goo blog サービス終了のお知らせ 

人の間・時の間・空の間:B面

今日も 【 間 】 を縫って進もう、自分の港へ。

自分の鏡

2018-01-04 22:21:36 | 今日の俳句
期待したリアクションが相手から得られない時
特に「常識からして、こうあるべきだよなぁ・・・」などという時
とかく相手を責めたり、腹を立てたりしがちだけれど、
意外と、そうさせない理由が自分の方にあったりする。

「自分」を自分自身でみることは出来ない。
常に誰かを通して知る「自分」が本当なのかもしれない。




分かれ道の連続

2017-12-23 01:06:29 | 今日の俳句
朝食の後のお茶を何にしようか・・・
ルイボスティー?ウーロン茶?紅茶?それとも黒豆茶?

どちらの道から駅に行こうか・・・
大通り?それとも裏道?

ランチは何にしようか・・・
コーンと醤油のパン?それとも玄米ロール?

落ちているごみ・・・
拾う?見ない振りする?

トイレに携帯の忘れ物・・・
届ける?知らんふりする?

出そうと思っていた手紙・・・
今晩書こうか?それとも見送る?

あの案件のお返事・・・
やる?やらない?

決めるのはぜんぶ自分。
常に別れ道があって、そのたびに小さな選択、大きな選択をしていく。

その選択の積み重ねが自分を創っていく。
私たちは、自分の選択で、なりたい自分になれるということ。

木の本意本状

2015-01-06 05:55:46 | 今日の俳句
気持ちの良い天気だったのでお散歩に出かけました。

木々は、すっかり葉を落とし、形が顕わになっています。
葉や実などの特徴を無くした木々は、一見して何の木か分からないことがあります。
けれども、その立姿や幹の肌で「あぁ、あの木か・・・」と思いあたることも多いんです。

どの木も細い枝先まで緊張感に満ち、凛としていて美しい。
春へのエネルギーを密かに蓄え、静かだけれど強さを感じる。

冬の木はどれも美しいなぁ・・・




「 誰もみなその名を問ひぬ大冬木 」 みどり
  ※季語:冬木







郊外感

2014-10-30 16:43:23 | 今日の俳句

「朝涼やまづ糠床に手を入れて」

「桐の花廃車を畑の小屋とせり」
 
「鶏小舎にほとほと落ちて柿の花」   みどり


都会は好きになれない。
かといって、山奥にもきっと住めない。

自然とゆるやかにつながる郊外が居心地がいい。

うち捨てられたもの。
ひたむきにこなす日々のこと。

そのような日常を、平明で静謐な言葉で紡ぎだせるようになりたい。


二日の居場所

2013-01-03 06:45:17 | 今日の俳句
正月二日はどうしても外せない予定があります。
それは・・・家に居て箱根駅伝をみること。
目の前にお雑煮やらおせちやらをズラ~ッと並べて、
日がな一日ほぼ目を離さずに観戦します。
おそらく沿道に観戦に行っているだろう友人もいますが、
「暖かい部屋で飲み食いしながら、ベストアングルでみるのが一番いいよねぇ~」と
スポーツ観戦の臨場感を知らない者の意見をヘーキでのたまっています


子供たちはそれぞれ出かけたり、部屋にこもって楽器を鳴らしていたり
猫たちも、何か所かのお気に入りの場所を移動しながら過ごしています。



   “ 三匹も二日の居場所持ちにけり ”   木の実

「二日」が新年の季語です。元日や一日はもちろん、四日くらいまでは季語になるそうです。

“と” か “を” か?

2012-09-27 17:49:31 | 今日の俳句
ここ数日間、きれいな夕焼けが続いていますね。
秋の夕焼けは、ちょっと淋しくて感傷的。
でも、そんなところが大好きです。

先日、成田空港の展望デッキにて、飛行機の離発着を眺める機会がありました。
そうこうしているうちに、空はきれいな夕焼けに・・・

    “ 大夕焼やがて機体を同化せり ”  みどり

「 機体と 」の方が、自然で分かりやすいのですが、なぜかしっくりしないのです。
大空いっぱいの夕焼けに機体が吸い込まれてゆく様子、
夕焼けが主体となって機体を取り込んでいく感じを、どうしても表現したかったので、
迷いに迷った末「 機体を 」に決めました。