前回の発作をきっかけに、外で排泄するたびにメマイを起こして倒れるようになってしまったジェーン。 いよいよ家の中で生活することになりました。
と、言っても、もともと屋外犬なのでトイレの躾けもされていないし、床は滑るし、段差が危ないし、・・・ということで、玄関が「ジェーンの部屋」になりました。
冷たいタイルの上を好むことが多いので、玄関の床の半分にカーペットを敷き、温感マット(体温で暖かさを保てるようになっている犬用のマット)を二枚、毛布、新聞紙、タオル、古セーターなどを敷いてあります。
玄関がほんのり暖かくなるように、PC部屋で使っていた遠赤外線温風ヒーターもジェーン専用に。
水飲み用の器は、ひっくり返さないように隅っこに置いて、水は少なめ。
すぐに届くところに、犬用ウェットティッシュ、新聞紙、古布、スポイト(吸い飲み代用品)、ティッシュ、お気に入りのオヤツ「さや」と「豆乳ボーロ」。
先日、息も絶え絶え、苦しがったときに体じゅうをマッサージしていたら、お腹が張っていて便秘だとわかりました。 お腹をマッサージしながら、お尻の穴を刺激、しまいにはウェットティッシュを指に巻いてほじくってやったら、ようやくウンチが出ました。 やっと落ち着いて楽そうに食事ができるようになりましたが、次の日も難産のような排便、三日目にはホジクリ作戦も効果なく、獣医さんに緘下剤を処方していただきました。
緘下剤を飲ませた次の日、玄関はウンチまみれの惨状・・・(笑)。
床やマットや毛布やセーター・・・、ジェーン自身も首輪、お腹から足、口の周りまで・・・。 お湯を入れたバケツとブラシとタオルでジェーンの体をまずきれいにして、こびりついてとれないところは毛を少し切り取ったり(ベビー用爪切り鋏)。 床はブラシと金属タワシ。 古布とタオルと古新聞が山のように積みあがって、一時間以上かかってようやくまた快適空間に。
それにしても、緘下剤がこんなに早く効くとは・・・!
掃除しながら、ジェーンに「よかったねぇ、よかったねぇ」と繰り返し言いました。
昨日の午後、いつもの獣医さんが大きなベンツでナース付き往診に来てくれました。 いつもは相談と薬をもらうだけだったので、診察は久しぶりでした。
ジェーンの体をあちこち触ってみたりつまんでみたりして、「驚いた! 脱水症状も起こしていないし、痩せすぎてもいないし、心臓病もそれほど進行していない・・・。これならまだまだ大丈夫!」
でも、あんな大病をして心臓は相当悪いし、老齢だし、メマイで倒れるのもオネショするのも吐くのも便秘や下痢も、「何があってもおかしくない」体であることには変わりない・・・と。
うれし涙が出そうでした。 念のため、と、点滴と注射をしてもらって、「いつでも電話して。この心臓では来院するのは無理。往診するから。」と、「お友達価格」の往診料。
夜になって、やっぱりお腹が張っていて苦しそうなので、緘下剤を飲ませました。
夜中も今朝も、何度も何度も様子を見にいきましたが、眠り続けているだけ。
お昼ごろ、ようやく起きたのでお腹の張り具合を見てもう一度緘下剤。
外へ行きたがるのでついていき、倒れそうになるのを支えながら、排便したそうなジェーンを手伝っていましたが、やっぱり出ません。 玄関の新聞紙に大量のオシッコをしただけで、力尽きてまた寝てしまいました。
昨日からほとんど食べていないのでウンチも出ない。 出ないから食べられない・・・という感じです。 「あまり食べなくても、今の状態なら心配ない」と言う獣医さんの言葉を思い出して、今日はずっと様子を見ています。
見ていても辛いですが、以前のように自分を責めたり暗くなったりしないようにしよう・・・と思っています。
ジェーンも私も、できるかぎりがんばっていますから。
今日は、少しでも楽になるように祈りつつ、時々マッサージをしてやっています。
気になって絵本どころではありませんが、何かやらなくちゃ・・・と、机に向かっています。
ママがんばるからね、ジェーン・・・。