一件落着

祭日（建国記念日）入院生活9日目。

体重、体温、血圧など安定している。しかし、かれこれ1週間、出てくれない。これも治療の副作用というけれど、昨夜はお腹がはって熟睡できなかった。夜中に、もしかしたら…と思って、1時間おきに試みたけれど、出る気配なし。

軟らかくする薬も飲んでいる。更に昨日は、コーラックに似た小さな粒を2個。きっと朝にはスッキリ…と願ったが、ダメだった。

朝食中に、

あれっ、いけるか？

お食事中だけど、マナーが、とか行儀が悪いとか、私は言ったりしない。でてくれるのがいちばん大事なこと。何よりも優先して考える。だから、お願い。でてちょうだい。

身体が熱くなる。額から汗がしたたる。どれほどの重労働をしているのだろうか。自分で突っ込んで自分で笑ってしまう。マスクは汗で白色から透明に。個室でダウンのベストを脱ぎ、さらに頑張る。30分も居たかと思ったけれど、まさか…ね。きっと10分とかだろうなぁ〜

夜中、眠れなかったから、でやすいポーズは、研究済み。ロダンの「考える人」をお手本に。大事なところは、肘を左腿に。手を顎に。上半身は、左に傾斜。前後左右に揺れる。呼吸とともに。あれっ、妊婦さんみたい。

看護師さんたちは、私の顔をみる度に、「でた？」

私はにっこり笑って、両手で大きなOKを出した。