絵

私の伯母さんは、日本画を勉強し、生徒も何人か持ったらしい。私の振り袖は、彼女が一年間かけた大作だった。が、時間の経過と共に劣化し、手描きの作品は色褪せた。帯に描かれた伯母さんの作品。最近締めることが増えたこの帯を見る度に振り袖を思う。

ある日、私は日本画のワークショップを体験する。当然のように、伯母さんを想う。どんな気持ちで白地の布と向き合ったのか…楽しかっただろうな…

調布のマンションにひとり住んでいらっしゃるのだろうか？

私の父より、5歳ほど上ということは、95歳頃か…今日電話をしてみた。久しぶりに聞く伯母さんの声。
やっぱり会いに行こう。

作品は、額で変わるからなぁ…

ワークショップでの作品、そのままにはしない。額を二枚、注文した。椿を描いた友達の作品は、どちらの額が引き立つのか。私の作品は？これも、また楽しい。

作品を制作するのはもちろん楽しいが、額に入れて、見ていただいて作品は生きる。

夕方、郵便局まで歩いた。撮影は一枚だけ。編集はなし。

フェイスブックを見ていて、見つけた。北秋田市？ウユニ塩原？初めてみる景色。今日の投稿だった。

検索してみる。来週はお天気がイマイチ。間に合うか。見つけることができるだろうか？出会いはあるか？