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人の間・時の間・空の間:B面

今日も 【 間 】 を縫って進もう、自分の港へ。

やっぱり冷奴

2006-08-05 00:32:04 | 今日の俳句
「冷奴越後は水の濃く匂ひ」 阿部 静雄


梅雨明けしたと思ったら、連日の猛暑
脳ミソが溶けてしまいそうな毎日です。

食事の献立も決まったものしか思い浮かびません。
そうめん・冷し中華・茄子の煮浸し・冷奴・酢の物・・・
できるだけコンロの前に立つのが短くて済むようなものばかりデスネ。

それにしても、以前から不思議だったのは
豆腐やさんに『越後屋』という名前が多い気がするのですが、どうしてでしょう?
どなたかご存知だったら教えてください。



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夏来る

2006-07-15 06:49:39 | 今日の俳句
「石塀に垂らす子の脛夏来る」 阿部 静雄

梅雨明けしたのかな?
と思わせるような暑さが連日続いています。

早い学校ではもう夏休みに入ったところもあるとか・・・

そう言えば、
汗だくになって外で遊ぶ子どもの姿を目にしなくなりました。
水筒を肩から斜にかけ、麦わら帽子をかぶり、
虫捕り網を片手に駆けまわる子どもの姿は、もはや幻想なのかもしれません。

イマドキの子どもは、
冷房の効いた快適な部屋でテレビゲームでしょうか・・・。
そんなことは、老後の楽しみにとっておきなさい!


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懐の深い花

2006-06-20 04:49:45 | 今日の俳句
「住み古りて色さだまりぬ濃紫陽花」 阿部 静雄

紫陽花が美しい季節になりました。

庭の端っこのジメッとした場所に咲くイメージの紫陽花・・・
昔は好きになれませんでしたが、
最近は年齢を重ねたせいか美しいと思うようになりました。

七変化と言われるほど色を変える花ですが、
そのせいか紫陽花には、人を包み込んでくれるような優しさというか、
“変わってゆくこと” を許してくれる懐の深さのようなものを感じます。



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阿部静雄さんの俳句を、只今 展示しています。

肉体の親・魂の親

2006-06-11 07:12:11 | 今日の俳句
「子二人に即かず離れず蟇」 阿部 静雄


親子といえども別人格。
あたりまえのことですが、ちょっぴり寂しいことでもあります。
親はわが子に肉体を分け与えましたが、その魂は彼らが天から預かってきたもの。

ですから、わが子を自分の思い通りにしようとすることに、
そもそも 大きな間違いがあるのかもしれません。

親にできることは、わが子の健康な肉体を保ってあげること。
そして、健全な魂に育つよう 信じて見守ってあげること。

自分自身に言い聞かせる今日この頃です。



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ツバメ

2006-05-29 12:51:35 | 今日の俳句
「畦焼きのツバメ印の燐寸かな」 阿部 静雄


飛び交うツバメが目に付くようになりました。
軒先にツバメが巣を作ると、その家は栄えると聞いたことがあります。
わざわざ台座などを作って燕を迎える家や商店なども見かけます。

あのツバメも、
昨年のスマトラや今回のジャワ島の地震を見てきたのかな・・・
と思うと何だか とても切なくなります。

南国から来たツバメを、優しい気持ちで迎えてあげられる
今の幸せに感謝したいと思います。

さえずりの聴こえるころ

2006-05-24 16:12:56 | 今日の俳句
「囀に またも目がゆく厨かな」 阿部 静雄


鳥の声というのは不思議なもので、
一瞬のうちに高原や森の中へ連れていってくれます。

むかし・・・
浦佐の新幹線のりばで流れている
“カッコー カッコー”をはじめて聞いた時、
本物だと勘違いして大感激したのを思い出しました。
よく考えたら、いくら自然がいっぱいでも
駅でカッコーまでは鳴かないですね・・・



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闘牛再開

2006-04-30 11:33:25 | 今日の俳句
「闘牛の固き乳房へ山の虻」 阿部 静雄


国の重要無形民族文化財にも指定されている【闘牛】が
新潟県中越地震の被害を乗り越え、本格的に再開されます。

以前、見に行ったことがありますが迫力満点でした。
山あいの闘牛場に、威勢のよい勢子(せこ)の声が響き渡り、
老若男女 村人が一緒になって真剣に応援する・・・

あの日の活気が再び戻ってきます。
詳しい日程などはこちらをどうぞ!




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草食猫

2006-04-21 11:52:21 | 今日の俳句
「恋猫の胴すこし伸び戻りけり」 阿部 静雄


我が家の猫 [ふく] は もとノラ猫。
拾ってきた当初は、食いだめしようとするノラ猫の習性か、
何でもよく食べ、量も半端じゃありませんでした。

それが今では・・・
贅沢になって、決まった銘柄の缶詰しか食べず、
好物はなんと茹でた小松菜と蒟蒻。
健康的な草食猫になりました。



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