみたり。 家や車の中に、まだジェーンの匂いが残っています。

居間に座ると、散歩の催促をするジェーンが首をかしげてベランダから覗いているような気がします。 
外出先から急いで帰るクセがついていて、急いで帰ってきたら、門のところにジェーンが迎えにきているような気がします。
玄関ドアにもたれて座っていることが多かったので、玄関ドアをそぉっとゆっくり開けるクセも。

親孝行だったし、ひどい苦しみから解放されたのだし、天国にいるはずの私の父親に会えただろうし、・・・悲しんでばかりいてはいけないとわかっていますが・・・悲しみというより、なんだか悪夢の中にいるようで、涙の沁みる腫れた目をしてフラフラしています。 



さよなら、ジェーン。
また会えるときまで、ママはがんばる。

初めてのオムツ

2009-01-27 16:10:14 | 
ついこのあいだまで、庭にダッコして出して支えていてやると、排泄できていたジェーン、その後、玄関の床で漏らすようになり、とうとう、漏らしてもわからない・・・水を飲みながらオシッコしてしまって、濡れても気付かない・・・という状態になったようです。

濡れていたら、さぞ冷たいだろうと、何度も見に行くのですが、ビショビショになった新聞紙と毛布の上で平気で熟睡していることが多くなって、とうとうオムツを買ってきました。


日曜日の夜、初めてつけてみたら、別に嫌がる様子もなく、お腹の辺りがあたたかそうでいい感じ。
次の日の朝はオムツから少し漏れるくらいの大量オシッコでした。


全く立てないというわけでもなく、たまに自力で立って水を飲んでいたりしますが、ほとんど一日中寝そべったままなので、時々お尻チェックとマッサージをしてやります。

毎朝、目覚めた直後はボンヤリしていますから、スポイトで水を少しずつ飲ましてやります。 その後、頭を支えてやって、顔のそばに水容器を持っていくと、たくさん飲みます。 ステンレスの円形容器だとどうしてもこぼれるので、ペットボトルから水を出しながら小さい受け皿で飲めるようになっている、「散歩用水飲み」というのも買ってみました。 
これは、プラスチックの口当たりがよくないのか、あまり好きではないみたい。


オムツで体が冷えないせいか、心地よさそうによく眠ります。 これで、数時間はあまり心配せずに外出できます。 やわらかなギャザーでゆったりと留めてあるのでオムツかぶれの心配もなさそうですが、私が見ていてやれるときはオムツなし。
 
冬場に強いジェーンも、さすがに寒いだろうと、ほぼ一日中セラミック温風ヒーターつけっぱなし・・・電気代が倍くらいになっていますが、これが一番安全。 これが置いてあったPC部屋には、娘の部屋の灯油ファンヒーターを持ってきたのだけれど、娘は文句も言わず(まぁ夜中まで仕事で不在ですけど)部屋ではベッドに入っているみたい(笑)・・・もう一台ヒーター買わなきゃですね。



またいつか、自分の足で立てるようになるかもしれない・・・と、希望は捨てずに、無表情のジェーンに話しかけながらマッサージを続けます。 一昨年の脳梗塞の病後、完全に垂れてしまった右耳が、毎日マッサージしていたらピンと立ったのですから、きっとマッサージは効果ありですよね・・・。

ジェーンの部屋

2009-01-20 15:54:47 | 
前回の発作をきっかけに、外で排泄するたびにメマイを起こして倒れるようになってしまったジェーン。 いよいよ家の中で生活することになりました。

と、言っても、もともと屋外犬なのでトイレの躾けもされていないし、床は滑るし、段差が危ないし、・・・ということで、玄関が「ジェーンの部屋」になりました。

冷たいタイルの上を好むことが多いので、玄関の床の半分にカーペットを敷き、温感マット(体温で暖かさを保てるようになっている犬用のマット)を二枚、毛布、新聞紙、タオル、古セーターなどを敷いてあります。
玄関がほんのり暖かくなるように、PC部屋で使っていた遠赤外線温風ヒーターもジェーン専用に。

水飲み用の器は、ひっくり返さないように隅っこに置いて、水は少なめ。
すぐに届くところに、犬用ウェットティッシュ、新聞紙、古布、スポイト(吸い飲み代用品)、ティッシュ、お気に入りのオヤツ「さや」と「豆乳ボーロ」。


先日、息も絶え絶え、苦しがったときに体じゅうをマッサージしていたら、お腹が張っていて便秘だとわかりました。 お腹をマッサージしながら、お尻の穴を刺激、しまいにはウェットティッシュを指に巻いてほじくってやったら、ようやくウンチが出ました。 やっと落ち着いて楽そうに食事ができるようになりましたが、次の日も難産のような排便、三日目にはホジクリ作戦も効果なく、獣医さんに緘下剤を処方していただきました。

緘下剤を飲ませた次の日、玄関はウンチまみれの惨状・・・(笑)。
床やマットや毛布やセーター・・・、ジェーン自身も首輪、お腹から足、口の周りまで・・・。 お湯を入れたバケツとブラシとタオルでジェーンの体をまずきれいにして、こびりついてとれないところは毛を少し切り取ったり(ベビー用爪切り鋏)。 床はブラシと金属タワシ。 古布とタオルと古新聞が山のように積みあがって、一時間以上かかってようやくまた快適空間に。

それにしても、緘下剤がこんなに早く効くとは・・・!
掃除しながら、ジェーンに「よかったねぇ、よかったねぇ」と繰り返し言いました。



昨日の午後、いつもの獣医さんが大きなベンツでナース付き往診に来てくれました。 いつもは相談と薬をもらうだけだったので、診察は久しぶりでした。

ジェーンの体をあちこち触ってみたりつまんでみたりして、「驚いた! 脱水症状も起こしていないし、痩せすぎてもいないし、心臓病もそれほど進行していない・・・。これならまだまだ大丈夫!」

でも、あんな大病をして心臓は相当悪いし、老齢だし、メマイで倒れるのもオネショするのも吐くのも便秘や下痢も、「何があってもおかしくない」体であることには変わりない・・・と。

うれし涙が出そうでした。 念のため、と、点滴と注射をしてもらって、「いつでも電話して。この心臓では来院するのは無理。往診するから。」と、「お友達価格」の往診料。



夜になって、やっぱりお腹が張っていて苦しそうなので、緘下剤を飲ませました。
夜中も今朝も、何度も何度も様子を見にいきましたが、眠り続けているだけ。
お昼ごろ、ようやく起きたのでお腹の張り具合を見てもう一度緘下剤。

外へ行きたがるのでついていき、倒れそうになるのを支えながら、排便したそうなジェーンを手伝っていましたが、やっぱり出ません。 玄関の新聞紙に大量のオシッコをしただけで、力尽きてまた寝てしまいました。

昨日からほとんど食べていないのでウンチも出ない。 出ないから食べられない・・・という感じです。 「あまり食べなくても、今の状態なら心配ない」と言う獣医さんの言葉を思い出して、今日はずっと様子を見ています。


見ていても辛いですが、以前のように自分を責めたり暗くなったりしないようにしよう・・・と思っています。
ジェーンも私も、できるかぎりがんばっていますから。



今日は、少しでも楽になるように祈りつつ、時々マッサージをしてやっています。
気になって絵本どころではありませんが、何かやらなくちゃ・・・と、机に向かっています。 
ママがんばるからね、ジェーン・・・。

ジェーン近況

2009-01-13 15:53:04 | 
ジェーンの発作のことは、もう何度か書いていると思います。

先月は、2度発作を起こしました。 どちらも、排便の前に場所を決めるためにぐるぐるぐるぐる同じところを回ったあげく、う~んと踏ん張って、メマイを起こしたようです。 倒れたら異様な叫び声をあげて、お隣の耳の遠いオバチャンが気付くほど。 体は硬直していて、抱き上げてしばらく撫でているとだんだん正気に戻ってくるという感じです。 正気に戻ったら、もう足取り軽く飛び歩いたり、オヤツを催促する。 オヤツに心臓病の薬を混ぜて食べさせます。 心臓の薬は、原則として一日に一回だけ。 倒れたときはものすごく心臓があおっているので、そのときは(一回目の投薬から時間がかなりあいているときが多いので)二回目の投薬です。


今年になって、意外なほど元気で食欲もあり、寒くても玄関の外でウトウトしているのが快適な様子に、安心していました。 夕方には玄関の中に入れて食事・・・野良猫がドッグフードを狙ってくると、ジェーンは逃げて食べられなくなるので。

ところが3日前、排便直後にぶっ倒れました。
そのときは体がグニャグニャで、抱き上げても重たいヌイグルミのようでした。 ダッコして、いつもと同じように、「ジェーン、だいじょうぶよ、ママがダッコしてるからね」と繰り返し、撫でていたら急に正気に戻って歩き出しました。
ああ、今年も発作が起きた・・・しかも、体のグニャグニャ感は、一瞬「もうダメなの?」と思わせるほど。

そして、昨日。 やはり庭で叫んだ後、私が駆けつけてダッコするとグニャグニャでした。 正気に戻って私を見つめても、歩き出せず、ダッコしたまま玄関の毛布の上に置いてやるとようやく自力で立ち上がりました。

二日続けての発作ですから、もう気が気じゃなくて、一日じゅうジェーンの立てる物音に気をつけていました。 立ち上がる音がしたときに玄関ドアを開けてやりましたら、用足しは、ちゃんと外で済ませて、また玄関に戻ってきました。


今朝、今年三度目の発作。 抱き上げて正気に戻ってから、便が出にくそうなので、体ぜんたいとお腹とお尻をマッサージしてやりましたが、その後玄関の床に嘔吐。 今朝与えたレトルトのドッグフードに「マグロ」が入っていたのを見落としていた私のミスかもしれません。 (若い頃に魚を食べて皮膚病が出てから、魚には気をつけていたのでしたが・汗)
でも、その後は気分がよくなったようで、好物の野菜スナック風ドッグフードをよく食べました。


獣医さんに行っても、「生きているのが不思議なくらいの体」と言われているのでどうしようもないとわかっていましたが、あまりにも自分が辛いので、院長と話しに行きました。

予想どおりのお話しでしたが、症状のすべてを優しくうなづきながら聞いてくれた院長が、静かな声で「何があっても不思議じゃない状態なのに、よくがんばっていますよ。食べられなくなったら、点滴や注射をしにいってあげるから、食べたいものを食べさせてあげてください。」と言ってくださっただけで、私は少し楽になりました。 


いくら心配しても、私は無力です。 ジェーンが幸せなのかどうかもわかりません。 母のことも気がかりなのに、何もしてあげられません。 心配するばかりで何もできない自分を呪っているうちに、自分の心が壊れてしまいそうになります。


こんなところでどうしようもない自分の不甲斐なさを吐露することで、私は少しだけ立ち直ろうとしています。 できることしかできない。 できることなどほとんどないのだけれど・・・。



でも、私は私なりに、自分の生活をしっかりと守りながら、できる範囲でジェーンを見守っていこうと思います。  
タメイキついて暗くなるばかりでなく、楽しんだり笑ったり感動したり怠けたりしながらがんばっていこうと思います。

ボケてきた・・・?

2008-12-07 20:46:21 | 
寒くなってからの老犬ジェーン(17才半)、発作を一度も起こしていません。 食欲は旺盛だし、軽快な足取りで歩くし、下痢もしません。

ただ、ちょっと行動が変。
オシッコ漏らしたり、ウン○を踏んだり・食べたり(これは若い犬は時々やりますね、食糞)。

昨夜0時頃、もう眠ったかな、と、玄関を見に行くと、水飲み用のバケツをひっくり返して水浸しの玄関。 マットの上の毛布は濡れていなかったのに、水たまりの床の上で熟睡していました。

バケツの水は少なめにしておいたのですが、ひっくり返したような音も聞こえなかったので気付かず、かわいそうなことをしました。 あわててジェーンを起こしてタオルで体を拭き、ドアを開けっ放しにして玄関の掃除。

ジェーンは何もなかったかのように、庭を歩き回って用足しをして、水気をふき取った玄関に戻ってきて、お腹が空いた顔をします(舌なめずりをして私の手を探る)。 仕方なく、深夜のオヤツ。

そして今朝。 オシッコを漏らしたらしい毛布の横に、いくつかのウン○。 その横で熟睡していました。
犬は、きれい好きで、自分の周囲で用足しをしたりしないものです。 去年大病であまり動けなかったときでさえ、長時間我慢をしたり、用足しに庭に行きたいという合図をしていたのですが。

最近、玄関の掃除ばかりしている私。 
ジェーンはついこの間までは粗相をすると、いかにも恥ずかしそうにして、しばらくは落ち込んでいる様子だったのですが、今は平気で「おなかすいた」顔をするばかりです。

落ち込まれるよりも、平気で元気でいてくれるほうが、私は嬉しいのだけれど、ジェーンもいよいよボケてきたんだなぁ・・・と思わざるをえません。

毎日、体じゅうマッサージするように撫でながら、「だいすきだよ、あいしてるよ、ながいきしようね」を繰り返す私に、答えるように手を舐めてくれますが、どこか以前とは違う、妙なそっけなさを感じます。 私のこと、わかっているのか・・?



昨日はあんなに寒い思いをしたのに、今日も元気なジェーンでした。 今夜は寝るときだけ水入りバケツを置かないようにしようかな。


写真は金曜日の夕方の空。 激しい雷雨がおさまった後、恐ろしいような空の色でした。

老犬ジェーン

2008-09-27 17:59:40 | 
ちょっと汚い話です。 食べながら読まないでください。

今週初めころから、ジェーンは下痢気味。 すぐに治まると信じて、消化のよさそうなレトルトフード中心のドッグフードの全量を減らして与えていました。

だんだん粘液のからむ便になって、それもあちこちに少しずつ・・・排泄もうまくいっていないようで水曜日はほとんど排泄されていないようす。

木曜日の夕方ころから、なんだか苦しそうで、歩いてもすぐに座り込んでしまう。 お天気も悪く、玄関に入れてやったり出してやったりしてもなかなか動けず、抱えるように移動させたり、ダッコして撫でてやったりしていました。

金曜日の朝は娘が遅出の出勤だったので朝一、娘の運転で獣医さんへ。 体を抱いて固定してやらないと苦しそうだったので、娘の運転は助かりました。

いつもの獣医さんは、分院ができてから院長不在のことが多かったのでしたが、金曜日は久しぶりに院長の診察を受けられました。

ときどき発作のように倒れて悲鳴をあげることも、食欲が落ちているのに粘液便が出ることも、院長の想定範囲内のことでした。

「はっきり言って、この心臓の状態で生きているのが、すごいことです。 人間ならとっくに入院して寝たきりになっています。 自力で歩けないくらいでしょう。 内臓も弱ってきて当然です。 これからも弱っていくのが自然なんです。」

院長は昔からの知り合いなので、はっきりとおっしゃいます。 いつもどおりの穏やかな温かい静かな声で、諭すようにゆっくりと。 それはまるで、「飼い主のあなたが悪いのではない、仕方のないことなのですよ」と言われているような、労りの感じられる言葉で、思わず泣けてきました。 切なくて哀しいことですが、現実を受け入れるしかありません。  

注射を2本した後、胃腸障害用のドッグフードと消化薬をもらってきました。 行きは落ち着かない様子で私にお尻を向けて抵抗していたジェーン、帰りの車の中では私の膝の上に乗ってきて顔を舐めたりして、少し元気そうになりました。 車から降りて、普通に歩いて庭に行きました。


いただいてきたドッグフード、幸いジェーンが気に入ってくれたようで、少しずつですが美味しそうに食べます。 薬は水にとかしてスポイトで流し込んでやっています。 フードに混ぜても良いといわれましたが、薬の臭いでフードまで嫌いになることがあるのでスポイトで。 あまり抵抗せずに飲んだのでホッとしました。

年をとって弱っていくのは犬も人間も同じです。 自然の流れを弱めることはできても止めることはできません。

お互い、年やもんねぇ、ジェーン。
でもできるだけ長生きしようね。





・・・と、書いているところへ訃報のメールが来ました。
大学生時代、一緒にスキーに行ったり旅行したりしていたグループの一人が亡くなりました。 以前脳梗塞で倒れた後、徐々に回復してきていたのに今度は癌におかされてしまったそうです。 卒業以来会ったことはありませんでしたが、たまたま別の友人と交流があったようでそちらからの連絡でした。
学生時代の元気な顔を思い出します。 ご冥福を祈ります。

ジェーンの発作

2008-09-02 15:12:48 | 
最初の発作は確か一昨年。急に上り坂をダッシュしてクラッと傾いてひっくり返りました。元々心臓がそれほど丈夫じゃないといわれていて、そのときも軽い眩暈でしょうと獣医さん。

2度目は昨年の春。長い長いリードをつけて散歩していた犬が数匹、一度にジェーンにとびかかってきたとき。あちらに悪気はなかったみたいですが、ビックリしたジェーンはドタッと倒れました。このときもすぐに回復。

3度目が、去年の秋の脳梗塞。数ヶ月の看病で奇跡の回復。 

そして4度目、暑い暑い日に夫がジェーンのシャンプーをした後、爪きりをしたら腰ぬかして倒れてオシッコ漏らして悲痛の叫びをあげました。

ジェーンは元々あまり吠えない犬ですが、脳梗塞と心臓病という大病をしてからは声が出ないのかと思うくらい、吠えなくなりました。ただ、ひっくり返ったときはなんとも言えない悲痛の叫びをあげます。

5回目の発作が昨日の朝。 5時半ごろ普通に起きてまた眠っていたのが、7時半頃あの叫び声が聞こえました。 あわてて外へ出ると、私の姿を見て起き上がったのですが、オシッコを漏らしてションボリしていました。

だいじょうぶだよ、だいじょうぶだよ、と慰めながら体をきれいに拭いてやって薬を飲ませて、しばらくすると急に食欲が出てきて私の手からササミのやわらか煮をしっかり食べました。

老犬介護・・・言葉がしゃべれないだけに、切なくて哀しくていつも気になります。甘えて擦り寄ってきたり、よく見えないらしい目で私を探したり、かわいくてたまりません。

今月の帰省は止めようかしら、と思いましたが、ジェーンはその後落ち着いたし、私の来るのを母は心待ちにしているし・・・。
老犬と老母を見ていると、「老いる」ということ、自分の老後のこと、友人たちの老後、・・・いろんなことを考えてしまいます。 考えても仕方ないという思いと、いやいや今からいろいろ考えておかなくてはという思いが交差。

家族と私と母のスケジュールを見て、とりあえず10日から12日に帰省することにしました。



あっちもこっちも気になるけれど、身はひとつ。
できることしかできません・・・あたりまえだけど(笑)。

ジェーン近況

2008-07-21 16:56:20 | 
大病をしてから、すっかり甘えっ子になったジェーン。
私が庭に出ると、必ず濡れた冷たい鼻先で私のフクラハギあたりをさわって、ネコのように足元にまとわりついて歩きます。

そして、夜は家の玄関に入って寝る・・というのがクセになっていました。
真夏の夜は、外が涼しくて快適なのに、夕食の後はずーっと、ベランダ越しに無言のオネダリ・・・たまに、キュンと小さな声で催促します。

エアコンは玄関までは届かないし、風の通らない玄関は、暑い。

時々、扇風機の微風をクビフリでかけてやったりしますが、呼吸が荒くて苦しそうです。 数日前に、心を鬼にして「外で寝なさい!」と言いつけ、オネダリを無視しました。 それでも気になって、何度もそぉっと外へ出て、水を換えてやったり呼吸を確かめに行ったり。 やはり、とても穏やかな寝息で眠っていました。

夜の外の涼しさがようやくわかったのか、この3日間、オネダリは夕食後のオヤツだけになっています。 太りすぎないように食事の量を減らし、夕方は家の前の道を首輪なしで行ったり来たりさせていますが、この暑さでも食欲は旺盛・・・何も食べなかった頃のことがウソのようで・・・ありがたいことです。
(カラッポのエサ容器をひっくり返したりして、騒々しい催促・笑)




8月の展覧会がもうすぐ・・・。
展示作品はすべて完成してパッキング済み。 
案内ハガキ郵送、名簿チェック、売り物エハガキ袋詰め。
手づくり絵本講座のキット(21セット)は昨日で完成して講座用の画材などの荷造り。
絵本の冊数をチェックして箱詰め。
今朝はミニ・コピー絵本の製本をしていました。

去年はジェーンも一緒に帰省したなぁ・・・いろんなことがあったなぁ・・・・・・
と、思い出したり、今年の不在中のジェーンのことを心配したり、展覧会直後に遊びにくるという息子一家のための寝具などをチェックしたり、まだまだし忘れていることがたくさんありそうで、気の抜けない日々。



ジェーンが暑い夏を乗り切って、留守中も無事で元気でいてくれるよう、祈るばかりです。

春なのに

2008-04-11 17:26:26 | 
春真っ盛り。
お花見シーズンも終わって、入学式らしい親子連れも見て、外出にコートがいらなくなって、・・・今日も風は強いけれど暖かい日差しの一日でした。

春らしい風景とは裏腹に、私ったらウキウキすることもなく笑顔になることもなく、タメイキばっかりついて、日々を淡々と過ごしています。 冷静に見ると大して面白くもないお笑い番組を無理やり見て一人で大笑いしたりして、娘に「病んでるね」と言われてしまいました。

時間がどんどん過ぎてゆくのに、私一人が取り残されてゆくような寂しさと恐怖感と諦めと・・・いけませんねえ、こんな状態。 

で、しょっちゅう庭に出てみます。 ジェーンが少し元気をくれます。
去年の秋はジェーンの病気でチューリップも何も植える余裕がなかったのに、一昨年植えてからほったらかしだったワインレッドのチューリップが一輪、いつの間にか小ぶりな花をつけていました。 
一輪で寂しそう・・・来年の春にはチューリップだらけの庭にしてあげるわね。

と、写真を撮ろうとしたら、タイミングよくジェーンが横で大あくび・・・。
カメラがジェーンに向いてしまいました。

ジェーン、ちょっと笑わせてくれて、ありがとう。
さあ、元気を出して、またお絵描きでもしましょう。